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2008年4月

2008.04.29

50-9 段葛(神奈川県鎌倉市)

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古都・鎌倉のシンボル、鶴岡八幡宮から由比ヶ浜へ一直線に伸びるメイン・ストリート「若宮大路」の中央に、土手のように小高く築かれた参道で、源頼朝が北条政子の安産を祈願して造ったものと言われています。

この道を歩いていると、目線が高くなるので気分がよく、桜のトンネルは神聖な空間に向かうアプローチとして、高揚感をもたらしてくれます。

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2008.04.27

50-8 四季の径(横浜市)

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横浜の郊外に鉄道会社が開発した高級住宅街「緑園都市」の中を通る歩行者専用道路で、両側にはお屋敷の庭を思わせるように、様々な色どり、形、大きさの木々が植えられています。

この道は、延長上に駅が見えていることからわかるように(画像はクリックすると拡大します)、鉄道が通るトンネルの上に沿ってルートが設けられています。必然的に駅に通じる最短経路となるわけですから、車を気にせず、その名の通り四季の移ろいを感じながら歩ける、安全で快適な通勤・通学路として機能していることでしょう。

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2008.04.25

50-7 リゾナーレ・ピーマン通り(山梨県北杜市)

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八ヶ岳高原にマイカル・グループが造ったリゾート施設内の風景です。私有地の中の道なので歩行者専用もへったくれもないのですが、車の通らないこの道沿いの1階部分には土産物屋や飲食店が並び、道の上ではテラス席が設けられたり、イベントが行われたりして、ほどよい賑わいが形成されています。

外国人建築家によって設計されたこの「ピーマン通り」の街並みは、現代的なデザインながら、ヨーロッパの小さな村のメイン・ストリートのような雰囲気が醸し出されている空間です。この通り沿いの建物の2階・3階部分は宿泊施設のゲストルームとなっているようです。通りの裏側は雄大な緑の高原の風景が広がっていますが、通りの方を見ればアーバンな賑わいがあるという、正反対な二つの要素が楽しめる点が、リゾート・ホテルとしてはユニークな造り方なのかな、と思います。

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2008.04.23

50-6 ハウプト通り(ドイツ・ハイデルベルク)

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「ハウプト」(haupt)とは、ドイツ語で「中央」を意味する言葉のようです。ドイツ語圏を旅しているとこの語をよく耳にするので、覚えておくと便利なドイツ語かもしれません。

その名の通り、古都・ハイデルベルクの中心を貫くこの歩行者天国を歩いていると、まるでピンク色の街並みに包まれているような感じがしました。またハイデルベルクは学園都市でもあるので、この通りが夜遅くまで多くの学生たちで賑わっていたのも印象的でした。

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2008.04.21

50-5 ケーニッヒ通り(ドイツ・シュトゥットガルト)

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シュトゥットガルトの玄関口、中央駅から真っ直ぐ伸びる歩行者天国の通りです。ヨーロッパ各地を周遊してきて、歴史的な街並みにも見飽きてきた私にとって、現代的な建物が建ち並ぶこの通りの風景は、ある種一服の清涼剤となりました。

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2008.04.19

50-4 南大沢駅前(東京都八王子市)

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南大沢駅は、前回(50-3)取り上げた「パルテノン大通り」のある多摩センター駅から京王相模原線で2つ目の距離にあります。今回取り上げるこの通りに愛称が付いているのかどうか、ざっと調べた範囲ではわかりませんでしたが、規則正しく並んだ、直線を強調したような街灯のデザインが印象的です。パルテノン大通りとは、同じく多摩ニュータウンの区域内にある駅前通りということもあり、基本的な空間構成の考え方は変わらないような気がします。

この通りの正面に立地しているのは、1991年にこの地に移転してきた「首都大学東京」(当時の名称は「東京都立大学」)です。てっぺんにガラスのピラミッドを乗っけたような、現代的なデザインの塔をはじめとする校舎群の外壁は優しいアース・カラーでまとめられていて、通りの舗装の色ともよく調和しており、また、並木の鮮やかな緑がよく映える色づかいだと思います。

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2008.04.17

50-3 パルテノン大通り(東京都多摩市)

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東京郊外・多摩ニュータウンの中心地、その名も「多摩センター」駅から真っ直ぐに伸びる幅員40mの歩行者専用道路で、原則的に歩道と車道が完全に分離されている多摩ニュータウンの中でも、最もシンボル的な空間と言えます。

この大通りは緩やかな上り坂となっていて、突き当たりには大階段があり、そこを上りきるとその名も「多摩中央公園」という、芝生と池の美しい広々とした公園があります。また大階段の奥には、地形の高低差を利用して公園の下に埋もれるように複合文化施設「パルテノン多摩」が建設されています。ギリシア神殿に由来するこの大げさなネーミングは、画像正面奥に見えるゲートから名付けられたものと思われます。

ニュータウンという歴史的・文化的なエピソードの乏しい地域において、その中心部の拠点駅とセントラル・パークを結ぶ大通りの「有難味」を付加するという行為はなかなか難しかったでしょうが、正面の大階段と力強いゲートの造形は、この大通りに十分なシンボル性をもたらしたと思われます。そして、目的地に神殿の名が冠せられたことによって、この大通りは神殿への「表参道」としての地位を獲得することができた、というわけです。

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2008.04.16

50-2 メッセ・モール(千葉市)

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当サイトで以前何度か取り上げている(※)幕張新都心の歩行者空間です。水の流れる緑豊かな、幅員55mという広々とした公園のような歩行者空間の両側には、近代的な高層ビルがお行儀よく建ち並んでいます。休日に撮った画像なので人影はほとんど見当たりません。なんだか、前回(50-1)取り上げたラ・デファンスの風景と同じ匂いがプンプンしますね。ちなみに、この歩行者空間も人工地盤上にあり、その下は1100台収容可能な駐車場となっているのだそうです。

※関連バックナンバー
 42-8「幕張新都心」9-1「幕張新都心」

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2008.04.15

50-1 ラ・デファンスの歩行者空間(フランス)

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パリの新都心、ラ・デファンス地区を一直線に貫く歩行者空間です。ここは人工地盤になっていて、下には高速道路や地下鉄といったインフラが通っています。

このサイトで何度も取り上げていますが(※)、この歩行者空間はパリの重要な都市軸上に位置しているので、画像正面奥には凱旋門が小さく見えており(画像はクリックすると拡大します)、その先はさらにルーブル宮まで辿って行けるという点がミソです。

※関連バックナンバー

 42-9「ラ・デファンス」9-6「ラ・デファンス」

 2-1「シャンゼリゼ」

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2008.04.14

#50「歩行者天国の風景」

自動車という文明の利器は、現代人の生活においてなくてはならないもので、世界中どこの街でも、街じゅうの通りという通りは自動車が我が物顔で走り回っており、そこを歩く人は脇に追いやられているのが現状です。

ですから、人が自動車の危険を感じずに、堂々と真ん中を歩ける歩行者専用の道路というものは、都市に暮らす人々に大きな歓びをもたらす、とても価値の高い空間であると言えるでしょう。

そろそろ全国的に、屋外を歩くのが心地よい季節になってきたところで、このテーマをお送りしたいと思います。

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2008.04.12

49-6 ローテンブルク市庁舎(ドイツ)

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「ロマンティック街道の宝石」と呼ばれるローテンブルクは、街まるごと中世の風景が遺されています。市庁舎も昔ながらの建物なのでもちろんエレベータなどあるはずもなく、屋根裏部屋のような所から梯子を昇っていって、やっと小さな展望台に辿り着きます。

展望台から見た風景はこんな感じで、街の建物の屋根はすべて赤い瓦で揃っています。この点、前回(49-5)ご紹介したサンタバーバラのスペイン風の街並みとちょっと似ているのですが、こちらは白い壁に木組みの模様が見えていたり、屋根の角度が急だったりするところ(雪を落とすため?)にドイツが感じられます。

街の外側は畑や牧草地に囲まれているのでしょうか? 緑の平原がどこまでも続いているところが、ヨーロッパという大陸の雄大さが感じられていいですね。

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2008.04.10

49-5 サンタバーバラ郡庁舎(米国カリフォルニア州)

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サンタバーバラは、ロサンゼルスから北へ120km程の距離に位置する、人口10万人足らずの小さな街で、風光明媚で気候が穏やかなことから、LAの人々にとって気軽に行ける高級リゾート地として人気があるようです。マイケル・ジャクソンのような、世界中のどんな場所にだって不動産を所有できそうな億万長者が、わざわざこの地に自分の居宅(ネヴァーランド)を構えるほどの、選ばれた地域です。そんな彼が児童への性的虐待の容疑で裁判に出頭したのは、この建物(英語名:Santa Barbara County Courthouse)だったのかもしれません。

・・・それはともかく、私が大好きになってしまったこの街を、それほど高くもない郡庁舎の展望台から俯瞰で見ると、こんな感じです。オレンジ色の屋根瓦と白壁というスペイン・アンダルシア風に統一された街並みが緑の木々の中に埋もれていて、視界の先には太平洋が広がっています。街には高い建物がないので、空が広く感じられ、何だか心が洗われるような、穏やかな気持ちになれる風景です。この街の魅力は、この角度から見ればすぐに説明がついてしまいますね。

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2008.04.08

49-4 淡路夢舞台(兵庫県淡路市)

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2000年に開催された国際園芸・造園博「ジャパンフローラ2000」の会場で、かつて土砂を採取した跡地である眺めのよい丘の斜面は、「百段苑」と呼ばれる画像のような花壇に生まれ変わり、カラフルな花によって地形が極めて直線的にデザインされています。

私がこの場所を訪れた時に思ったのは、なんだか「遺跡」にとてもふさわしいロケーション(そんなものあるのか?)、ふさわしい造形だな、ということです。もし現在の人類の文明が滅び、長い時間を経て遺跡となったこの場所を、新たに別の文明が発見したら、この構造物を何のために造られたと思うだろう? 軍事施設? 宗教施設? 集合住宅? 工場? ・・・そんな妄想をしばらく楽しんでいました。

妄想の答えは・・・用途があるようでない施設で、敢えて言えば建築的な公園なのでしょうか? あるいはこれじたいが巨大なアート? ・・・建築というのは本来何かの用途に供するために造られるものだと思うのですが、世界的に著名な建築家である安藤忠雄氏の設計によるこの建築は、純粋にその造形を観賞するため、つまり建築することそのものが目的の施設のように感じました。後世の人がちゃんとそこまで読み取ってくれるでしょうか。

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2008.04.06

49-3 コイト・タワー(米国・サンフランシスコ)

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高さ約90mの丘、テレグラフ・ヒルの上に建つ、高さ63mの円柱型の塔で、1906年の大地震の際に活躍した消防士を讃える記念碑だそうです。どう考えても日本人(日系人)の苗字にしか聞こえないネーミングですが、塔の建設資金を提供したLilly Hitchcock Coitという女性の名に由来するそうです。人名という点ではあながち間違っていなかったようです。

以前、このテレグラフ・ヒル方面をロシアン・ヒルから撮った画像をご紹介しましたが、今回はその正反対のアングルです。起伏に富んだサンフランシスコの街並みは、まるで建物がお行儀よく並んだひな壇のようですね。

さて、画面にはサンフランシスコのシンボル、ゴールデン・ゲート・ブリッジが遥か遠くに霞んで映っているのがおわかりいただけますでしょうか?(画像はクリックすると拡大します) この橋は街の中心部から少し外れた場所に架かっているので、街なかではなかなか見ることができないのですが、丘の上に建つこのタワーは、橋を遠くに拝むことのできる貴重なスポットの一つです。

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2008.04.04

49-2 スカイ・タワー(シンガポール)

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スカイ・タワーは、シンガポール南部の、ビーチや様々なアミューズメント施設が立地するリゾート・アイランド、セントーサ島にある高さ110mの展望タワーで、円盤状のキャビンが回転しながら上昇・下降する仕組みになっています。日本で言うと、横浜八景島シーパラダイスにも同様の展望施設があります。(考えてみれば、人工海浜、水族館、遊園地等があり、島全体がリゾートとして開発されている点が、セントーサ島と八景島はよく似ています。)

セントーサ島の南側には、やや傾斜の急な人工ビーチがラグーンを掘り込むように造られていて(画像手前側)、ラグーンの沖には、パーム・ツリーの植わった人工島が、まるで防波堤のように設けられ、ラグーンに蓋をかけています。ビーチで海水浴を楽しむ人たちにとっては、人工島が目隠しとなって外海が見えず、あまり開放的な雰囲気ではありません。

では、この人工島はなぜ造られたのか? ・・・その答は画像からわかるとおり、シンガポール海峡を行き交う無数の船舶の群れと、対岸の島の工業地帯の煙突群が丸見えとなり、リゾート・ムードが台無しだからという訳でしょう。・・・シンガポールの繁栄は、この海峡が太平洋とインド洋を結ぶ重要な海上交通ルートになっているからこそのものなんですけどね。

セントーサ島の植栽計画をはじめとするランドスケープは、一見すごく美しいのですが、何だかテーマ・パークのような、不自然で人工的な感じも漂います。前述の人工島のような「外部の世界を見せない」という発想も、もしかしたらディズニーランド等、テーマ・パークの空間づくりからヒントを得ているのかもしれませんね。

※関連バックナンバー 36-6「セントーサ島のケーブル・カー」

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2008.04.02

49-1 ストラトスフィア・タワー(米国・ラスヴェガス)

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ラスヴェガスには「ダウンタウン」と「ザ・ストリップ」という2つの中心がありますが、そのほぼ中間辺りという、両地区を見下ろすのにちょうど良い角度・距離を保てる位置に建っているのが、高さ350mのこのタワーです。タワーは同名のホテルに併設されたアトラクションという位置づけで、ホテル宿泊者には入場料の割引があります。また、いかにもラスヴェガスらしいクレージーな発想なのですが、展望台の上では、なんとフリー・フォール等様々な絶叫マシーンが楽しめるようになっているのです! 私などは想像しただけで心臓が止まりそうだったので、単純に景色を眺めるためだけに昇りました。

この画像は、展望デッキの上から、ダウンタウン(画像ほぼ中央の、高い建物が集まっている辺り)方面を撮った夜の画像です。アメリカの都市の夜景は、日本と違って街灯の光の色がオレンジな点が、私は気に入っています。格子状の街路で整然と区画された高い建物の少ない市街地が、星の数ほどのカラフルな明かりで埋め尽くされている夜の風景が、私にはフルーツの実った広大な農地が広がっているようにも見えました。

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2008.04.01

#49「展望台から見た風景」

高い場所に昇って街を見下ろすというアトラクションは、その街の観光にとってのハイライトと言えるかもしれません。私は初めて訪れた見どころの多い街で、どこから観光しようか迷った時は、まず展望台のある場所へと向かうことが多いです。そこから街を見ることで、とりあえず街の概観とか、都市構造を把握しておこう、というわけです。何より、普段の目線とは全く違った角度で都市を眺めるというのは、新鮮な気分が味わえますよね。

そんなわけで今回のシリーズでは、展望台から見た街の風景をお届けします。画像はどれも自信作・・・かな?(笑)

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