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2007年11月

2007.11.29

40-10 EU本部(ベルギー・ブリュッセル)

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ブリュッセル中心部にある鉄道の駅舎(画面中央の、時計台のある石造りの建物)と、その駅前広場のロータリーの画像です。

・・・で、タイトルのEU本部は、駅舎の奥に巨大なメタリックの壁のように存在しています。あまりにも巨大な建物だったので、なかなか上手くカメラにおさまらず、このように鉄道敷をはさんで撮る羽目になりました。

EU本部には、せっかく「ヨーロッパの首都」に来たんだから、是非拝んで行かなければ、と地下鉄に乗って出かけてきました。一帯は完全なビジネス街なのか、日曜日の夕方の駅には人っ子一人おらず、エスカレータすら止まっていました。たどり着いた入口には、そのことを示す看板が全加盟国の言語で何行にも渡って書かれていたのが印象的でした。その後加盟国数はさらに増えて、現在は27カ国にもなっているので、今頃看板は大変なことになっているかもしれません。日本人の私から見れば、どの言語でも大してスペルは変わらないようにも思えたのですが・・・。

EUでは各加盟国の公用語をすべて平等に扱っているので、職員はかなりの割合が通訳スタッフで占められているといいます。建物がこれだけ巨大になってしまうのもやむを得ないのかもしれませんね。

市役所の支所から始まった「役所めぐりの旅」は、県庁、州庁舎、国の施設・・・と続きましたが、最後は今回の、「超国家」の本部でシメたいと思います。

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2007.11.28

40-9 新大蔵省ビル(フランス・パリ)

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そんな化石のような名前の省庁は我が国からもすっかり消えてなくなってしまっているにも関わらず、他国にあるこの役所の建物は、日本語ではいまだにタイトルのような名称で呼ばれることが多いのだそうです。不可解ですね・・・。

もしかしたらここがどのような空間か、画像からではわかりにくいかもしれないので、まず解説すると、私がシャッターを押しているのはセーヌ河に架かるベルシー橋の上です。この橋は2層構造になっていて、右側に見える上段の橋の上にはメトロが通っています。そしてこの橋と平行に、360mもの長さを持ち城壁のように立ちはだかる、左側の白いビルが「新大蔵省ビル」です。しかも、この建物は長いだけでなく、その端は建設中の橋のようにセーヌ河の上にせり出しているので、2階建てのベルシー橋と対峙しているようにも見えます。

この建物は、以前触れた「グラン・プロジェ」の一環として造られたものです。以前の「大蔵省」はルーブル宮の中に美術館と(!)同居していたのですが、さすがにそれでは両方にとって手狭というわけで、このベルシー地区に移転してきました。(美術館としても大改造が行われ、ご存じのとおり現在、正面にはガラスのピラミッドが設けられています。)

いくらデカいものを造りたがるフランス人とはいえ、こんな巨大な壁をこしらえた上に、川にまではみ出させるなんて、景観破壊・環境破壊もいいとこ・・・とも思いましたが、もしかしたら上に伸ばして超高層ビルを造るよりは横に伸ばした方がマシ、と判断した結果なのかもしれませんね・・・。

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2007.11.27

40-8 最高裁判所とシティ・ホール(シンガポール)

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シンガポールの「中心の中心」がどこなのかは、なかなかはっきりと言いにくい面もあるのですが、どうやらシンガポール川が海に注ぐ場所あたりと考えるのが自然なようです。シンガポールのシンボルであるマーライオンがあるのも、近代シンガポールの創始者であるラッフルズ卿が上陸したのもこの辺で、「シティ・ホール」と呼ばれる画像のエリアも至近です。

今回の主役は、奥の高層ビル群ではなく、ギリシャ神殿風の列柱を持つ手前の重厚な建物群で、画面左側が最高裁判所で、右側がシティ・ホールです。2つの建物はクリケットやラグビーが行われる「パダン」という芝生のグラウンドの外周に面しています。どこへ行っても人でいっぱいのシンガポールにあって、一帯はかなり閑静で、緑が爽やかな、落ち着ける、まさに「ガーデン・シティ」の中心にふさわしいエリアです。

マレー、中国、インド・・・シンガポールは様々な文化の要素を感じることのできる多民族国家ですが、このシティ・ホール周辺はシンガポールで、いやアジアで最もアジアらしからぬ、ヨーロッパの面影を色濃く残す都市空間と言えるのかもしれません。

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2007.11.26

40-7 州庁舎(マレーシア・ジョホールバル)

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マレー鉄道でジョホールバルの駅に降り立って、街を少し歩くと、遠くに見える丘の頂上に建っていたのがこの州庁舎でした。少し霞んだ空にぼんやりと浮かんだ幻のようなその姿は、どこかお伽の国を感じさせるようないでたちで、宗教にも建築にも知識のない私は、きっとイスラム教の寺院か何かなのだろう、と思ってしまいました。

この庁舎は1940年に建てられたもので、サラセン様式という、イスラム、ヒンドゥー、西洋の要素を折衷した建築様式なのだそうです。確かに、上に行くほどスリムになっていく中央の塔のシルエットや屋根の形、窓などの開口部の切り取り方は、洋風建築というにはあまりにもエキゾチシズムに満ちていて、かといって100%民族色・宗教色が出ている建築というわけでもなく、その微妙なバランスがこの摩訶不思議なスタイルを生み出しているのでしょう。私の記憶の中に強烈な印象を残したランドマークでした。

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2007.11.25

40-6 愛知県庁と名古屋市役所(名古屋市)

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曇り空の彼方に、いかにも和風といった感のある堂々とした屋根が聳えていますが、よくよく見るとその屋根はレトロな洋風建築の上に乗っかっています。こうした和洋折衷は「帝冠様式」と呼ばれ、昭和初期に流行したものだそうです。ある程度の高さのビルを建てようとした時、日本の伝統的な木造建築では構造的に難しいので、石造りの洋風建築にならざるを得ないのでしょうが、単なる西洋のコピーでなく、なんとか日本らしさを出そうという思いが垣間見えるような気がします。本来相容れないはずの2つの要素がしっくりと融合して、何とも言えない味を出しているように見えるのは、時の経過のなせる技なのでしょうか。オリエンタリズムに溢れていて、昔の西洋人観光客などが見たら大喜びしたんじゃないでしょうか。

手前のヴォリューム感のある建物は愛知県庁ですが、その奥のひときわ高く、時計の付いた塔は、隣接する名古屋市役所の建物です。こちらも帝冠様式で、その威容を競い合っているかのように見えます。

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2007.11.24

40-5 茨城県庁三の丸庁舎(水戸市)

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日本では城下町が県庁所在地になっていると、かつての城跡に県庁舎が置かれるというケースがよく見られます。為政者がお殿様から官僚に変わっても、政(まつりごと)を司る権力の地理的中心は変わらない、という図式です。茨城県の県庁所在地・水戸の場合も、やはり水戸城の跡に県庁があったのですが、1999年、県庁機能が市郊外部に新築された高層庁舎に移転され、画像の旧庁舎は「三の丸庁舎」として一部の機能が残されるのみとなりました。同じ市内での移転なので、依然として水戸市が茨城の「県庁所在地」として君臨していることには変わりないのですが、庁舎移転が中心市街地に及ぼす影響については議論が分かれそうです・・・。

さて、この旧庁舎、かつての城の中に位置しているので、周囲を深い空堀に囲まれ、アクセスはほぼ画面中央の道路からに限られています。この現代の日本において、いったい何から、何を守ろうとしているのでしょうか。そして行き止まりの道路の真正面には、昔ながらの石造りの偉そうな庁舎が鎮座しています。なんだかすごく威張っていて、いかにも昔ながらの、県庁舎らしい県庁舎という感じがします。

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2007.11.23

40-4 香川県庁舎(高松市)

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前回(40-3)の沖縄県庁を設計した黒川紀章氏の師匠にあたる、丹下健三氏の設計によるのがこの香川県庁舎です。建築の世界ではかなり高い評価を得ている作品らしいと聞いて、それほど興味はなかったのですが、冷やかし半分で見に行ってきました。

感想は・・・傑作とされている建築は、素人が見てもそれなりにいいと感じるものなのかな、と素直に思いました。どこが?と聞かれても上手く説明できないところが、むしろその凄い点なのかもしれませんが、あえて言えば、東館(旧本館)の寺社建築のようなピロティの下の薄暗く包まれた感じの心地よさや、東館と本館(こちらも丹下氏の設計)の新旧の調和のとれた感じ・・・とかでしょうか。

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2007.11.22

40-3 沖縄県庁(那覇市)

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3日連続で沖縄からお送りしております。

大きくえぐれた屋上の壁、階が下がるにつれて色が濃くなっていくライト・グレーのグラデーション、画像左側に見える曲がりくねった坂道との関係、建物全体が地面から浮いているように見えるピロティと広場の造り方、等、諸々が妙に気になって思わずカメラに収めてしまいました。

ちなみにこの建物は、先頃亡くなられた黒川紀章氏の設計によるものです。ごく最近までお元気な姿をヴァラエティ番組等で拝見していたので、まさかこんなに早く亡くなられるとは思ってもみませんでした。インターフォン越しの奥様のコメントが印象的でした・・・。

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2007.11.21

40-2 名護市庁舎(沖縄県)

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独特の有機的な造形で知られる「象設計集団」の代表作です。全景が上手く撮れた画像はないのですが、この外観の一部分からだけでもいかに個性的な建築かは十分伝わってくるかと思います。

東京の高級住宅街で建てたら訴えられてしまいそうな(笑)ピンクとグレーの縞模様、穴の開いたブロックの繊細さ、各部に配された一つひとつ違うシーサーの装飾・・・沖縄らしさがふんだんに表現されていて、いったいこのデザインにはどれだけのエナジーが注ぎ込まれているのだろう、と感心してしまいます。オフィス・ビルのように機能性優先の傾向が強い現代建築より、むしろ装飾をふんだんに施した近代以前の建築を彷彿とさせるものがあります。

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2007.11.20

40-1 うるま市役所石川庁舎(沖縄県)

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2005年4月、周辺市町と合併して「うるま市」となった、旧石川市役所の庁舎です。リゾート・エリアではない沖縄本島の東海岸側に位置しているので、観光客にはどちらかというと馴染みのない地名かもしれませんね。

この庁舎は何といっても建物全体を真っ黄色に塗ってしまおうという、その色彩感覚に度肝を抜かれます。本土では決してあり得ない発想でしょう。でも、その塗料がいとも簡単に剥がれてしまっていて、地肌のコンクリートがむき出しになってしまっているのが物哀しいですね。

沖縄に建つ建物はどれも外壁が薄汚れてしまっているような印象があります。台風が多いことが関係しているのでしょうか?

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2007.11.19

#40「お役所の風景」

「役所」にわざわざ「お」を付けていると、ちょっと悪意が感じられますかね(笑)。

私は見知らぬ土地を訪れた時、その街の役所まで辿り着くと、ちょっと嬉しい気持ちになります。なぜかというと、街の中枢部に触れることで、ほんとうにその街を訪れたという実感が得られるからです。あるいは、その街を制覇したような気になれるからでしょうか。それに、お役所の建物およびその周りの空間は、地域のシンボルたらんとして、どこかストイックな厳めしさが感じられる点が好きです。(変ですかね?)

そんな私の旅のアルバムには、妙にお役所が多く写っていて、友人からは「役所めぐりの旅」などと揶揄されたりします。今回のシリーズではみなさんにも是非、私の「役所めぐりの旅」にお付き合いいただければ、と思います。

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2007.11.16

39-7 基町高層アパート(広島市)

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広島城のすぐ隣という、100万都市・広島の中枢部に立地する高層住宅です。スラム・クリアランスという都市計画的に大きな意義を持った事業で、かつ集合住宅建築としても歴史に残る画期的な事例だったようですが、それはともかく・・・。

外壁は城の景観との調和を意識しているのか、白と濃いグレーでカラーリングされており、川沿いに建つ壁のようなこのモノトーンの高層建築が、横に斜めにと棟の向きを変えて畝って並んでいる姿は、巨大な砦のようで壮観です。

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2007.11.14

39-6 サンディエゴ中心部の住宅街(米国カリフォルニア州)

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米国の大都市の中心部は、閑散としていたり、治安が悪かったりといった問題を抱えていることが多いようですが、比較的こぢんまりとしたサンディエゴのダウンタウンはとても魅力的な場所です。華やかで個性的な建築デザインで知られるショッピング・モールの「ホートン・プラザ」や、冬でもテラス席で夕食が楽しめる「ガスランプ・クォーター」と呼ばれる繁華街が夜遅くまで多くの人で賑わっていて、安心して歩けるダウンタウンです。リゾート感溢れるウォーターフロントに近接している上、鉄道やバスのターミナルも徒歩圏にあり、都市内の公共交通機関も発達しているなど、利便性にも優れています。

そんな環境と利便性に恵まれたダウンタウンには、繁華街に隣接して中層・高層の都市型住宅が数多く建っています。これらは比較的最近のトレンドなのか、どれも新しく建てられたばかりのように見えました。そしてどちらかというとハイソな感じのする住宅です。米国の富裕層はどちらかというと、郊外の高級住宅地の広い庭を備えた戸建て住宅に住みたがるような印象がありますが、安心して住める環境が整っていれば大都市の中心部でのアーバンな暮らしを選択することもあり得るんですね。

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2007.11.12

39-5 ラ・デファンスの高層住宅(フランス)

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ラ・デファンスは、パリ市域に隣接して開発された新都心地区で、画像はその中の高層住宅ゾーンのものです。透過性のある壁に囲まれたペデストリアン・デッキ(歩道橋)から撮ったものなので、若干曇って見えていますが、ご勘弁を。

棟の平面形状は、波打つような曲線で構成されています。そして外壁は背景である空に溶け込むようなブルー系の色を基調として、建築の構造とは無関係に、ランダムに塗り分けられています。まるで子供の図画工作のような自由さと大胆さが感じられます。さすがはデザイン大国の発想、といったところでしょうか。

ちなみに、このような感じで色を塗り分けた清掃工場の煙突が、東京の世田谷区にもあります。興味があったら、画像検索でもしてみてはいかがでしょうか。

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2007.11.09

39-4 CODAN(東京都江東区)

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ガラス面が多く、カラフルで、壁の真ん中に大胆にも穴が空いたりしている、およそ住宅らしくない見てくれのこれらの建物群は、前回(39-3)同様、旧住宅都市整備公団(現UR都市機構)のプロデュースによる、「デザイナーズ・マンション」です。「CODAN」とは「公団」のことなのでしょうね(笑)。地区全体を6街区に分け、それぞれの街区を有名建築家などのデザイナーが担当し、全体の調整を行いながら地区のまちづくりを進めていったという、極めてデザイン志向の強い開発です。各棟がそれぞれ個性を主張していながらも、高さや壁面の位置がきれいに揃い、住棟の長さといったスケール感が整っているのは、デザイン・コントロールの産物なのでしょう。

個々の建築のデザインとしては優れているものなのかもしれませんが、住宅の外観としてはあまり馴染みがない建物が並んでいるので、街なかの風景としてはちょっと奇異にも感じられます。伝統のしがらみのない、埋立地の新市街地でだからこそ生まれた自由な発想なのかもしれませんね。

ところで、せっかくのデザイナーズ・マンションですが、よくよく見てみると真ん中の棟ではあちこちに蒲団が干されていて、生活感を排したはずのせっかくの外観が台無しですね。(画像はクリックすると拡大します)

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2007.11.07

39-3 お台場の高層住宅(東京都港区)

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東京・臨海副都心にあるフジテレビ本社の住所が「港区台場」ということは一般によく知られているかと思います。しかし、広大な臨海副都心のエリアの内、「港区」の占める部分はほんのわずかで、ほとんどは「江東区」に属する、という事実は意外と知られていないのではないでしょうか。近接するアミューズメント施設の「パレットタウン」や、イベント会場として有名な「東京ビッグサイト」も、港区ではなく江東区です。区が変われば車のナンバーも変わります。「品川」と「足立」ではだいぶ響きが違いますよね。フジテレビは臨海副都心の中でもかなり希少価値が高く、特にブランド性の高い住所に居を構えているというわけです。

画像は、数に限りのあるそんな「ブランド住所」を手に入れることのできたラッキーな人々が住む地区の風景で、映っているのはいずれも旧住宅都市整備公団(現UR都市機構)が整備した賃貸住宅です。それにしてもこのまるで「海外リゾート地の海岸通り」といった感じの、底抜けに「陽性」なムードは、一体どこから生じるものなのでしょうか。空が青いから? 高層棟が林立する迫力? 建物上部の王冠状のデザインや外壁のリズミカルな縦横のライン? 外壁の色が明るいグレーで統一されているから? 大通り沿いに低層の建物を配置して街並みを形成しているから? 理由はよくわかりませんが、「憧れの地」にふさわしい風景として、なぜかちゃんとそれなりに成立しているのが不思議です。

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2007.11.05

39-2 東京湾岸の高層住宅(東京都港区)

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これまでに何度か取り上げた天王洲アイル(※)から、対岸に見える高層住宅を撮ったものです。工場や倉庫等の跡地に次々と超高層住宅が建てられた東京湾岸の地域はマンション激戦区となり、その様子は「湾岸戦争」などと名づけられました。上手いネーミングだなぁ、と思いつつ、ちょっと不謹慎のような気もします・・・。

ところで、ある高層建築物の用途がオフィス・ビルか、それともマンションなのかは、見れば大抵察しがつくものです。ガラス面が多ければオフィス、ガラス窓よりも壁の割合が多く、バルコニーが出っ張ったり引っ込んだりしていればマンション、というふうに。しかしこの高層住宅は、確かに引っ込んだバルコニーがあるので住宅だとわかるのですが、それにしては妙にガラス面が多く、ちょっとオフィス・ビルっぽい感じもします。ぬくもりよりシャープさを重視したような、日本のマンションにはあまり見られないタイプの外観ですが、海外ではこういったスタイルの高層住宅もよくあるようです。東京の都心という立地の持つステータスすら遙かに飛び越え、よりインターナショナルなイメージで売り出していこうという強い意志を感じる、なかなかアグレッシヴな外観です。

※関連バックナンバー 30-7「京浜運河」20-6「シーフォート・スクエア」

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2007.11.02

39-1 東京ミッドタウン(東京都港区)

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今春開業したばかりの、東京で最も旬なトレンド・スポットです。ここでショッピングやグルメを楽しむ機会に私はまだ恵まれていませんが(これからもあるかどうか・・・)、そんなことよりこの大規模な再開発の最大の「売り」は、隣接する公園と一体となった比較的広い緑地が設けられている点だと思っています。周囲を高層ビルや高級マンションに囲まれたこの公園と緑地は、アーバンな雰囲気を持ちつつも、広々とした芝生の緑に癒される、開放的な空間です。

そしてここ東京ミッドタウンでも、六本木ヒルズをはじめとする近年の大規模開発の「お約束」として、ハイグレードな都市型住宅が導入されています。画面左側に見える棟がそれです。スケールはだいぶ小さくなりますが、映画に出てくるような、ニューヨークのセントラル・パークに面した高層アパートのペントハウス、といったイメージにかなり近いおしゃれなライフスタイルが満喫できそうです。

この住宅棟は、世界的な5つ星ホテルである「リッツ・カールトン」直営による賃貸住宅らしく、都心の一等地という立地にふさわしいホテルライクな居住空間とサーヴィスが目玉のようです。いったい毎月の家賃はいくらくらいになるのでしょう・・・こんな所に住める人たちが、この国にはいっぱいいるんですね。格差社会を感じざるを得ません・・・。

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2007.11.01

#39「都心居住の風景」

近年首都圏では、都心部にどんどん超高層マンションが建てられ、人口の「都心回帰」が進んでいます。経済的な条件が許せば、できるだけ都心近くに住みたい、と考える人の方が世間的には多数派なんですね(特に、地方から上京してきた人ほど、そのこだわりが強いように思います・・・)。人口や建物の密度が高い場所が苦手な、郊外志向の私には、正直その辺の心理はよくわかりません。通勤電車の混雑もそんなに苦じゃないですし。

そんな外側からの第三者的な視点で言わせていただければ、十分に有効利用されていなかった都心部の土地が再開発されて、より多くの人が中心近くに住めるようになるのは歓迎すべきことなんじゃないかな、と思っています。その分通勤時間は短くなるし、郊外部が無秩序に市街化され農地や自然の緑が減っていくのを止められますから。(そんな単純な問題でもないんでしょうか・・・?)

1年前「住宅街の風景」をテーマに取り上げたところ、当サイトへのアクセスが急増したことがあります。カウンターによると(ちょっと信憑性に欠けるのですが・・・)間もなく延べアクセス件数が10,000件を超えそうですし、2匹目のどじょうを狙って、今回のテーマを設定してみました。またたくさんの人に見ていただけるといいな、と・・・。

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