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2011年4月

2011.04.30

当サイトの更新状況について(2011年4月現在)

アクセスいただき、ありがとうございます。
当サイトは、2009年3月を以て定期更新を終了しております(以降、4回の不定期更新を行っております)。
今後の更新については、未定です。
また、このサイトでお目にかかれる日が来ることを祈りつつ…。

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2011.04.12

76-11 仙石原のすすき草原(神奈川県箱根町)

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かつてはカルデラ湖の底だったというなだらかに傾斜する山のふもと一面が、柔らかな毛布を掛けたように、微風に揺れて金色に輝くもわもわとした物体で覆われている風景です。

「もわもわ」の正体は、すすきです。すすきというと「昭和枯れすゝき」という歌謡曲があるように、寂しさ、侘しさの象徴、といったようなイメージがありますが、これだけの広い草原を隙間なく埋め尽くしていると、逆に壮観で、ゴージャスな神々しささえ感じられます。わざわざこのすすきを見るためだけにやって来た大勢の観光客は、モーゼの「十戒」のような、両側をすすきの海に挟まれたこの一本道を、ありがたそうに列を成して巡礼していきます。まぁ、終点には何もなく、ただの行き止まりなので、行って戻って来るしかないんですが(笑)。

すすきと言えば、米国東海岸の海沿いのリゾート地・アトランティックシティ(※)という街を訪れた時、美しく整備された街路の植栽帯に、わざわざすすきが植えられているのにびっくりした思い出があります。この街の海岸にはすすきがいっぱい生えているので、言わば街のシンボル的な存在なのかもしれませんが、あちらではすすきに対してあまりネガティヴなイメージはないのでしょうか? ちょっと不思議な感じがしました。

※関連バックナンバー 65-4「ミシガン・アヴェニュー」

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2011.04.11

76-10 初島アイランド・リゾート(静岡県熱海市)

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「初島」は、熱海港から高速船に乗ってわずか25分で行ける、相模湾に浮かぶ周囲約4kmの有人島で、1960年代から富士急グループなどによるリゾート開発が行われています。

ただ、かつては「首都圏から最も近い離島」として人気を博した時期もあったようですが、現在ではそれほど人気のあるリゾート地ではないように思います。わざわざ入場料を払う価値があるほどの娯楽施設がある訳でもありません。その分、混雑はしていないので、画像に映っている方々のように、若干アジアン・リゾート的なテイストを散りばめた大自然の風景の中で、のんびり、ゆったりした時間を過ごしたいという向きにはよいのかもしれません。私としては、画像の場所のすぐ傍にある、目の前にすぐ相模湾が広がる露天風呂を備えた開放感たっぷりの温浴施設「島の湯」がおすすめです。

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2011.04.10

76-9 長井海の手公園・ソレイユの丘(神奈川県横須賀市)

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相模湾にほど近い、航空自衛隊航空無線標識所の跡地に造られた農業体験型総合公園で、PFI(プライヴェート・ファイナンス・イニシアティヴ、民間資金を利用して民間に施設整備と公共サービスの提供を委ねる)という手法により設計、建設、維持管理および運営が行われている、レストランや温浴施設等も備えた新しいタイプの公園です。

ここは「ソレイユ」(太陽)とフランス語のサブ・タイトルが付けられているように、南仏・プロヴァンス地方を思わせるような空間づくりをコンセプトとしており、陽射しの強さを感じさせるような明るい色調の石畳やレンガ造の建物の風景が特徴的です。画面に広がるひまわり畑も含めて。

まあ、プロヴァンス気分を味わうには、ちょっと空間デザインの完成度が低い(チープ)かな、という感じで、そこまで素敵でもないですが・・・(笑)。

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2011.04.09

76-8 梅の公園(東京都青梅市)

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「青梅(おうめ)」という地名の由来にもなっていますが、「吉野梅郷(よしのばいごう)」と呼ばれる梅の名所の地域の中心に位置する公園で、急峻な谷の斜面に1500本の梅の木が植えられています。

梅の花は、繊細な薄紅色一色の桜と違って、白、ピンク、赤(黄色、なんていう変わり種もありました)、と色とりどりなのが魅力ですね。見頃も長いのでお花見のスケジュール調整もラクでしょうし(笑)。空の青、林の緑を背景として、谷間全体が可憐に咲く花のグラデーションで埋め尽くされる華やかな風景にはなかなか圧倒されます。

今回、一公園の中という閉ざされた空間内の風景としてでなく、なるべく都市の中にいて目にする風景を取り上げたいという当サイトの本来の趣旨を踏まえるとともに、公園内外の関係性がわかりやすくなるよう、敢えて周囲の集落が写り込んでいる画像を載せてみました。新建材で造られた家々が無秩序に並ぶ現代日本の屋根並みはあまり美しくないですね。もしここが、たとえば古い街並みが保存されているような歴史的な景観を持つ地区であったとしたら、もっとフォトジェニックで観光用ポスターのようなショットになったのかもしれませんが、観光地というよりは郊外の住宅地といった性格が強いこのような地域では、そこまで求める必要は・・・ないですかね。

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2011.04.08

76-7 羊山公園・芝桜の丘(埼玉県秩父市)

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当サイトとしては初めて、東京都心から約70km、埼玉県の北西部に位置する秩父市からお送りします。

東京方面からこの地域へは、私鉄の西武鉄道に乗ってアクセスするのが一般的と思われますが、途中通る谷間の車窓風景はとても東京からすぐのものとは思えないような魅力的な山里で、それを抜けると広がる秩父盆地のなだらかな丘の風景もまた、人里離れた桃源郷のような大らかさが感じられ、私はとても気に入っています。

今回取り上げるのは、芝桜の名所として近年つとに知名度が増している、らしい「羊山公園」の風景です。芝桜って、昔はあまり見なかったと思うのですが、最近は春になるとやたらと各地の観光ポスターで見かけるような気がしています。一種の流行りなのでしょうか?

私がここを訪れたのも、駅に貼られたポスターの写真がきっかけでした。北海道の美瑛や中富良野のラヴェンダー畑のように、丘一面が花で埋め尽くされているような大陸的な風景に出逢えることを期待して・・・

ですが実際は・・・ベルギーのブリュッセルや神戸等で行われているような、通りや広場に花をカーペットのように敷き詰めるイヴェントをちょっと大きくしただけ、といった印象でした(笑)。しかも見物客が大勢いるので余計に狭く見えてしまっています。プロのカメラマンは、狭い空間を広く見せるのがほんとうに上手ですね。まぁ、視点によっては、色どりの模様を描く花の鮮やかさがこの世の物とは思えないほど眩しくて、ちょっと感動を覚えたりもするのですが・・・。背後に聳える荒々しい岩山の雄々しさとのコントラストも面白いですね。

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2011.04.07

76-6 笛吹川フルーツ公園(山梨県山梨市)

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なだらかな斜面の扇状地上に広がる公園で、流れる水で戯れる親子連れで賑わう風景が微笑ましかったので、取り上げてみました。

背後に見える3次元曲面の白いネットで覆われたような建造物は、著名な建築家・長谷川逸子氏の設計による温室です。かつてコマーシャル・フィルムに出演されていた時(※)、「果物の種が飛来してきたような・・・」なんてコメントされていたことを覚えています。

ちなみにこの画像からは窺い知れないとは思いますが、この公園の「売り」は、「新日本三大夜景」にも選定されたほどの、眼下に広がる甲府盆地の眺めの良さで、遠く富士山を望む絶景露天風呂で人気の「ほったらかし温泉」も、ここから歩・・・けなくもない距離にあります。

※関連バックナンバー 42-2「湘南台文化センター」

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2011.04.06

76-5 上総中野駅(千葉県大多喜町)

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東京という大都会の喧噪の中で過ごす日々にストレスを感じはじめていた私は、ある年の夏休みを迎えるにあたり、「とにかくどこか田舎に行きたい!」と思いつきました。あまりお金も無かったので、いちばん近い田舎に。候補に挙がったのは「半島」という、交通が不便なために他の地域とのつながりが隔絶されている土地で、東京からは海を隔てて対岸に位置する、近くて遠い巨大なフロンティア(辺境)、房総半島を目指したのでした。

房総半島には、外周部の海岸沿いに幹線(?)というべきJR内房線・外房線が通っていますが、海岸部から内陸に向かうローカル線も何本かあります。そして、外房(太平洋側)の大原駅を起点とする第三セクター・いすみ鉄道と、内房(東京湾側)の五井駅を起点とする私鉄・小湊鉄道が出逢う、半島のちょうど中央部に位置しているのがこの上総中野駅です。

いすみ鉄道の方は、「レールバス」と呼ばれる、その名の通りレールの上を走るバスのような簡素な車両(画面左側)が1両で草原の中をくねくねと走る列車で、もう一方の小湊鉄道はというと、大昔にどこかで使われていたものを持ってきた、エアコンも付いていないような古い車両(画面右側)で、この駅には一日に5往復しか列車が発着しません。そんなわけで東京駅からの直線距離にして50kmも離れていない駅とは思えないようなのどかさです。プラットフォームの高さは、バリアフリーなんていう時代の流れなどどこ吹く風といった昔ながらの低さで、雑草は生え放題。線路を跨ぐ陸橋など無く、画像のように踏切内を幼児がよちよち歩きしていても全く危険が感じられません。

東京に居て当サイトをご覧のみなさまも、最も手っ取り早く田舎の風情を味わいたかったら、こんな駅を訪れてみてはいかがでしょうか?

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2011.04.05

76-4 鎌倉高校前駅(神奈川県鎌倉市)

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鎌倉駅と藤沢駅を単線の2~4両編成でのんびりと結んでいる江ノ電(江ノ島鎌倉観光電鉄)の中でも、国道134号を挟んで目の前に海が広がるというロケーションから、最も湘南らしさが感じられる駅として、TVドラマやコマーシャル・フィルム等でもお馴染みです。

そんな当駅など沿線の4駅を対象として、江ノ電では冬期の夜に駅のイルミネーションを実施しています。私はそのすべてを見に行ったのですが、夜なのでもちろん海など見えず、周囲は国道を行き交う車のライトだけが灯る中、屋根に積もった純白の雪とつららを感じさせるようなファンタジックな光が浮かび上がるというこの駅のイルミネーションがいちばん気合いが入っているな、と感じました。

1本の線路に短いプラットフォームが1つのみというこぢんまりとした駅の屋根と柱は古い木造の質素な造りで、手描きの看板にはモロに生活臭が感じられるというのに、このイルミネーションは非現実的な美しさというギャップは、何だかレトロな機関車と客車が宇宙空間を駈けていくというTVアニメ「銀河鉄道999」で描かれているような哀愁に通ずるものがあるように思います。

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2011.04.04

76-3 つくばセンター(茨城県つくば市)

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よくある駅前広場のバス・ターミナルの風景、と言えなくもないショットですが、それにしては駅舎や線路敷の姿が見当たりません。それもそのはず、駅(つくばエクスプレス・つくば駅)はこの広場の地下に乗り入れているので、地上では見えないのです。

と言うより、ここは鉄道が開通する遥か以前から、1960年代以降国策によって開発された筑波研究学園都市の交通の拠点として、東京都心とを結ぶ高速バスが頻発するようなバス・ターミナルが整備されていて、そこに何十年も経過してから鉄道がやってきて駅ができたため、結果的に駅前広場のようになったという、普通とは逆のパターンによって成立した交通広場なのです。

ニュータウンの都心部は高い建物が密集することなく、ゆとりを持って建てられており、電線類も地中化されているので、空が広く、風景が整然として感じられ、自然発生的に成立した一般的な都市の中心部の駅前とはだいぶ様相を異にしています。

※関連バックナンバー 44-3「筑波研究学園都市の道路」

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2011.04.03

76-2 今井ニュータウン(長野県長野市)

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前回(76-1)に引き続き、長野市内の一風景をお届けいたします。

ここは市営住宅、公務員住宅、社宅等で構成された、開発面積約19ha、総戸数約1,100戸のプロジェクトで、7つに分かれた街区ごとに我が国を代表する建築家がそれぞれ、機能・意匠に工夫を凝らした個性的な集合住宅を設計している、言わば「デザイナーズ・ニュータウン」です。

街区ごとに異なる設計者を起用しながらも景観に統一感を持たせるよう、ニュータウン全体ではデザイン調整が行われており、華美な色彩を排除し白を基調としたモノトーンの、現代建築による街並みが形成されています。一般的な民間分譲マンションのようにキャッチーな外観で商業的に媚びたりしない、ストイックなデザインの建物群は、のどかな地方都市郊外の田園風景の中で一際異彩を放っています。

ちなみに、この「ニュータウン」に関して最も特筆すべきなのは、ここが1998年開催の長野オリンピックの選手村として建設された、という事実で、画像の場所「中央広場」の路面には、それを記念した五輪マークの銘板が埋められています。

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2011.04.02

76-1 善光寺表参道(長野県長野市)

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「TOKYO日帰り圏」をテーマに謳う今回のシリーズは、1997年の新幹線開通によって、東京から2時間足らずで行けるようになってしまった長野県長野市からスタートします! こんな東京から相当離れた土地をも日帰り圏に変えてしまうのですから、「新幹線」というインフラの持つ力は絶大です。おかげで観光客は長野にわざわざ泊まらなくなってしまって、宿泊業者は大打撃だったなんて話も聞きましたが・・・。

前置きはともかく、今回取り上げるのは、長野市のシンボル、というか、これがなければこの街は成立し得なかったのではないかというくらい大きな存在である「善光寺」の表参道です。

ネットで調べた範囲ではあまり情報が得られませんでしたが、やはりここではわざわざ景観整備事業が行われていたようで、空を覆う電線類は見当たらず、歩道との段差が小さく一体感のある車道は一般的なアスファルト舗装ではなく黒く大きな石(タイル?)が敷き詰められ、沿道の建物は黒い瓦に白壁の蔵造りで揃えられていて、長野という街の「顔」となる空間にふさわしい、落ち着きと風格の感じられる景観が形成されています。

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