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2014年3月

2014.03.29

82-11 香港国際空港(香港)

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アジアにおけるハブの一つとしての地位を確立し、利便性・快適性の面からも世界トップ・レヴェルとの評価を受けている大空港の、旅客ターミナル出発階の深夜の画像です。

自然光を積極的に取り入れているこの旅客ターミナルの空間は、日中、外の天気が曇っていると「暗いなぁ」と感じたのですが、メタリックな印象の天井が間接照明で照らされる夜間になると、その暗過ぎず、明る過ぎない空間に身を置いている感じが心地よく、SFチックな印象を受けました。違う国へ向かう飛行機に乗る場所というよりは、違う惑星に旅立つ宇宙船のターミナルにいるようで…。

香港の記事は今回で終わり、次回からはマカオの風景をご紹介していきます。ちなみに、香港からマカオへは1時間足らずで行ける高速船でのアクセスが一般的です。両都市を結ぶ航空便はこの空港からは出ておりませんので、悪しからず…。

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2014.03.28

82-10 エアポート・エクスプレス(香港)

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市街地から遠く離れた場所に建設された新空港と香港の中心部の間を、最高時速135kmで駈け抜けわずか24分で結ぶ空港連絡鉄道です。香港国際空港の旅客ターミナルからは改札口を通ることもなくいつのまにかプラットフォームに導かれていて、香港市街までの動線はストレスを感じることなく、極めてスムーズです。

私もこれまでの人生の中で(笑)かなり多くの鉄道車両に乗ってきましたが、その中でもこの車両の明るい清潔感、窓の大きさや丸みを帯びた車体断面の柔らかさから来る開放感、カーペット敷きの床やゆったりとした座席からもたらされる快適性はトップ・クラスだと感じました。エコノミー・クラスの狭苦しい座席で長時間揺られてきたばかりの身にとっては地獄と天国の差で、間違って1等車に乗ってしまったのかと思った程です。空港に通じる鉄道の車両という点では、米国・サンフランシスコのBARTにもちょっと雰囲気が似ていると思いました。

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2014.03.26

82-9 スカイ100から見た九龍の市街地(香港)

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2014年現在、世界で4番目に高いビルの100階にある展望台から見下ろした風景です。この展望台の南側からは、世界の金融センターである香港島の、屏風のように並んで聳え立つ高層ビル群の迫力あるパノラマが楽しめ、西側を見ると複雑な海岸線を持つ雄大で優美な水域に浮かぶ船舶の大群が望めます。

でも私が最も感銘を受けたのは、特に見るべきものもないはずの郊外にあたるこの北側の九龍半島の市街地です。なぜかというと、眼下の市街地が見渡す限り高層建築群(多くは住宅?)で埋め尽くされていたからです。そして車が行き交う高速道路と貨物船でごった返す港湾の風景を見るとこの街の繁栄ぶりと高密さが実感できます。たとえば東京スカイツリーの展望台に上ると、東京を中心とする関東平野には低い建物がどこまでも平べったく広がっていて、土地の高度利用が進んでいないことがよくわかります。それに比べると香港は「本物の都会」なんだなぁ、とつくづく思わされました。東京の都心部から離れていて、周囲に見るべき景色が何もないスカイツリーよりも安い入場料で、その何倍も楽しい景色を眺められる展望台です。

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2014.03.25

82-8 1881ヘリテージ(香港)

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その名のとおり、英国統治時代の建物としては最も古い歴史を持つ1881年創建の水上警察本部という遺産(Heritage)を補修・改装し、2009年にショッピング・モールとホテルとして生まれ変わった尖沙咀の新名所で、敷地内には時計塔や樹齢100年以上の木々、厩舎等も残され、当時の名残も留めています。中庭から上に向かって階段状にセットバックしていく宮殿のような壮麗な建物の1~3階には一流ブランドが入店し、その上のホテルはわずか10の客室全てがスイートなのだそうです。

このように本来敷居の高そうな場所ではあるのですが、クリスマス前のこの季節には中庭を中心に華やかにデコレートされていて、市民や観光客たちの格好の記念撮影スポットとなって賑わっていました。とはいえ、飾り付けは赤や緑などの鮮やかな色を使わず、あくまでシックで落ち着いたテイストで、「大人のクリスマス」を演出しています(?)。画像左側の大きな鐘に付けられたリボンも高貴さを感じさせる紫色で、ヴィクトリア湾からの涼やかな海風に吹かれてなびいているようなイメージを思い起こさせます。

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2014.03.24

82-7 尖沙咀のバス・ターミナル(香港)

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今回からは九龍半島側の風景をご紹介していきます。香港は、ヴィクトリア湾を挟んで香港島と九龍半島の2つのエリアに分かれますが、九龍半島側の中心地がここ尖沙咀(チムシャツォイ)です。狭い海峡を挟んで2つの街がツイン・シティを形成している様子は、距離感覚等も含めて、ちょっと山口県・下関と福岡県北九州市・門司の関係に似ています(都市の規模は全然違いますが)。

ここは尖沙咀のバス・ターミナルで、香港島の中環に渡る「スター・フェリー」の乗り場に隣接しています。フェリー乗り場の建物の奥には、対岸の中環に聳え立つ高層ビル群とその奥の山が見えています。大都市・香港の一つの中心である尖沙咀の建物の過密ぶり、人や車の混雑ぶり、そして喧騒と活気は東京の新宿や渋谷をも上回り、ニューヨークのダウンタウンを思わせるものがあります。過密都市・香港ではトラムだけでなくバスさえも2階建てです。もちろん観光のためではなく、輸送力を賄うために。夕方の帰宅ラッシュ時のこのバス・ターミナルも人でごった返し、2階建てのバスが次々と行き交っていました。

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2014.03.22

82-6 ソーホーの街並み(香港)

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「ソーホー」とは、South of Hollywood Rd.”(ハリウッド・ロードの南)を意味し、グルメと買い物、街歩きが楽しめる旬のスポットが集まるエリアです。同じ呼び名を持つエリアはニューヨークやロンドンにもあるようで、いかにも英語圏らしい略し方が洒落てるな、と思います。そういえばサンフランシスコには「ソーマ」(South of Market St.)なんてエリアもありました。

このソーホーは、中環から見れば裏手にあたる丘の中腹に位置し、18基のエスカレーター、3基の動く歩道と階段からなる全長約800mの「ミッドレベル・エスカレーター」で昇って行きます。中環が香港島を植民地とした英国がまず初めに開発を始めた地区という歴史的経緯もあってか、ここでは香港の他のエリアよりも若干欧米系の方々の姿を多く見かけた気がします。

そんなわけで、「香港」と聞いて誰もがイメージするような、漢字ばかりのデカデカとしたど派手な看板群で上空を覆い尽くされた街路景観はここにはなく、横文字の控えめな看板を出したお洒落なレストランやバーが並んで、ちょっと落ち着いた雰囲気の小粋な通りです。

余談ですが、ギザギザに描かれた車道の端の白線、日本ではお目にかかれないので、こういう物を見るとああ、外国に来たんだなぁ、と実感させられます。

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2014.03.21

82-5 香港トラム(香港)

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世界的にも珍しいこの2階建ての路面電車は香港を象徴する乗り物で、1904年の開業以来、香港島北部の主要地区を東西に結んで走っています。運賃は一律2.3香港ドル(2014年現在。日本円にして約30円)と激安で、市民の生活の足となっています。

横幅が狭い割に背は高く、重心が高くて見た目安定感に欠ける車両がたった1両で走っている姿は、どこか愛らしい感じがします。しかもそれぞれが華やかな広告で色とりどりにラッピングされた車両が、次から次へとやってくるので、何だか大通りをパレードしている山車のようにも見えます。

2階席の乗り心地は…ガタゴトとよく揺れてアナログな感じです。そして、活気と生活感溢れる香港の中心街を少し俯瞰でサファリ・パークのように「高みの見物」ができて、ちょっといい気分です。

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2014.03.20

82-4 尖沙咀から見た灣仔の夜景(香港)

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前回(82-3)と同じ灣仔から銅鑼灣にかけての夜景を、今度はヴィクトリア湾対岸の尖沙咀(チムシャツォイ)から見たものです。

九龍半島南端・尖沙咀の海岸沿いには「アヴェニュー・オブ・スターズ」というプロムナードが有り、その名のとおり香港歴代の俳優や監督たちのプレートが歩道に埋め込まれています。言わばハリウッドの「ウォーク・オブ・フェーム」の香港版、といったところです。まあ、香港映画といってもジャッキー・チェンやブルース・リーの名前くらいしか思い浮かばない私にとっては何の思い入れもないのですが…

で、この画像を撮ったのはその「アヴェニュー・オブ・スターズ」ではなく、そこから大通りを一本渡った人工地盤上に整備された公園で、ここからだと若干高い視線から対岸の香港島の夜景が楽しめます。

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2014.03.19

82-3 金紫荊廣場と灣仔の夜景(香港)

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前回(82-2)取り上げた「シーサイド・プロムナード」から、今度は東側の灣仔(ワンジャイ)から銅鑼灣(英語ではCauseway Bay)にかけての夜景を撮ったものです。1997年の香港返還の式典はここ「コンベンション・アンド・エキジビジョンセンター」で行われ、それを記念して中国から香港に贈られたのが画像左側に映る金色の像(「バウヒニア」という香港を象徴する花を象ったもの)で、香港にやってきた中国人観光客はここで記念撮影をするのが定番なのだそうです。

香港島の西側の中環エリアの夜景は、ビルのデザインそのものの美しさで魅せる、どちらかというとクールな感じのものですが、それに対して東側の灣仔から銅鑼灣にかけてのそれは、各ビルの屋上に掲げられた色とりどりの企業広告が華やかな、ネオンに彩られた日本の都市の夜景にも似た感じです。

そしてこの広場の像の前では、観光客目当てに香港の夜景と記念撮影をする、フレームが発光する写真の屋台が建ち並び、夜の景色に彩りを添えています。

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2014.03.18

82-2 シーサイド・プロムナードと中環の夜景(香港)

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北側をヴィクトリア湾、南側を山地に挟まれ東西に細長く延びた香港島の市街地の中央付近の、大きく海に突き出した埋立地にはコンベンション・アンド・エキジビションセンターの新翼が立地しています。その周りを取り囲んでいるのがここ「シーサイド・プロムナード」で、西側に位置する中環エリアの夜景を撮ったのがこのショットです。中環の高層ビル群のスカイラインは、一際高い「國際金融中心二期」ビルを中心に、スタイリッシュなデザインのビルが並び、形の美しさで魅せているところが気に入っています。

香港では、毎晩午後8時から15分間、「シンフォニー・オブ・ライツ」というイヴェントが行われていて、香港島と対岸の九龍半島のビル群の壁面が巨大なスクリーンと化して光のアートが展開され、両岸のビルに設置されたサーチライトから光線が飛び交い、オリエンタル・テイストでダンサブルなテクノ・チューン(?)とシンクロするのですが、ここシーサイド・プロムナードはそのショーを鑑賞するのに絶好のポイントの一つとなっています。

「シンフォニー・オブ・ライツ」は、香港政府観光局によって開催されているイヴェントらしいのですが、一つ一つは単なる建築物・不動産物件でしかない高層ビルを、都市景観の要素として重要な観光資源と位置づけ、官民一体となって街ぐるみで(香港は「高度な自治権」を有する「特別行政区」なので言わば「国家ぐるみ」で)このような取り組みを行っているのが凄いな、と思います。

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2014.03.17

82-1 中環の高層ビル群(香港)

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まずは香港を象徴する「100万ドルの夜景」からご紹介していきましょう。

そもそも東京都の約半分の面積に700万人もの人口を有する香港は世界有数の過密都市で、山がちで平地の少ない地勢から無数の超高層ビルが林立しているという土地柄であります。

そして、英語ではCentralと称される中環はその名のとおり、英国植民地時代から現在に至るまで香港の政治・経済の中心地であり、多くの多国籍金融機関の本部が立地しています。

そんな中環の高層ビル群の夜景の一部分を切り取ったのがこのショットです。香港のスカイラインの中でも一際目を引く個性的なデザインの建物が画面左側の中国銀行タワーと、画面右側の香港上海銀行・香港本店ビルです。中国銀行タワーはカッター・ナイフの刃を並べたようなフォルムとトラスの枠組みのデザインがユニークです。一方、英国出身の有名建築家ノーマン・フォスター氏の設計による香港上海銀行の方は、建物側面の鉄骨の組み方の形状から現地で「蟹ビル」と呼ばれるほど、ただでさえ精密機械のようにも見える特徴的な外観が、その構造を際立たせるかのように赤・白2色にライト・アップされていて、デジタルな感じです(ちなみに、同じくノーマン・フォスター氏設計のこれによく似たビルが東京・お茶の水にもあります)。

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2014.03.14

アーバン・ツアーズ 2014春のSP 香港・マカオの風景

みなさま、こんにちは。

前回のシリーズ終了からまだ2か月も経たぬうちに、今回は久しぶりに海外から、そして当サイトではこれまで手薄だったアジアから、「香港・マカオの風景」をお送りいたします。

超高層ビルが建ち並び、ニューヨーク、ロンドンと並ぶ世界三大金融センターの一つとされる、アジアを代表する世界都市・香港。そして、大規模なカジノとポルトガル植民地時代の世界遺産という観光資源に恵まれたマカオ。どちらも経済成長著しい中国に隣接し(前世紀末に返還されているので中国の一部ではありますが…)、現在ますます発展中の地域です。そんな勢いを感じられる街の風景を、3月17日(月)よりお届けする予定です。お楽しみに!

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