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2006年12月

2006.12.27

18-5 オールド・タウン(米国・アルバカーキ)

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サンタクロースの画像をまた一つ。25日はもう過ぎていますが、米国ではニュー・イヤーを迎えるまで飾り付けがそのままの場合も多かったように思うので、このシリーズで投稿を続けさせていただこうと思います。
アルバカーキという街をご紹介するのは今回が初めてですね。ここはニュー・メキシコ州最大の都市で、サンタフェ(2006年11月・15-8「キャニオン・ロード」参照)の隣町、というかゲート・シティとなっています。この「オールド・タウン」の街並みはサンタフェ同様、アドビー(日干し煉瓦)で造られ有機的な曲線で縁取られた、ネイティヴ・アメリカン・スタイルのこぢんまりとした建物で構成されています。それらは土産物屋やレストランになっていて、一帯の散策が楽しめます。交通の不便なサンタフェまで足を伸ばす時間のない方は、ここを訪れれば、サンタフェ気分は十分味わえると思います。
基本的にアドビーの街並みは、真夏の照りつける太陽と、真っ青な空の下でこそ映える風景だとは思っています。ただ、クリスマス・シーズンのオールド・タウンは、街中の至るところまでがきめ細やかな飾り付けで溢れています。こうした人のぬくもりが感じられるデコレーションはヒューマン・スケールの街並みにとてもマッチしているので、この季節にニュー・メキシコを訪れるのもなかなか悪くないと思います。ちょっと寒いですが。

2006年の投稿はこの記事で最後です。いつも当サイトをご覧いただきありがとうございました。それでは、よいお年を! 
(新年は元旦より営業の予定です)

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2006.12.25

18-4 バザール・デル・ムンド(米国・サンディエゴ)

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クリスマスと言えば「サンタクロース」ですね。いよいよ25日になりましたが、あなたの元にサンタさんは現れましたか?
このサンタクロースが立っているのは、オールド・タウン歴史公園という、サンディエゴ発祥の地に入植当時の街並みを再現した場所の中にある、レストランや土産物屋が集まった「バザール・デル・ムンド」(英語で言うところの「ワールド・バザール」)という一角です。
この地域は、メキシコとの国境からもほど近く、またクリスマス・シーズンでも東京の夏のような暑さになることもあるほど温暖な気候です。バザール・デル・ムンドは、日頃から南国の植物が生い茂る中、メキシコを思わせる色とりどりの景観が展開される場所だと思うのですが、そこに季節を感じさせるポインセチアやクリスマスの飾り付けが加わり、一層華やかな空間となっています。南国のクリスマスは、彩りもより濃く、深く、そして鮮やかです。

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2006.12.23

18-3 ロデオ・ドライヴ(米国・ビヴァリーヒルズ)

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クリスマスと言えば、「プレゼント」ですね。日本の「歳末商戦」にあたるのが、欧米では「クリスマス商戦」なのでしょう。映画「プリティ・ウーマン」でもお馴染みの、超高級ブランド・ショップが建ち並ぶロデオ・ドライヴでも、格好の書き入れ時とばかりに、ディスプレーにも気合いが入っています。
元々ここの街並みは、セレブ御用達の街にふさわしく白い壁で統一され、眩いばかりの美しさと上品さを醸し出していますが、車道の中央分離帯に設置されたこの飾り付けすらもゴージャスに感じられ、安っぽさという隙を全く与えません。さりげなく白く咲く花も、一際可憐に見えます。

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2006.12.21

18-2 ピア39(米国・サンフランシスコ)

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前回に引き続き、ツリーの風景です。
サンフランシスコのウォーターフロントには、番号の付いた埠頭がたくさん並んでいます。ピア39もその名のとおり、かつては港湾施設として使われていましたが、現在は2階部分に木製のデッキがぐるりと回された、こぢんまりとして親しみやすいショッピング・モールとして生まれ変わり、観光客で賑わうフィッシャーマンズ・ワーフ地区の中でも中心的なアトラクションとなっています。
エントランスに設けられた巨大なツリーの足下には、たくさんのプレゼントが並んでいますね。私が以前米国でのホームステイでお世話になったことがあるのは、私を含めても3人という家庭だったのですが、やはり人数分の何倍ものプレゼントが置かれていて、25日の朝には様々なプレゼントを渡され、それらの包みを一つひとつ開けていったのがとても楽しかった思い出があります・・・。

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2006.12.19

18-1 ワン・コロラド(米国・パサディナ)

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クリスマスと言えば、「ツリー」ですね。というわけで、まずはこの風景から。
米国のショッピング・モールには、大抵この季節になると、エントランスなど目立つ場所にこうした大きなクリスマス・ツリーが設けられます(それは日本でも一緒ですかね・・・)。
ここでは赤とゴールドの大きな球がたわわに飾られ、この2色を基調として全体的にゴージャスな雰囲気にまとめられています。
・・・早くもクリスマスをテーマに書くことがなくなってしまったので(笑)、パサディナ、およびワン・コロラドについての情報を。
パサディナは、ロサンゼルスのダウンタウンから北東へ5マイルほどの距離に位置しており、環境のよい郊外の住宅都市として知られています。90年代にNHKで放映され、人気を博した海外ドラマ「ビバリーヒルズ高校白書/青春白書」のロケも、実際にはビヴァリーヒルズよりこの街で行われることが多かったようです。毎年1月に開かれるカレッジ・フットボールの「ローズ・ボウル」、およびそれに合わせて開催される「ローズ・パレード」でも有名です。
比較的歴史の浅いLA都市圏の中にありながら、この街はかつて唯一の大陸横断道路であった「ルート66」(2006年4月・2-5「サンタモニカ・ブールヴァード」、および2006年6月・5-2「サンタモニカ・ビーチ」参照)という重要な国土軸上に位置していたためか、歴史的な建物が多く残されています。この「ワン・コロラド」は、そうした歴史的な建築を上手に保存しながら開発されたショッピング・モールの事例として知られているようです。

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2006.12.18

18「クリスマスの風景」

2006年も残すところわずか。街はクリスマスの飾り付けで溢れていますね。ここ最近日本では、住宅街でも自宅やその周りを楽しく飾っている人がどんどん増えてきています。センスも年々磨かれてきているように感じられます。個人が街の景観に対して何か貢献しようという意識が育ってきつつあるのはよいことだと思います。ただ日本人は歯止めがきかないと言うか、やりすぎてしまっている面があるような気もしますが・・・
私は米国でクリスマス・シーズンを過ごしたことが2回ほどあります。当然ながらクリスマスの本場は、キリスト教文化圏である欧米なので、クリスマスの習慣というものが日本よりも地に足が着いているというか、しっとりと生活の中に馴染んでいる感じがして、都市の風景としても心温まるものになっています。
「アーバン・ツアーズ」、2006年最後のシリーズは、米国のクリスマスの風景を中心にお送りしていきたいと思います。それでは、メリー・クリスマス!

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2006.12.15

17-7 JR根室本線高架橋(北海道帯広市)

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高架の線路を左に進めば、ほどなくJR帯広駅に辿り着けます。高架橋は支柱も、釣っている部分もどっしりとしたコンクリートで造られ、ワイヤーの繊細さを強調したような斜張橋とは違う安定感と存在感があります。よく見ると山並みと防風林(?)を象ったレリーフが彫られています(画像はクリックすると拡大します)。すべてが無彩色のモノトーンでまとめられているところが、控えめでセンスがいいなと思います。都会では鉄道の高架は日照阻害、振動、圧迫感、プライヴァシー侵害などの理由で迷惑がられることが多いですが、この高架橋はむしろ、自ら積極的に都市のランドマークたらんと指向している感じが明確にあらわれています。

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2006.12.13

17-6 レインボー・ブリッジ(東京都港区)

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東京を代表する橋と言えば・・・昔は日本橋だったのかもしれませんが、今はこのレインボー・ブリッジ(正式名称:首都高速11号線・東京港連絡橋)と言ってよいでしょう。お台場のプロムナードの延長上にこの橋が斜めに横たわり、その奥で都心のビル群のスカイラインを従えた東京タワーが真っ赤に輝いている光景は、もはや世界に誇れる東京の都市景観だと思います。
ところで、この画像のような、冬の夕暮れ時のお台場海浜公園というのも、なかなか風情があってよいものですね。

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2006.12.11

17-5 ベルシー橋(フランス・パリ)

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前回(2006年12月・17-4「アレクサンドル3世橋」)同様、セーヌ川に架かった、パリ市域の東の外れに位置する橋です。長い歴史がある橋らしく、鉄筋コンクリートでかけ直された今も、石造りだった頃のデザインを踏襲しています。
この橋で特徴的なのは、親亀の上に子亀が乗っているような2階建ての橋になっていることで、ローマ時代の水道橋のように、リズミカルなアーチを描く2段目の橋の上をメトロが渡っていきます。パリのメトロも長い歴史がありますが、この線を走る車両はモダンなスタイルで、クラシカルな橋との対比が面白い光景です。

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2006.12.08

17-4 アレクサンドル3世橋(フランス・パリ)

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パリのほぼ中心部に位置する、セーヌ川に架かる橋です。ここで特筆すべきはどっしりとした4本の列柱でしょう。これらが構造的にどの程度重要なものなのかはわかりませんが、意匠としてみた場合、柱の彫刻、そしてその頂で黄金色に輝く像は、単なる土木構造物の域を超えており、まさに芸術品そのものです。「パリで最も美しい橋」と言われるのも頷ける話です。
橋の向こう正面には、黄金色のドームを頂いたアンヴァリッドが鎮座しています。4本の列柱はアンヴァリッドへのゲートとして設けられ、その上の像はドームと調和するように造られている様子がよくわかります。

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2006.12.06

17-3 新港サークルウォーク(横浜市)

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この歩道橋の平面形状はその名のとおり、交差点の4つ角を結ぶ最もシンプルでスムーズな図形である楕円を描いています。橋は商業施設「ワールド・ポーターズ」の2階に接続して、横浜都心部の玄関口・桜木町駅から始まり、人気の観光スポットである赤レンガ倉庫方面へと続く、海沿いのプロムナードの一部を形成しています。
プロムナードのルートは、かつて横浜港へと通じていた貨物鉄道のルートと重なります(2006年7月・8-6「汽車道」参照)。というわけで、そんな歴史性を反映して、この歩道橋は鉄橋をイメージしたトラス組みのシンボリックなデザインとなっています。まあ、ちょっとごつい感じもしますが。こんな急カーブの鉄橋も不自然ですし・・・。

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2006.12.04

17-2 石川橋(石川県金沢市)

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金沢城と日本三大名園の一つである兼六園という、日本的な美を代表するような2つの空間を結ぶ歩行者用の橋でありながら、デザインは古典的な西欧風の橋で、下から見るとどっしりとしたコンクリート製のアーチが優美です。一帯のランドスケープは、百万石の城下町らしい上品さと威厳に溢れ、金沢で最も美しい場所と言っても過言でないように思いますが、この橋はそんな風景によくマッチしています。

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2006.12.02

17-1 錦帯橋(山口県岩国市)

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日本三名橋に数えられる、5連のアーチが見事な太鼓橋です。横から見た時だけでなく、下から覗いた時の、精密機械のような裏側の構造の緻密さも印象的です。
遠くから見ると美しい太鼓橋ですが、実際に渡ってみると・・・やっぱり橋はフラットな方がいいな、と思ってしまいます(笑)。アップダウン(しかもアーチなので傾斜が一定でない)の繰り返しは結構疲れますし、手すりが低く、ちょっとした恐怖感もあります。
2年前、約半世紀ぶりの架け替えを終えたばかりのこの橋を渡るには「入橋料」が必要です(2006年夏現在、往復300円)。しかし、橋を渡った先にある城下町の武家屋敷街は「庭園都市」と呼びたくなるほど植栽が美しく、大きな噴水で水遊びが楽しめる吉香公園も立派です。庭園への入場料と考えれば、まあ納得できる額です。

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2006.12.01

17「架け橋の風景」

橋とは、分断された2つの空間をつなぐ役割を果たすありがたいインフラですが、下から見た場合は逆に空間を分け、自らがその境界のゲートとなるという存在でもあります。そして、重力という目に見えないものを、構造体という形で表現するそのシルエットは、力強く、美しいです。
今回は、都市の中で、遠くからもよく目立ち、美しいランドマークとなっている、橋の架かった風景をお届けしたいと思います。

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