16-6 生け垣が魅力的な住宅街(川崎市麻生区)
東京では人気の鉄道沿線として知られる小田急線・新百合ヶ丘駅の周辺一帯は、良好な戸建住宅地が多く開発された比較的高級な郊外住宅地ですが、その中でもこの住宅街の環境の良さは群を抜いていると思います。
まず、街路と住宅の間に、単に「生け垣」と呼ぶにはあまりにも立派な、ヴォリュームのある植栽帯が設けられています。ケヤキの高木も植えられ、実に緑が豊かです。
街路は「外界」とは異なる、やや明るい色のアスファルトで舗装され、一部にはタイルも貼られて植栽帯や敷地内との空間的な一体感を醸し出しています。また、街路が緩やかな坂道になっていて、なだらかなカーブを描いているのも、直線的な道より景観的に魅力的で、ゆとりが感じられます。実際、街路をカーブさせてしまうと、その分宅地面積の割合が減り、敷地形状が不整形になる分、建物の建てにくいデッド・スペースが増えてしまうわけですから。
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