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2007.07.28

32-8 盆栽町かえで通り(さいたま市)

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「盆栽町」とは変わった地名ですが、その由来から。

大正14年、東京からこの地に数軒の盆栽業者が移り住んできました。その数は次第に増え「盆栽村」が形成されるようになりました。戦前は30数軒の業者があり、当時の村の内規によって、業者だけでなく住む人たちも多かれ少なかれ盆栽を持っていたという地域だったそうです。昭和15年には「盆栽町」が行政上の町名となり、現在も6軒の盆栽園が残っています。この街はまた、旧大宮市内有数のお屋敷街としても知られています。

この街を開拓した人々には先見の明があったようで、この街の道路幅は当時造られたそのままのもので、道の両側には木々が植えられ、通りには「かえで通り」など木の名前が付けられています。通りの並木、丁寧に刈り込まれた足元の低木植栽、各戸の庭の木々が一体となって(よくよく見ると、道路の舗装の隙間からもわずかに草が顔を出しているようです)、全体として柔和な印象を与え、かつ変化にも富んだ、箱庭のような美しい街路景観が形成されています。さすがは「盆栽」という日本の美の極致のような芸術品に理解のある方々がお住まいの地域だ、と感心してしまいます。

今回のシリーズでは、これまでなかなか取り上げる機会のなかった埼玉県内の風景を、一挙に3ヶ所もご紹介できて、よかったです。

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