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2008年10月

2008.10.30

62-7 エーコン通り(米国・ボストン)

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ボストン中心部に隣接し、レンガ造りの家並みが続く高級住宅街「ビーコン・ヒル」の中でも特に、その美しさから絵ハガキにも使われるほど最も有名な通りが、延長100m足らずのこの細い坂道です。両側から赤茶色の壁に迫られていて、なんだか重厚な風景ですよね。

アメリカ合衆国随一の古都らしく、ヨーロッパを思わせるような古い街並みは、夕暮れ時、薄暗くなるとガス灯が灯り、ひと際ロマンティックな雰囲気となります。こんな細い路地にも、ちゃんと両側にレンガ敷きの歩道(?)が設けられているのが面白いですね。そして、隙間からいい感じに草が顔を出し、中央が盛り上がった大きな玉石敷きの車道(?)のゴツゴツして歩きにくいことといったら・・・。

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2008.10.28

62-6 チャールズ・タウンの坂道(米国・ボストン)

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ボストンのダウンタウンからは、チャールズ川を渡った対岸にあるのがチャールズ・タウンです。ボストンは坂の多い街ですが、このチャールズ・タウンも坂が多く、こちらは高密で雑然としたダウンタウンとは違った、落ち着いた郊外の住宅街、といった趣です。

パステル・カラーに彩られた木造住宅の外壁の板の目地と、レンガ造の外壁の目地がともに水平方向で揃い、それが坂道の勾配を際立てているようにも見えます。丸っこい街路灯の形も含めて、全体的にどこか愛らしさを感じるような坂道の風景だったので、取り上げてみました。

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2008.10.26

62-5 馬籠宿(岐阜県中津川市)

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復元された古い街並みが人気の観光地となっている旧中山道の宿場町です。かつては長野県旧山口村に属していて「信州」として売り出していたのですが、平成17年に岐阜県の中津川市と合併し、46年ぶりの越県合併と大いに話題になったのは記憶に新しいところです。

この宿の特徴は、中仙道で唯一、坂の途中に立地している宿場町ということで、全区間に渡って画像のような急勾配の坂道が続いています。ちょっと歩いただけでも疲れるし、安定感がなくて何だか落ち着かないし、何でわざわざこんな立地を選んで宿場町を造ったのかとも思いましたが、そのかわり、空の広さを感じられる眺めは最高です。各家々の軒先の植栽も繊細で美しいですね。

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2008.10.24

62-4 成田山新勝寺表参道(千葉県)

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JR、および京成電鉄の駅から、全国屈指の初詣参拝客が訪れる成田山新勝寺に続く参道です。画像からもわかるように、そのルートはくねくねとカーヴし、アップダウンも多いです。そして、もちろん門前町なので、沿道には土産物屋などが多く建ち並び、その街並みに統一感はないものの、それぞれが昭和の温泉旅館のような、日本情緒を感じさせるようなスタイルで建てられています。

ここを歩く人々の中には、外国人旅行者と思しき方々の姿を多く見かけました。それはやはり、成田国際空港に近いという理由からなのでしょうか。飛行機の乗り継ぎ等で、浅草など東京都心まで足を運ぶほどの時間はないけど、という人々が気軽に日本を味わえる場所としての需要があるとか・・・。そういえば、バブル期に某大手商社が、成田国際空港の近くに日本文化をテーマにした「ジャパン・ヴィレッジ」なるテーマ・パークを造ろうと計画していたような記憶がありますが・・・そんなものを造ろうとするまでもなく、こんな近くに本物があったんですけどね。

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2008.10.23

62-3 旧市街の坂道(ベルギー・ブリュッセル)

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ブリュッセルは、なだらかな丘の斜面上に広がる街で、なんだか街の土地全体が若干傾いているような感じがします。街の中心の広場「グラン・プラス」(※)は、この画像の坂道を下って行った先にあり、この曲がりくねった坂道は、なぞっていくと自然と中心部に導かれていきそうな街並みです。

この風景を見ていて気がつくのは、建物の低い部分には看板が出ていたり、鮮やかな色づかいのテントやパラソルが出ていたりして、人が通りを歩く視線のレヴェルでは華やかな賑わいが感じられるのに、それより上の部分の外壁は、背景となるような落ち着いた色に揃っていてメリハリがあることで、風景全体に秩序が感じられます。だから何でもないようなこんな場所も、小粋で魅力的に見えてしまうのでしょうか。

※関連バックナンバー 7-1「グラン・プラス」6-6「グラン・プラス」

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2008.10.22

62-2 カストロの坂道(米国・サンフランシスコ)

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複雑な起伏の上に市街地が展開されているサンフランシスコでは、この場所に限らず(※)、建物が地形に沿ってひな壇のようにお行儀よく並んでいる風景がよく見られます。ここでは特に、遠くの小さな家々がどれも似たような三角屋根をして色とりどりの姿で並んでいるのが微笑ましく感じられます。

・・・ちなみにこのカストロという地区についての最も重要な情報は、ゲイの街として有名ということで、街の至る所にはそのシンボルであるレインボー・フラッグがはためいています。また、60年代にヒッピー文化の中心地であったというヘイト・アッシュベリーもこのすぐ近くにあります。

※関連バックナンバー 49-3「コイト・タワー」 3-1「ロシアン・ヒル」

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2008.10.21

62-1 国道369号(奈良市)

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奈良市の中心部から、奈良公園のある西側へと延びる通りです。緩やかなカーヴを描くなだらかな坂道の先には、木がほとんど生えていない芝の丘・若草山が横たわっています。この広い通りを横切る架空線はありません。そして画面の左側には、奈良県庁舎等、頭頂部のデザインが印象的な建築が見えます。そうしたことから、ここでは自然と空に視線が行き、空の広さを感じられる心地よい坂道となっています。

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2008.10.20

#62「坂道の風景」

函館、神戸、尾道、長崎・・・、外国で言えばサンフランシスコ、ナポリなど、「坂の街」は風景の美しい、人気の観光地となっていることが多いです。「何でもないような」風景も地形の起伏によって立体的な広がりが出ると、ドラマティックに見えてくるからでしょうか。

今回のシリーズでは、某大物男性司会者の方もわざわざ本を出版してしまうほどハマったという、「坂道」の魅力を追及していきたいと思います。この「ロード」は・・・第7章くらいまで続きそうです。(ちなみに、冒頭に名前を挙げた都市の画像は、今回ほとんど取り上げないと思いますが・・・)

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2008.10.18

61-9 奥入瀬渓流(青森県十和田市)

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新緑・紅葉の名所として知られる、十和田湖から流れ出る奥入瀬川の渓流で、流れに沿って遊歩道が整備されています。前回までに取り上げてきた場所と比べると、自然度がかなり高い立地にある「本物の森」ですが、訪れてみると意外にも「山奥の秘境」といった印象はなかったので、今回取り上げてみました。

意外だった点の一つ目は、下流から上流へと歩いて行ったのに高低差がほとんどなく、数kmの道のりも平坦な街なかの遊歩道のように難なく歩けたこと、二つ目は、川の流れと遊歩道、さらに並行して走る車道との間にもほとんど高低差がなく、水をとても身近に感じられたことです。

意外だった点をもう一つ付け加えるとすると・・・都会の夏に嫌気がさして、北を目指して山の中に入って行ったはずなのに、結構蒸し暑かったことです(苦笑)。画像はいかにも涼しげなのですが・・・。

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2008.10.16

61-8 高野山壇場伽藍(和歌山県)

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高野山は、ユネスコ世界遺産にも登録された、日本仏教の聖地である「宗教都市」で、山に囲まれた街がほとんど宗教施設(寺院等)で埋め尽くされています。寺だけで一つの街が成立してしまうというあたりに、宗教というものの力の大きさを感じてしまいます。

これまでシリーズで取り上げてきたのが「都市の中の森」だとしたら、今回はロケーション的に「森の中の街」と言うべきでしょうか。街は周囲を山の木々に囲まれ、寺院の周りの植栽は和な感じのランドスケープがきめ細やかです。画面の背景に立ち並ぶひょろ長い木々は杉でしょうか?(違っていたらスミマセン) 屋根を遥かに追い越して先端が見えないほど背が高く、真っ直ぐ伸びている姿が印象的です。

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2008.10.14

61-7 シロソ・ビーチ(シンガポール)

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島じゅうにパーム・ツリーが美しく植栽された、シンガポールのアーバン・リゾートです。画像の場所はピクニック等ができる休憩スポットになっているのでしょうか。ベンチやごみ箱などに交じり、画面左側におもちゃのような色と形のバスがオブジェのように置かれていて、それが画面を楽しげなものにしているショットです。

※関連バックナンバー 53-4「シロソ・ビーチのサイン」49-2「スカイ・タワー」

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2008.10.12

61-6 等々力渓谷(東京都世田谷区)

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多摩川の河岸段丘上に広がる世田谷の高級住宅街の、その平坦な台地を鋭く切り裂くように、多摩川の支流・谷沢川が流れ、その細く、深い谷間が等々力(とどろき)渓谷と呼ばれています。長い階段をひたすら下ってたどり着く、画像のような緑に覆われた風景は上界の市街地とはまるで別世界で、とても東京23区内のものとは思えません。私は以前、当時サーヴィスを開始してまだ間もなかったPHSが、この渓谷に降りた瞬間、圏外になってしまい、唖然とした経験があります。

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2008.10.11

61-5 川口西公園(埼玉県)

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東京23区に隣接する川口市は、合併によりさいたま市が誕生するまでは、浦和や大宮を抑えて埼玉県内最大の人口を誇っていた都市です(現在約50万人)。そんな大都市の玄関口であるJR川口駅前は、近年の相次ぐ再開発によって、近代的で、美しく、洗練された都市景観が展開されています。

古くからの繁華街として百貨店等の商業ビルに囲まれている東口とは対照的に、西口は駅を出るとまず水と緑の公園が広がり、その奥に高層住宅群のスカイラインが見えるという風景で、駅前にしてはどちらかというと静かな雰囲気です。画像の風景は、どこにでもある、ちょっといい感じの公園にしか見えないかもしれませんが、ここが駅の改札口を出てすぐの場所であるというところがポイントです。橋上駅舎と市街地をつなぐ公園には、そのレヴェル差を調整すべくなだらかな傾斜がつけられており、そのため画像のような緑の坂道が生まれています。昔から知られている「鋳物工場の街」という、やや薄汚れたような都市イメージは、駅から街に出た瞬間目にする、この爽やかな緑によって見事に打ち消されます。

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2008.10.10

61-4 熱田神宮(名古屋市)

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2000年(!)近い歴史と、全国でも指折りの初詣参拝者数を誇る、名古屋都心部からもほど近い神社です。

この参道を覆う、青空が見えなくなるほどの緑の量はすごいですね。太い木の枝もくねくねと曲がって伸びていて、まるで熱帯のジャングルの中にいるような趣です。どんなに参拝者の姿が多くても、その活気に負けない自然の生命力を感じます。

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2008.10.09

61-3 北海道大学(札幌市)

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サイト開設から3年目にしてようやく、北海道の中心、かつ国内第5の大都市・札幌の風景を取り上げる機会に恵まれました。

旧帝国大学を前身とする歴史を誇る名門・北海道大学は、JR札幌駅からわずか徒歩10分という都心部に、これだけの面積が本当に必要なのか?と思わされるほど広大なキャンパスを構えています。土地の豊富な北海道ならではです。

木洩れ陽が差し込み、小川の流れるこの清々しい緑の空間は、正門からほど近い「中央ローン」と呼ばれる場所です。そこでは人々の憩う姿が見られ、キャンパスにおける「緑のエントランス・ホール」といったような役割を果たしているのではないでしょうか。

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2008.10.08

61-2 ファニエル・ホール前の広場(米国・ボストン)

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ファニエル・ホールは、ボストン中心部に位置する歴史的建造物(画面左側の建物)で、観光名所の一つとして一帯には賑やかなマーケットが形成され、ホールの前にあたるこの広場では大道芸等も催されているようです。

アメリカ合衆国発祥の地として知られる古い街・ボストンは、広大な新大陸というよりはどちらかというとヨーロッパ(英国?)を思わせるような街で、背の高いビルが建て込むダウンタウンは、街路樹もないような狭い道が複雑に入り組み、そこを大勢の人々が忙しなく行き交っています。この小さな広場の緑は、そんな高密な都市における一服の清涼剤となっているようです。高層ビルの谷間のエア・ポケットのような空間に、木々がこんもりと肩を寄せ合うように集まっているのが微笑ましく感じられ、思わずシャッターを押してしまいました。

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2008.10.07

61-1 ナショナル・モール(米国・ワシントンDC)

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アメリカ合衆国の首都として計画的に建設されたワシントンDCの中心に位置する連邦議会議事堂(キャピトル・ヒル)から、約3km先のポトマック河畔に向けて西へと真っ直ぐ伸びる、幅200mほどの芝生と並木を有する緑地帯です。「モール」と聞くと商業施設を想像してしまいそうになりますが、もともとmallとは「木陰のある散歩道、遊歩道」という意味で、その後転じて、木が植えられた歩行者専用の商店街、プロムナード風ショッピング・センターのことをそう呼ぶようになったのだそうです。

ナショナル・モール内やその周囲には、ワシントン記念塔、リンカーン記念館、大統領官邸(ホワイト・ハウス)、最高裁判所、そしてスミソニアン博物館群といった施設が建ち並んでおり、合衆国の政治・文化の中枢に位置する、国家にとっての象徴的な空間として国立公園にも指定されています。

そんなありがたい、恐れ多い、モニュメンタルな場所も、ワシントン市民にとっては日常的な憩いの場となっているようで、画像のようにピクニックを楽しんだり、アメリカン・フットボールに興じたりという、普通の公園と変わらぬ風景が見られます。こんな贅沢は首都に住む人々ならではの特権と言えるでしょう。

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2008.10.06

#61「森の風景」

その昔、「都会の森」というタイトルのTVドラマがありました(主題歌は徳永英明さんの「壊れかけのRadio」)。人工と自然という、対立する2つの概念を融合させたそのフレーズには簡潔ながら心地よい響きが感じられ、今でも強く印象に残っています。コンクリート・ジャングルの都会の中に、森のような空間を創ろうという発想は、ヘルシーでとても魅力的な提案ですよね。

今回のシリーズは、そんな都市の中の小さな森の風景をお送りします。木の葉が色づく前に、緑でいっぱいの画像をお届けします。

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2008.10.03

まもなく再開の見込みです。

"URBAN TOURS"をご覧のみなさん、こんばんは! mknです。
いつもアクセスいただき、ありがとうございます。

通常でしたら、毎月1日からは新しいシリーズがスタートしているはずなのですが…

実は一時的に、これまでストックしてきた画像データが取り出せず、また画質調整もできなくなるというトラブルに見舞われたため、記事の更新が滞っております。
現在、問題は解決し、まもなく再開できる見込みとなっておりますので、もうしばらくお待ちください!

いつも新しい記事を楽しみにしてくださっている方、あるいは管理人の安否を心配してくださっている方がいたら(?)申し訳ないと思い、とりあえず本記事を投稿させてもらいました。
今後とも、当サイトをよろしくお願いいたします!

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