2017.12.15

94-10 山塘船から見た風景(中国・蘇州)

9410szcvfb

山塘河の遊覧船・山塘船に乗っている間に撮った何枚かの写真の中で、比較的見映えがよかったのがこのショットです。運河に面して道があるので街並みが運河に対して表の顔を向けており、水面に覆い被さるかのような大きな木々の豊かな緑が見え、中国風の東屋のような物や大きくアーチを描く古そうな橋も見えています。

が、運河に面した小さな広場のような場所いっぱいに、近隣住民が洗濯物を干しているのが見えているのがマイナス・ポイントです。特に欧米先進国では、外から見えるような場所に洗濯物を干すという行為は、景観を損なうものという考え方があり、高級住宅街等では罰金を科されたりするケースもあるようです。一方で、(私は実際に行って見たことはないのですが)イタリアのナポリ等では、高い建物に囲まれた狭い路地の上空いっぱいに洗濯物が干してある光景などが名物で、ある種の風情になっていたりもします。都市景観の価値は必ずしも「美しさ」だけとは限らない、ということなのでしょう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017.12.14

94-9 山塘船(中国・蘇州)

9409szcstb

山塘河を行き交う遊覧船で、前回の画像(94-8)に映っていた切符売り場の辺りと、街外れにある景勝地「虎丘」の間を1時間弱かけて往復しています。

船から見える運河沿いの風景に、ため息の出るような美しさ…はなく、あるのは外壁が汚れ、朽ちた街並みの裏側と、この運河の水で洗濯をしたり(この水で洗った服を着る、という感覚は私には考えられませんが!)、運河に面して洗濯物を干したりしている庶民の日常的な暮らしという、生活感溢れるものです。それはそれで興味深く、風情がありますが。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017.12.13

94-8 山塘老街(中国・蘇州)

9408szcsls

山塘河に沿ってはいますが、水辺ではなく、商店が両側に建ち並ぶ細い道です。観光客で混雑する通りは、日本でいうところの寺社の参道のような賑わいを見せています。画面右側に見えているのが遊覧船(山塘船)の切符売り場です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017.12.12

94-7 山塘河・その2(中国・蘇州)

9407szcsc2

山塘河を、商店が建ち並ぶ水際の歩道の視線で撮った画像です。水面には遊覧船が行き交い、運河一帯には赤いランタンが飾られるなど、楽しげな賑わいの感じられる風景です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017.12.11

94-6 山塘河・その1(中国・蘇州)

9406szcsc1

山塘街に沿った運河・山塘河の水面が見えるようなアングルで、橋の上から撮った画像です。山塘街一帯は蘇州の人気観光スポットで、運河には遊覧船(山塘船)が運航されていますが、右側にその発着場があります。左側には運河にせり出したバルコニーのような場所にテラス席が設けられ、水際に憩いの空間が創出されています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017.12.10

94-5 橋の上から見た山塘街(中国・蘇州)

9405szcvfb

「山塘街」は、唐代を代表する詩人である白居易が蘇州の長官であった時代に、運河(山塘河)の開削とともに建設した道で、総延長は約4kmあるそうです。明清代に入り山塘河が重要な物資運搬路となると山塘街は大いに栄えたとのことで、1985年以降古い街並みが残るように修復が進められ、2014年には「大運河」の一部として世界遺産に登録されています。

この風景は、山塘河に架かる大通りの橋の上から運河沿いに並ぶ建物群を眺めたものです。白い壁に、同じカーヴで揃えられた瓦屋根が、微妙に高さや位置を変えて延々と連なっている姿は、山脈の稜線のようにも見えて壮観です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017.12.08

94-4 外城河沿いの遊歩道(中国・蘇州)

944szcpac

ここ数日にわたってご紹介している「外城河」の北側には、水辺の遊歩道が整備されています。

手前の柵の中華風の意匠、対岸の城壁と城門、さらにあまり澄んでいない空と水の色、朝靄の感じまでもが日本と異なって見える、エキゾティックな風景です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017.12.07

94-3 外城河(中国・蘇州)

943szccfc

東西に約3km、南北に約4kmの広がりを持つ長方形の蘇州の旧市街は、ちょうど日本の城下町における外堀のような感じで、外側をこの「外城河」と呼ばれる運河に取り囲まれていますが、前回(94-2)触れたとおり、この運河は北側で蘇州駅南側の駅前広場に接していて、ちょうど駅舎に正対するようにこの城門のような構造物が鎮座しています。

歩行者のための巨大な広場と運河の間は、電動スクーター専用道がある以外、隔てる車道がなくとても静かな駅前広場で、この駅と運河の位置関係は、イタリア・ヴェネツィアのサンタルチア駅のことを思い起こさせました。ちなみに蘇州はこの「外城河」以外にも街じゅうに運河が張り巡らされていて、「東洋のヴェネツィア」と呼ばれているらしいです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017.12.06

94-2 蘇州駅の外観(中国)

942szceos

前回(94-1)ご紹介した蘇州駅を出て、南側から少し離れて見るとこんな感じで、ギザギザの天井の外観はこうなっています。駅舎の正面には、かつてご紹介したJR平泉駅と同じく、歴史を感じさせるようなフォントで書かれた駅名標が掲げられています。駅舎も十分巨大ですが、駅全体を北側に大きく移動して設けられたらしい南口の駅前広場も歩行者専用のだだっ広い空間で、車は全く乗り入れず、電動スクーターの専用道のみに接しています。この電動スクーターというものは、現代の中国ではかなり普及しているようで、排気ガスも騒音もなく環境にやさしいという点でかの国に適した乗り物だと思うのですが、それなりのスピードで音もなくいつの間にか背後に近づいてくるので街なかを歩いている時には注意が必要です。

そして広場はその南端部で、蘇州旧市街を取り囲む運河に面していて、運河沿いには画像のように美しく緑が整備された遊歩道が設けられています。この運河については、次回以降詳しくご紹介していく予定です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017.12.05

94-1 蘇州駅構内(中国)

941szcstn

まず年内は、蘇州の風景をお届けしていきます。

中国随一の大都市・上海に隣接するという地の利を有する蘇州は江蘇省における経済の中心で、市内総生産は国内第6位、都市圏人口では同第16位という、それなりの大都市です。日本と中国では「市」という行政区分の概念が異なるので人口の単純比較はできませんが、市内に現在地下鉄が3路線走っている程度の規模の街(日本なら札幌、福岡と一緒)と考えていただければわかりやすいのかもしれません。

とはいえ、上海に比べたら小さな都市だから、その玄関口となる駅でもそんなに混雑してないだろう…と高をくくっていたら…この有様でした。天井が高く、明るく開放感に溢れたこの蘇州駅の出発階は、一段高い位置に設けられたフード・コート内も含めた広大な空間がすべて人で埋め尽くされていて、空いているベンチも見つけられないほどでした。そしてデー・タイムだというのに上海方面への高速鉄道は2~3分おきに発着していくという忙しさです。

「人口が多くて、たいへんだ。」 これが中国という国に対して、私が抱いたいちばん強い印象でした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017.12.01

アーバン・ツアーズ 2017-2018年末年始SP 蘇州・杭州の風景

みなさま、こんにちは。当サイトはこの度、今年の夏にお送りした「上海の風景」に続く中国進出シリーズ第2弾として、「蘇州・杭州の風景」をお届けいたします。

上海から高速鉄道に乗ればわずか約30分で着く蘇州、約1時間の距離の杭州は、どちらも過去に都が置かれたことがあり、比較的新しい街である上海と違って長い歴史を持つ都市です。そんな中国らしい歴史的な雰囲気を感じられる2つの古都、運河と庭園の街・蘇州と、名勝・西湖を望む街・杭州の風景を、12月5日(火)より、年をまたいでお送りしていく予定です。お楽しみに!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017.08.30

93-28 上海虹橋駅(中国)

9328shashs

中国では、日本の新幹線のような高速鉄道のネットワークがわずかここ10年の間で急速に発達し、その総延長はいつの間にか世界一となっています。ここ上海虹橋駅は、市街西郊にその高速鉄道専用の駅として2010年に新設されたもので、1630線のプラットフォームを有しています。ちなみにこの駅は国内線と東京・羽田便等近距離国際線が発着する上海虹橋国際空港に隣接しており、さらに長距離バス・ターミナルも併設されていて、上海における長距離交通の拠点が1カ所にまとまった、利便性の高い鉄道駅です(地下鉄も、現在2路線乗り入れています)。

画像は出発階コンコースのものです。この駅はとにかく巨大で…これは中央付近から片側を撮ったショットなので、後ろにはこれとほぼ同じ広さの空間があると考えていただくと、いかに大きいかがおわかりいただけるかと思います。中国人は国威発揚のためにとにかくバカでかい建物を造りたがるのかなぁ、と若干鼻で笑っていたのですが、実際訪れてみると日本の10倍以上の人口を持つこの国は鉄道利用客の数も半端ではなく、それを捌くためにはこれだけの容量が必要なんだろうな、と理解することにしました。

この施設のスケール感は鉄道駅のものというより、むしろ空港を思わせます。そう、中国で高速鉄道に乗るということは、ほとんど飛行機を利用するのと同じ感覚(いくつもの煩わしい手続きが必要、という意味で)と考えるとよいと思います。第一に、基本的に全席指定となっているので、混雑が予想される列車に確実に乗りたければ、できるだけ早く座席を確保しておく必要があります。(予約サイトはあるのですが中国語のみで、しかも外国人にとっては事実上オンラインでのチケット購入は困難なようです。現地で直接駅へ行っても外国人は自動券売機では購入できず、有人窓口に並ぶ必要があります。クレジット・カードは使えず、必ずしも英語が通じるとは限らないようで、中国語でやりとりしないと…。)第二に、高速鉄道の駅は既存の在来線の駅とは異なり、都市の中心部から離れた場所に設けられていることが多いようです。第三に、駅構内に入るためには手荷物のX線検査を受け(これは市内の地下鉄に乗る時も一緒ですが)、パスポートを見せる必要があり、そのための行列に並ばないといけません。第四に、駅は出発階と到着階が明確に分かれていて、列車に乗る時は上からプラットフォームへ下り、列車を降りたらプラットフォームから階下へと下り、駅を出るという一方通行になっていて、完全に動線が分かれている模様です。第五に改札口は、空港の搭乗ゲートのように、各プラットフォームの真上のみに、それぞれ分散して配置され、通常発車時刻15分前までは中に入れず、画像のような巨大な待合スペースで待機するシステムになっていて、3~5分前には改札が締め切られてしまうようです。…他にも共通点はあるのかもしれませんが、とにかく自由席のある日本の鉄道のように、思い立ったら1分前でもすぐに乗り込めるような気軽さはありません。

 

さて、今回のシリーズはこの上海虹橋駅の記事で終了となりますが、近い内に、この駅から高速鉄道に乗って日帰りで行ける上海近郊の都市の風景もご紹介していきたいと考えています。お楽しみに。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017.08.29

93-27 上海老街(中国)

9327shasot

豫園や老城隍廟を含むこの一帯は、明代に築かれた小さな卵型の城壁都市でした。上海に外国の租界が次々と生まれてからも、城壁内だけは中国人の居住区としてそのまま残されたため、現在も木造建築が軒を連ね、古い上海の風情を伝える旧市街となっています。

そんなエリアを東西に横切るこの方浜中路(上海老街)は、100軒近い土産物屋が並ぶ通りです。沿道の軒先や街灯には無数の赤いランタンが吊り下げられて華やかさが演出されている一方、下町的な庶民の生活感に溢れていて、背後に聳える近代的な高層アパート群との、スケールや時代感のギャップが凄いです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017.08.28

93-26 旧校場路の風景(中国・上海)

9326shaooy

豫園商場の外周にあたる街路の景観で、反対側にはこれまで取り上げてきたような(93-2224)豫園商場の高層建築が建ち並んでいます。この風景は、同じ高さに並び、同じ大きさに揃えられた商店の看板が、まるでキャンディのパッケージのような、ポップでカラフルな色どりに輝いているのが可愛らしく感じられて、思わず撮ってしまったものです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017.08.27

93-25 豫園商場内の通り(中国・上海)

9325shapiy

豫園商場一帯は、いわば迷宮です。道は複雑に折れ曲がり、地図上では道路して描かれている通りが、実は車など通れそうもないほどの細い路地で、しかも上空に建物が覆い被さっているトンネル状の通り抜け空間だったり、かと思えば突然小さな広場が現れて急に視界が開けたり…。そんな空間を、両側にびっしりと並ぶ店舗を冷やかしながらそぞろ歩きするのが、楽しいと言えば楽しいのかもしれません。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017.08.26

93-24 豫園商場(中国・上海)

9324shaytm

豫園の入口側から見て、九曲橋を渡り切った場所の風景です。前々回・前回(93-22,23)の画像から既に窺えますが、この豫園商場はとにかく混雑が凄まじいのです。土曜の夕方という、私が訪れたタイミングが最悪だったのかもしれませんが…。一帯は小籠包が名物の、食べ歩きとショッピングが楽しいエリアのようなのですが、狭い路地の両側から高い建物が迫り、時には上からも覆い被さってくるような、あまりの空間の高密さと混雑ぶりに恐れをなして、何も食べることなくそそくさと逃げ出してきてしまいました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017.08.25

93-23 湖心亭と九曲橋(中国・上海)

9323shanzb

 

豫園の入口前に広がる緑波池の中心には「湖心亭」(画面左側)があります。1855年にオープンしたという老舗茶館が入り、建物自体は220年の歴史を持つらしいです。そして湖心亭には九曲橋という、その名のとおりギザギザに折れ曲がった橋を渡ってアクセスします。中国庭園などによく見られるこのような橋には魔除けの意味があるとか…。それはともかく、いくつもある橋の「角」へと進む度に、それぞれ異なったアングルの緑波池や豫園商場の風景が楽しめるようになっています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017.08.24

93-22 豫園商場と緑波池(中国・上海)

9322shapyg

上海には、豫園(よえん)という観光名所があります。明代に築かれた伝統的中国式庭園で、様々な楼閣や池、石山などが配置され、約2haとただでさえそれほど広くない園内が、壁によってさながら屋根のない部屋のようにいくつかに区切られ、それぞれに違った景色を持つといった様相を示しています。で、豫園については、個人的に満足度が低かったのでご紹介は省略させていただくとして(笑)、これからしばらくはその周辺の風景を取り上げていきたいと思います。

ここは豫園の入口の前にある「緑波池」を中心としたような「前庭」のような空間で、周囲をジブリ映画「千と千尋の神隠し」にでも出てきそうな建築群が取り囲んでいます。この地方の伝統的な建築様式を再現したらしい建物は4~5階程度とそれほど高層でもないはずなのですが、尖った屋根の先や吊り下がったランタン、壁の模様などがとにかくうるさく、密度感が凄まじいです。これらが「豫園商場」と呼ばれる無数の土産物屋が入居する一大ショッピング街で、豫園に隣接する「老城隍廟」という道教の寺院の門前町にふさわしい、レトロなムードと賑わいを見せています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017.08.23

93-21 新天地内部の風景(中国・上海)

9321shamsx

新天地の北の街区(北里)の中心部を南北に貫くメイン・ストリート的な空間で、通りに面した飲食店が並木の下にテラス席を設けています。東京・自由が丘でいうと、南口の九品仏川緑道を思わせるような、華やいだ空間です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017.08.22

93-20 新天地の噴水広場(中国・上海)

9320shafpx

新天地の中心に位置する、噴水(見えにくいですが…)のある広場です。

広場を取り囲む「石庫門」建築は…確かにヨーロッパ風ではあるのですが、具体的にどこの国や地域の建築様式かと聞かれると、どこの物にも似ていないような気がしますし、「ヨーロッパ」と聞いて連想するようなエレガントさに欠け、どちらかというと重苦しくて厳めしく、威圧感さえ覚えるような印象が何とも不思議で、エキゾティックなオリジナリティが感じられます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

«93-19 新天地の小広場(中国・上海)