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2007年9月

2007.09.28

36-9 六本木ヒルズのベロ・タクシー(東京都港区)

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これが21世紀型の自転車タクシーです。「ベロ」とはラテン語で自転車のことらしいです。六本木ヒルズは2003年のオープンと同時に、周辺でこのようなベロ・タクシーのサーヴィスをはじめました。全国の他の観光地でも似たようなスタイルのものが見られるかと思います。

この自転車タクシーは、前回(36-8)のようなアナログなものと違い、スマートでファッショナブルな感じがします。乗り物としても単なる自転車以上の、様々な技術的な工夫がなされているようです。これならなんだか未来的でおしゃれな感じがするので、新鮮な感じがしてちょっとは乗ってみたくなるのかもしれませんね。私は乗っていませんが。

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2007.09.26

36-8 自転車タクシー(米国・サンディエゴ)

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(以下、にしおかすみこ風に)

最近、自転車タクシーなんていう乗り物に乗ったのは、何処のどいつだい?

・・・アタシだよっ(苦笑)。

いえ、別にこんな特別速くもないし、安くもない乗り物に、乗りたくて乗ったわけじゃないんです。経緯はこうです。

サンディエゴの街でフェリー乗り場を探して歩いていた私は、海岸沿いの一本道に出ました。出港時刻は迫っていましたが、乗り場がどっちにあるのかわからない。そこへ画像右側の青年が運転する車がやってきました。私は方角を聞きました。彼は自分も向かっているところだから乗っていくようにとしきりに勧めました。私はもちろん断りました。

しかし、一本道で同じ方向に進もうとし、しかも私の早足と彼が自転車を漕ぐスピードがほぼ同じなので並んでしまい、なんか気まずいのです。「やっぱり乗れば?」彼が言ってきます。「小銭がないから」と私。「フェリーのチケットを買ってから払ってくれればいいよ。チップくらいでいいからさ。」

・・・というわけで乗ることにしました。自転車タクシーのスピードは、自分で運転する自転車よりもはるかに遅く、加速するまでにイライラするほど時間がかかる実にのんびりした乗り物でした。正規の料金なら乗車時間(5分程)からいって20ドル程度は払わなければいけないようだったのですが、彼にとっても回送運転のようなものだったから、と思い、4ドルだけ渡すことにしました。

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2007.09.24

36-7 ケーブル・カー(米国・サンフランシスコ)

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これこそが、日本で言うところの「ケーブル・カー」です。

私は、サンフランシスコへ行くまで、「なぜただの路面電車を、わざわざケーブル・カーと呼ぶんだろう?」と勘違いしていましたが、実際に訪れてみて気付きました。サンフランシスコの坂の勾配は、ケーブルの助けのない、ただの路面電車では登れないほどきついのです。

このケーブル・カーは、ハイテク全盛の時代にあって、手造り感に溢れ、血の通った感じがするとても愛すべき乗り物です。運転台のあるオープン席に座ると、すぐ目の前を並行して車が通り抜けるなど、スピードが生で感じられ、結構スリルがあります。サンフランシスコでいちばんエキサイティングなアトラクションは、もしかしたらこのケーブル・カーに乗って次々と移り変わる街の景色を楽しむことなのかもしれない、なんて思いました。

ところでこの乗り物、特に観光用のためにあるというわけではありません。ルートは都市の中心部を通っているので、市民の生活の足として機能していても別におかしくありません。ただ、一時期の東京の「ゆりかもめ」のようにあまりにも観光客に人気が高く、乗るまでには長い行列に並ぶ必要があり、途中からは満員で乗れないこともあるなど、必ずしも都市交通としての使い勝手はよくないのかもしれません。

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2007.09.21

36-6 セントーサ島のケーブル・カー(シンガポール)

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今回取り上げたいのは、ウォーターフロントの景観でも、手前でたむろしている少年たちでもありません。何だかスケール感が狂わされてしまいますが、画像の奥の方で電飾のように小さく見えている「ケーブル・カー」が今回の主役です(画像はクリックすると拡大します)。シンガポールのウォーターフロントにある地下鉄の終着駅と島全体がテーマパークのように開発されたセントーサ島を結んでいます。

ちなみにこの乗り物は日本では「ロープウェイ」と呼ばれることが多いと思います。この2つは見た目は全く異なるのですが、同じく山を登り主に観光用に設置されるという、目的は共通する乗り物なので、ちょっと間違いやすいですね・・・。

それはともかく、この乗り物で特筆すべき事項は通過する位置の高さで、水面から最も高い所では91mもあるそうです。というわけでかなりのスリルがあり、画面に見える太い支柱の上部に近付いていくと「ぶつかるんじゃないか」という恐怖が、そして同じく支柱の上を離れる時はあまりの高低差の激しさに「このままフリーフォールのように突き落とされたらどうしよう」という恐怖が味わえます。

廻っているゴンドラの中には、私は乗らなかったのですが、天井や足元も含めて全面ガラス張りのものもあるそうです(別料金)。米国でも、特にラスヴェガス等で顕著ですが、シンガポールのように歴史の浅い観光都市では、観光の目玉を作ろう、作ろうとするあまり、何かと刺激の強いものを導入したがる傾向があるように感じられます。

さりげなく、アジア進出を果たしましたので(笑)、記事の最後にご報告しておきます。

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2007.09.19

36-5 眉山ロープウェイ(徳島県徳島市)

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「眉山」は、最近松嶋菜々子さん主演の映画のタイトルにもなった、徳島の市街地のすぐ背後に聳える小高い山です。ここから眺める徳島の街は、雄大な川の流れと複雑な海岸線の形状が印象的です。

この割と新しいデザインのロープウェイは、2台が連なって移動するようになっています。私が乗った時に誘導されたのは、山側のゴンドラでした。「これじゃあ前のゴンドラが邪魔して下がよく見えないんじゃないか?」と損をしたような気になったのですが、心配は無用でした。動き出すや否や、2台のゴンドラは自動で上下に階段状にずれて、山側のゴンドラからも景色が楽しめるようになっていたのでした。面白いな、と思ったのですが、そんな大げさな仕組みを導入してまで2台同時に運行しなくちゃいけないのかな、という疑問を感じなくもなかったです・・・。

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2007.09.17

36-4 ゲッティ・センターのトラム(米国・ロサンゼルス)

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前回(36-3)の「エア・トレイン」同様、今回も無料、かつ無人運転の乗り物です。

トラムは、丘の上にあるゲッティ・センターと、ふもとにある駐車場やバス乗り場とを結び、斜面に沿ってくねくねと登っていきます。発車する際は何の前触れもなく突然ドアが閉まって、静かに動き出します。

運転手のいない乗り物というのは、何だかそれ自体が意志を持って動く生き物のように見えて、SFアニメの香りがします。画像のように、「軌道」や「車両」といったアナログな感じのする用語が似合わないような、ハイテクかつスタイリッシュな印象を与える、片持ち梁で支えられた屋根や、車体や、プラットフォームのデザインもまた未来的です。

※関連バックナンバー 3-2「ゲッティ・センター」12-6「ゲッティ・センター」

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2007.09.15

36-3 エア・トレイン(米国・サンフランシスコ国際空港)

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サンフランシスコ国際空港には4つの旅客ターミナルがありますが、これら相互と、隣接するダウンタウン直通の高速鉄道「BART」の駅を結んで走る、無料、かつ無人運転の乗り物がこの「エア・トレイン」です。

それほど長時間の乗車を想定しているわけでもなく、また大きな荷物を抱えた旅行者をできるだけ多く乗せられるようにということからか、車内には座席がありません。そんなこともあって、なんだか横に走るシースルー・エレベーターのような、不思議な感覚が味わえる乗り物です。

あ、成田空港の第2ターミナルにもこんな乗り物があるらしいですね。私は乗ったことはありませんが・・・。

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2007.09.13

36-2 ゆいレール(沖縄県那覇市)

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日本では、モノレールは結構全国各地で走っているので、それほど珍しい乗り物ではないのかもしれませんが、世界的に見れば逆に、これだけモノレールがある国はそうはないらしいです。

それはさておき、このゆいレール(沖縄都市モノレール)は、2003年に開業した、沖縄戦後初の軌道系交通機関で、そんなもの珍しさも手伝ってか、開業当初からの利用状況は比較的順調に推移しているようです。私が乗ったのは開業間もない頃でしたが、駅にはモノレールの乗り方についてわざわざ懇切丁寧に説明したパンフレットが置かれていて、鉄道が極度に発達した首都圏育ちの私にとってはちょっと微笑ましく感じられました。

ゆいレールは那覇市街の道路上を複雑に折れ曲がりながら進み、またルートには地形の起伏に合わせた大きなアップダウンがあるので、画像のように、山の上に聳える赤瓦の首里城をバックに走る姿は、まるで長い身をくねらせながら天空を泳ぐ龍のようにも見えます。

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2007.09.12

36-1 ゆとりーとライン(名古屋市)

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よく見ると、運転手さんがハンドルから手を離して運転しているのがわかります。この「ゆとりーとライン」は「ガイドウェイバス」と呼ばれ、「案内輪」のついた特殊なバスが、都心部では専用の軌道上を、郊外部では一般道を走る「新交通システム」の一つです。

画像は、道路上空のかなり高い位置にある専用軌道上を走行中に撮ったもので、天気が悪くてちょっとわかりづらいかもしれませんが、バスに乗って空を飛んでいる感じが味わえます。

この珍しい交通機関は、渋滞する都心部においてもバスの定時運行を確保するため、わざわざ建設されたわけですが、東京の交通事情、ラッシュアワーを経験している者からすれば、名古屋はこんなものを造れるくらいまだまだ余裕があるんじゃん?って思ってしまいます。

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2007.09.11

#36「のりものの風景」

まちがおおきくなればなるほど、こうつうというきのう、すなわちのりものはとてもじゅうようになってきます。

たびびとにとっても、まちなかのいどうしゅだんとして、のりものはかかせません。まちによってそれぞれことなる、こせいてきなのりものにのることは、たびのおおきなたのしみのひとつでもあります。いってみれば、のりものとは、まちそのものなのかもしれませんね。

そんなわけで、こんかいのしりーずでは、かくちの、いっぷうかわったのりものをごしょうかいしていこうとおもいます。

以上、お子様向け「のりものずかん」をイメージして、全部ひらがなで作文してみました。読みにくかったですか?(笑)

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2007.09.08

35-5 カーメル・ミッションと山並み(米国カリフォルニア州)

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北カリフォルニアの小さな街、カーメル・バイ・ザ・シーの中心部から、家並みを抜けて緩やかな下り坂を15分程歩くと、街はずれにはこのような光景が広がっています。

このカーメル・ミッションは、1771年から続く、砂岩造りの教会です。こぢんまりとして手造り感あふれる建物の背後には、雄大な山々と広い空が展開されていて、のどかで心洗われる風景です。

※関連バックナンバー 5-1「カーメル・ビーチ」25-8「カーメル・プラザ」

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2007.09.06

35-4 聖フランチェスコ教会(イタリア・アッシジ)

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たとえば、ローマやフィレンツェなどから鉄道に乗って「アッシジ駅」で降りても、そこにアッシジの街はありません。駅が街の中心から離れていることはヨーロッパでも、日本でもそれほど珍しいことではありませんが、アッシジの街は、駅から4Kmほど離れた山の上にあります。ここはイタリアに多く見られる、主に防衛上の理由から山の上に築かれた「山岳都市」なのです。

この聖フランチェスコ教会は、この山の上の街の、最も奥まった所に位置しています。切り立った崖の上に立ち、上には青空だけが広がっているその姿は、天空の城といった感じで、垂直のラインが強調されて高さが際立つ、とても絵になる建造物です。

私がアッシジを訪れた時は、この聖フランチェスコ教会をはじめとする街じゅうの建物の外壁が、美しく淡いバラ色に輝いていて、まるで清潔なバスルームの中にいるような感じでした(素敵さの伝わらない例えで申し訳ないですが・・・)。 その風景に感激した私は、駅に戻って街の絵ハガキを買おうとしました。ところが、どれを手にとっても写真の中の街並みは薄汚れていて、実物ほどの美しさが感じられなかったのです。気のせいかと思っていたのですが、後になって調べてみたら、その3年前に大きな地震があり、街じゅうで修復作業が行われていた真っ最中だったから、新築のようにピカピカに見えたということらしいです。絵ハガキはおそらくどれも古い写真を使っていたのでしょう。地震のおかげで、アッシジの風景は私にとってまるで夢の中のような印象を残してくれました。

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2007.09.04

35-3 函館山(北海道)

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函館の風景に、函館山の存在は欠かせないものなのではないでしょうか。画像手前の赤レンガの商業施設「BAYはこだて」のようなウォーターフロントの観光名所を撮影すると、背後には守護神のようにこの函館山が聳えていて、フォトジェニックな風景をより引き立ててくれています。函館らしい、港をのぞむ坂の風景も、山の麓の市街地から見えるものですし、「世界三大夜景」として知られる眺めも、山の頂上からのものです(その美しさの秘密は、山から街を見下ろす絶妙な角度加減に関係があるようです)。函館市民にとって函館山は街のシンボルであり、愛すべきランドマークなのでしょう、たぶん(笑)。

※関連バックナンバー 21-7「函館駅」

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2007.09.03

35-2 ウェスト・ハリウッド(米国カリフォルニア州)

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ハリウッドやビヴァリーヒルズ、そしてこのウェスト・ハリウッドなどが位置するLA都市圏西側の地域は、緩やかな南下りの斜面状の地形になっています。画面上を左右に横切っている有名なサンセット・ブールヴァ―ドは、丘の上のかなり高い位置を、くねくねと曲がりながら東西に走る通りです。昔、ある海外ドラマで、「ビヴァリーヒルズでも、本当の金持ちっていうのは、サンセットの北側に住んでるんだよ。」というセリフがあったのですが、確かにこの通りの北側(つまり山側)は、緑豊かで、LA全体を見下ろす日当たりのよい敷地に大きなお屋敷が点在していそうな風景です。

ちなみに、このウェスト・ハリウッドという街、1984年にロサンゼルス市から独立した比較的新しく、そして小規模な市で、丘の上の街らしいセレブでファッショナブルな雰囲気が漂うだけでなく、名前に「ハリウッド」と付くだけに、クリエイティヴな人々が多く住んでいるらしいです。さらに付け加えると、ゲイの方々の比率も高く、独身者が異様に多いという、かなり特殊な性格を持つ街でもあるようです。

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2007.09.02

35-1 サクレクール寺院(フランス・パリ)

351mtnsc洋の東西を問わず、どこの街でも大抵、貧乏人は川沿いの低い場所に住み、金持ちは洪水の被害を受けることのない丘の上に住んでいるというのが一般的です。しかしパリでは、河川改修が比較的早くに進んだため、街の中心を流れる川沿いの、利便性の高い場所に金持ちが住み、行き来の不便な山の上に「下町」が形成された、らしいです。「モンマルトルの丘」の頂上にあるこのサクレクール寺院の周辺はそんな環境にあり、メトロの最寄駅からの通り沿いには、庶民的な商店街が形成されていたり、妙に乞食が多かったりします。

この白亜のドームの形は、フランスというよりはどこかエキゾティックな香りがしますが、それが原因で、この建物も完成当初は「パリの景観を損ねる」と批判されていたらしいです。それはともかく、山の頂上に立つ建物に縦長のドームが乗っかっていると、高さがより強調されるような気がしますね。

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2007.09.01

#35「山の風景」

「山」と言っても、休日の朝の行楽列車で、中高年の方々がアウトドアっぽい格好に重装備で出かけて行くような山の話ではありません。当サイトはURBANを標榜しておりますので、今回のシリーズでは、街の近く、あるいは街の中にある山(丘といった方がいいかもしれませんが)を取り上げようと思います。そうやって改めて考えてみると「都市」と「山」って、遠いようで意外と近い存在なのかもしれません・・・。

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