2-7 日本大通り(横浜市)
延長は500mもなく、交通面での重要性は大きくないはずなのですが、幅員は36mもあり、横浜都心部の都市構造上とても重要な軸となっているのがこの日本大通りです。
まず名前からして「日本」と大上段に構えています。横浜スタジアムのある横浜公園から港に向かって延びる道で、沿道には県庁や地方裁判所、日銀支店などエラそうな施設が立地しています。明治12年にお雇い外国人の設計により造られた日本初の西洋式街路で、かつての外国人居留地と日本人居留地を分ける境界になっていたなど、歴史的にも意義の大きな通りとして、2004年に開通した地下鉄(みなとみらい線)の駅名にも採用されました。
横浜市ではこの通りのシンボル性を大いに意識しているようで、2002年には、広い幅員を生かし歩行者空間を拡幅する再整備を行いました。植栽帯を囲むフェンス(ベンチを兼ねている?)のデザインも繊細で洗練されていますね。
通りの延長上には大桟橋があり、かつては港の見える通りだったはずですが、現在は突き当たりに民間の倉庫が立ちはだかって見えません。港への視界が確保されれば、この通りの都市軸としての価値はさらに高まるのでしょう。
| 固定リンク
「旅行・地域」カテゴリの記事
「J-10 (横浜)」カテゴリの記事
- 95-4 東急田園都市線たまプラーザ駅(横浜市)(2018.05.10)
- 95-3 マリンアンドウォークヨコハマ(横浜市)(2018.05.09)
- 95-2 象の鼻パーク(横浜市)(2018.05.08)
- 95-1 神奈川県庁本庁舎と日本大通り(横浜市)(2018.05.07)
- 58-5 海の公園の駐車場(横浜市)(2008.08.26)
コメント