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2008年3月

2008.03.30

48-8 シンガポール川(シンガポール)

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シンガポールに川の街というイメージはあまりないかもしれませんが、街の中心を流れるシンガポール川の存在感は割と大きく感じられました。対岸は「ボート・キー」と呼ばれるレストラン街で、瓦の色(オレンジ)と角度が揃った低層の建物群のなだらかなスカイラインが山並みのように見えて魅力的です。川岸に並ぶ色とりどりのテントの下はレストランのテラス席となっていて、涼しい川風に吹かれ、美しい夜景を見ながら食事が楽しめます。

ここの夜景は遠くから見ると、オフィス街の摩天楼を背景として、足元の蛇行する川沿いには様々な色の明かりが宝石のように輝いています。私がシンガポールに行ってみたい、と思うようになったのは、実はカレンダーの写真に載っていたここの夜景に魅せられたのがきっかけでした。

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2008.03.28

48-7 新町川(徳島県徳島市)

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特別な意図はないのですが、日没後のショットを取り上げています。

関東で生まれ育った私は最近まで知らなかったのですが、徳島は「水の都」と呼ばれているのだそうです。といっても、街じゅうに網の目のように細い水路が張り巡らされている、というタイプではなく、割と大きな川が何本も、市街地の中を縦横無尽に横切っている、というタイプの「水の都」です。川はいずれも水量が豊富で、滔々と流れている様が画像からも窺えることと思います。そう言えば、街の中心からは少し外れますが、徳島の街にアプローチする際に渡ってきた、吉野川の川幅の広さにも圧倒されたのをよく覚えています。

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2008.03.26

48-6 テヴェレ川(イタリア・ローマ)

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5連のアーチが優美な石造りの橋は、サンタンジェロ橋、その奥にはヴァチカン市国のサン・ピエトロ寺院の王冠のようなドームが鎮座しています。まさに絵に描いたような美しいアングルですね。

ローマの中心を流れるこの川は、水面が地盤面からかなり低い所にあり、崖のようになった両岸は、壁のような緑の木々で覆われていて、ちょっと緊張感のある風景となっています。

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2008.03.24

48-5 元安川(広島市)

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世界遺産・原爆ドームと元安川のショットです。詳しい解説はバックナンバーをご覧ください。っていうか、十分にフォトジェニックな風景なので、解説はいらないかな、と。手抜きですかね?(笑)

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2008.03.22

48-4 紫川(北九州市)

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北九州市・小倉の中心市街地を流れる川で、市の都市再生政策「北九州市ルネッサンス構想」の「紫川マイタウン・マイリバー整備事業」によって、かつての公害の街のイメージを払拭すべく、橋の架け替えや、親水空間の整備、周辺の再開発等が推進されました。画像手前側には紫江’s(しこうず)と呼ばれるレストラン街と水環境館が造られ、ボードウォークが整備されています。対岸は緑豊かな小倉城庭園と一体的な空間として形成された親水護岸です。水面近くまで降りていくとこのような開放感溢れる川沿いの風景が広がっています。

ところで、対岸に聳える、真っ黒いミラーガラスに覆われた四角い高層ビルは、北九州市役所です。私はこの手の味もそっけもない外観の建築は基本的に好きではないのですが、このように川沿いの樹木の中というロケーションに建っていると、宝石のように黒光りするオブジェのように見えて、その冷たい質感が妙に魅力的に感じられます。

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2008.03.20

48-3 鴨川(京都市)

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シリーズ3回目にして、やっと全国的にメジャーな河川を取り上げています。川の左側の、小さな民家の屋根並みが見える辺りは、先斗町と思われます。

国内有数の大都市の中心部を流れる川でありながら、私は鴨川の風景にどこか、懐かしさにも通じるような鄙びを感じてしまいます。それは、河口近くに立地する他の大都市の河川と違い、川幅が狭く、水深が浅く、スケールが小さいからでしょうか? 護岸が石でできていたり、草がほどよく生えていたりと、自然的な要素が多いからでしょうか? それとも、山並みが近くに見えているからでしょうか? あるいは、そうした言葉では説明できないような、千二百年以上の歴史の重みが醸し出す雰囲気を感じる、私の意識の方の問題なのかもしれませんね。

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2008.03.19

48-2 綾瀬川(埼玉県草加市)

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「草加せんべい」で有名な東京のベッドタウン・草加市のほぼ中央部には、かつて工場跡地だった「綾瀬川左岸広場」という、気持ちいいほど何もない、約3.6haもの広場があります。広場は綾瀬川に面していて、「ラグーン」と呼ばれる、画像のような親水護岸が整備されています。対岸は旧日光街道の松並木が残る「草加松原遊歩道」で、ちょっとした観光地にも見えるくらいの、風光明媚なスポットです。

ただ、せっかく親水護岸が整備されているのですが、水質の悪さで全国的に名高い綾瀬川はやはりよどんでいて、「近づいて触れてみたい」という気になれないのが残念です。

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2008.03.18

48-1 小野川(千葉県)

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いわゆる「平成の大合併」で「香取市」となった、千葉県佐原の風景です。この小野川沿いには、蔵造りの古い街並みが残されており「小江戸」と呼ばれているそうです。松や、川面に向けて枝が垂れ下がった柳のような(?)和風の植生、幅の狭い川に、河岸へと下りていく石段等、時代劇のオープン・セットのような風景がリアルに味わえます。水面に浮かぶ小舟は何かの役に立っているのでしょうか? なんだか心憎い演出にも思えます。

東京近郊で歴史的な雰囲気が味わえる街としては、鎌倉や川越などが挙がるかと思います。これらに比べると佐原はそれほど知名度が高くないような気もしますが、その分「穴場」と言えるでしょう。東京都心からもそう遠くないので、是非気軽に訪れてみてはいかがでしょうか。

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2008.03.17

#48「川の風景」

世界四大文明がいずれも川のそばで興っていることからもわかるように、人間の生活にとって最も重要な「水」を得られる「川」というのは、都市にとってなくてはならない、母のような存在と言えるでしょう。ゆったりと流れる川を眺めていると心が落ち着くのは、そんなところに理由があるのかもしれません。・・・なんだか気持ちのこもっていない偽善的な文章ですね(苦笑)。

今回のシリーズでは、川そのものはもちろん、その沿岸も含めた一体的な風景として、魅力的な都市河川をご紹介していこうと思っています。

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2008.03.16

47-8 ジャパン・タウン(米国・サンフランシスコ)

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シリーズの最後に、これまでとは逆ヴァージョン、つまり、外国における日本風の街並みをお送りします。といっても、今までご紹介してきたようなテーマ・パーク的な発想で造られたものではないのでしょうが。

サンフランシスコへの日本人の移住が始まったのは1860年頃ですが、1906年の大震災後、多くの日本人移民が、比較的被害の少なかったこのエリアに移転してきたのがジャパン・タウンの始まりということです。第2次世界大戦によりこの地区に住む日本人はかなり減少しましたが、現在も日系ホテル、ショッピング・センター、銀行、日本食レストランなどがエリア内に集積し、日系市民の広場的存在になっているそうです。

1960年代に再開発されたという地区の、この歩行者空間沿いの風景は、何だか宿場町をイメージして造られたように、私には見えます。画面奥の、日本から贈られたという五重塔をはじめ、日本風の建築デザインを独自に解釈して造られたようなこの街並みが、私は嫌いではありません。

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2008.03.14

47-7 横浜ベイサイドマリーナ(横浜市)

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横浜市南部のウォーターフロントに立地する、日本におけるアウトレット・モールの草分け的存在「横浜ベイサイドマリーナ ショップ&レストランツ」の風景です。この施設には、「(米国東海岸の、観光・リゾート地として有名な)ナンタケット島の捕鯨船が、助けた赤ちゃん鯨に導かれて横浜に漂着し、乗っていた漁師たちがこの地に棲みついて、故郷ニューイングランドの港町に似せた家が立ち並ぶ町を造った」というコンセプト・ストーリーがあるそうです。・・・どうぞご勝手に(笑)。

それはともかく、アウトレット・モールというのはその性格上、どうしても建物はローコストであることが求められます。そういう施設にとって、ツーバイフォー工法のような簡素な木造建築で構成される米国東海岸風の街並みというコンセプトは、非常にマッチしていたのかな、と思います。これが「宮殿風」や「城郭風」だとしたら、実物との出来上がりのギャップがあまりにも大きくて、興醒めしてしまうかもしれませんので。

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2008.03.12

47-6 下関駅東口(山口県)

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JR下関駅の東口に降り立つと、ペデストリアン・デッキが張り巡らされた駅前広場の真正面に、このように巨大でド派手な西洋風建築が聳え立っていて、ギョッとします。これは一体何の建物なのだろう? まさかこんな駅前にラブホテル?・・・とも思いましたが、結婚式場なのだそうです。そういえば最近こういう式場、よく見かけますね。英国・ロンドンのセントポール大聖堂を模して造ったらしいですが・・・私はそれがどのようなものか知らないので、何とも批評しようがありません。賛否両論出そうな建築だと思いますが、この手のコピーにしては、かなり細かく造りこんでいて、お金がかかっている感じはします。

ところで、下関の人々は、街の玄関口である駅前広場に面したこの建物を、「街の顔」として許容しているのでしょうか? まさか、明治時代から日本の西の玄関として栄えた港町で、古い洋館が今も街の中に多数残っているから、このような建物に対して免疫ができている、という訳ではないですよね・・・?

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2008.03.10

47-5 犬吠駅(千葉県銚子市)

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鉄道事業の損失を、地元の名物「ぬれ煎餅」の製造・販売利益で補っている不思議なローカル私鉄、銚子電気鉄道の、関東地方最東端「犬吠埼」への最寄駅です。この駅は周辺観光地への拠点なので、沿線で最も立派な駅舎と駅前広場を備えており、駅舎はポルトガルの宮殿風建築となっています。ブルーのオーニング(テント状の日よけ)が青い空によく映えていますね。駅前広場には、イベント時の夜にイルミネーションが巻きつけられるパーム・ツリーが植えられ、リゾート・ホテルのような雰囲気が演出されています。ベンチの背もたれの黄色い看板に書かれた「ヒゲタしょうゆ」の文字がそんなムードを見事にぶち壊しているような感じもしますが(笑)、醤油は銚子の名産ですから、別に不自然じゃないんですよね。ちなみに、画面右側に置かれた古い車両はカフェ・レストランとして活用されています。

ところで、なぜこの駅舎にポルトガル風の建築様式が採用されたかというと、犬吠埼に、ポルトガルにあるユーラシア大陸最西端の岬・ロカ岬との「友好記念碑」が建っているから、というつながりらしいです。わかったような、わからないような理屈ですが・・・。

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2008.03.08

47-4 館山駅西口(千葉県)

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館山市は、東京からも比較的近く、気候が温暖で、海水浴などの行楽地、リゾート地として人気がある房総半島南部の中心都市です。そんな「温暖な気候」をヒントに、JR館山駅(通りの突き当たりに見える建物)の西口が新設された際、駅周辺一帯をオレンジ色の瓦と白壁の南欧(スペイン?)風の街並みで統一しようというまちづくりが始まりました。今では地区の約9割がそうした建物になっているというから大した実現力です。街路樹もヤシの木が植えられ、通りの先の海水浴場もトイレやシャワー室といった建物がやはり同じように造られていて、南欧のリゾートのようなムードが演出されています。目指すところは、私の大好きなカリフォルニア州サンタバーバラの街のような風景なのでしょうか?

それにしても日本人はよっぽど「南欧風」が好きなんですね。「北欧風」や「東欧風」の街並みというのは、あまり聞きませんから。寒冷な地よりも温暖な地に憧れる人の方が日本では多数派なんでしょうか?(私は後者です。) 是非一度、誰か統計調査してもらいたいものです。

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2008.03.06

47-3 ゲートシティプラザ(東京都品川区)

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JR大崎駅前の再開発地区の一つ「ゲートシティ大崎」の低層部に展開される、南欧(スペイン?)風デザインの商業施設です。

大崎はもともと工場街だったので、山手線沿線の中でもとりわけ地味な街でした。大規模な工場の敷地が再開発され、超高層のオフィス・ビルが林立するようになった今でも、基本的にその印象は変わりません。そんな地味な街に、このように明るく華やかなデザインの商業施設ができたことで、少しはこの街の堅いイメージも中和されるのかな?と思います。

※関連バックナンバー 9-2「大崎ニューシティ」

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2008.03.04

47-2 ラ・ヴィータ(東京都目黒区)

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おしゃれな街として雑誌やTVでひんぱんに取り上げられる自由が丘にある、小さな商業施設です。イタリア語の名称がついていることからわかるように、ここはヴェネツィアをイメージした空間が造られていて、決して広くない敷地の中心にはわざわざ運河が設けられ、その周りを外壁がカラフルな、民家のように小さな店舗が取り囲んでいます。

こうした画像のような断片的な情報から「自由が丘はイタリアのような街並みのある水の都」と思いこみ(笑)、期待に胸を膨らませ遠方からやって来られる方も少なくないようです。そんな方々が電車で訪れ、自由が丘駅の駅前広場の風景を目にすると、大きな看板だらけのあまりにも雑然とした街並みに「これが自由が丘・・・?」と大きな衝撃を受け、がっかりされることと思います。・・・自由が丘だって所詮日本ですから、街全体がこんな非日常的な風景に溢れているわけではありません。でも、駅前からちょっとはずれると、閑静な住宅街の中にこんな楽しい小宇宙的な空間が点在しています。ぶらぶらと歩きながらそんな場所を見つけるのが、この街を歩く楽しみと言えるでしょう。

ところで、自由が丘に多く見られる、こうした中庭型の広場を囲むように建つ小規模な商業施設ですが、実は違法建築です。自由が丘は駅周辺を中心に商業・業務施設が建ち並び、その周りは都内有数の高級住宅街となっていますが、ここは都市計画法の「第一種低層住居専用地域」に指定されていて、良好な居住環境を保全するため建物の高さや用途等について最も厳しい規制が設けられており、店舗は本来、住居に付属した小規模なものしか建てられないことになっているはずなのです。お屋敷街に住む方々にとっては、居住エリアが商店に侵食されて大勢の人が行き来するのは大迷惑なのでしょうが、ショッピングを楽しみに街を訪れる人々にとっては、環境の良い住宅街の中に「隠れ家」的な店舗が点在している自由が丘は、とても魅力的に映っているはずで、・・・街としては何とも大きな矛盾を孕んでいると言えます。

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2008.03.02

47-1 大倉山エルム通り(横浜市)

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東京郊外の、私鉄沿線の駅前の、よくある商店街です。・・・街並みがほぼギリシャ神殿風に統一されていることを除けば!

数あるネタ元の中から、なぜこの建築様式が選ばれたかというと、一応根拠はあって、町名・駅名の由来である近隣の丘の上に、街のシンボルであるギリシャ神殿風の洋館「大倉山記念館」(「大倉精神文化研究所」として昭和7年に設立)が建っているから、ということらしいです。

しかし、沿道に並ぶ小規模な店舗の一つひとつに、構造と無関係に重厚な円柱がわざわざ付いているというのは、いかにも大袈裟です。ギリシャにだってこんな街並みは存在しないんじゃないでしょうか。そしてギリシャ神殿風の米屋、ギリシャ神殿風の畳屋・・・正気の沙汰とは思えません(苦笑)。日本人って、意外とユーモアのわかる民族なんですね(笑)。

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2008.03.01

#47「外国風の風景」

日本という国は、昔から外国の文化を上手に取り入れることで発展してきたと言われていますが、街並みに関しても・・・取り入れ過ぎるくらい取り入れてますねぇ。これでいいのかと思うほど。わざわざ海外旅行に出かけなくとも、いろいろな国の街並みを模した風景が味わえてしまうのが、良くも悪くもこの国です。

そんなわけで、今回のシリーズは、日本に居ながらにして世界一周(はオーヴァーか?)を楽しんでしまおう!という企画です。素直に感心しながら楽しむか、シニカルな視点で楽しむかは、あなた次第です(笑)。

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