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2014年9月

2014.09.27

84-20 小浜島の港(沖縄県竹富町)

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シリーズも今日でとうとう最終回となりました。

当初は石垣島と竹富島のみが目当てだった私の八重山諸島の旅でしたが、スケジュールに余裕があったので、西表島(と由布島)にまで足を伸ばしてみました。そして、石垣島を出る飛行機の出発時刻までにもまだ余裕があったので、せっかくならNHK朝の連続テレビ小説「ちゅらさん」の舞台となったことで脚光を浴びた小浜島(こはまじま)を経由する便に乗って石垣島へと戻ってみることにしました。上陸(船が停泊する間のほんの一瞬、下船して足を踏み入れただけですが)の記念に撮ったのがこのショットです。

特に語りたい事がある訳でもないのですが…画面中央に立つ男性のボロ・シャツについて一言。この方は八重山諸島内の海上交通を担う企業の一つ「石垣島ドリーム観光」の乗組員で、このポロ・シャツは同社の制服な訳ですが、こんなどぎつい紫色のシャツを制服に採用するという色彩感覚が、関東地方出身の私にとってはちょっと新鮮でした。よく日焼けした海人(うみんちゅ)の肌にはこんな濃い色がよく似合う、ということなのでしょうか。

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2014.09.25

84-19 亜熱帯植物楽園(沖縄県・由布島)

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由布島の「亜熱帯植物楽園」は、1969年に島を襲った台風によって島民がほとんど亡くなってしまったり、移り住んでしまったりした後、島に残った夫婦が椰子の木や花をたくさん植え続けてできた施設です。素人がほぼ手作りで造った植物園と聞いていたので、大した期待はしていなかったのですが、それにしては良くできているなぁ、と思いました。ランドスケープとしての完成度だけなら、東京湾岸にある世界的に有名なテーマパークにも引けを取らない…と言ったら大袈裟過ぎるでしょうか?

亜熱帯の植物以外にも、水牛やイノシシといった動物や色鮮やかな蝶を見ることができたり、お洒落な雑貨屋を思わせるような貝類の展示施設があったり、かつてこの島に存在した学校の面影を感じることができたり、子どもが遊べるフィールド・アスレチック施設があったり、とアトラクションもいろいろで、そこそこ楽しめます。

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2014.09.24

84-18 由布島の水牛車(沖縄県竹富町)

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由布島(ゆぶじま)は、西表島とは400m離れた浅瀬で隔てられた島で、周囲2km足らずの小さな島全体が観光客向けの亜熱帯植物園となっています。西表島との間はこの近さ、この浅さなので、海中にどこか頼りなげな電信柱が何本も建ち並んで電線を渡していたり、地元の方が長靴を履いて海中を歩いて渡っていたり(しかも私が見た時は大雨の中、傘を差して!)、車高のある四駆が海水の抵抗を受けながら、ゆっくりと静かに進んで渡って行ったり…という驚愕の光景が見られます。

そんな浅瀬を、島を訪れる一般の観光客は、このような水牛が引く車に乗って15分ほどかけて渡って行きます。画像右手奥に見える、対岸の西表島側にはカラフルな雨除けテントを付けた水牛車が何台も待機していますが、観光バスが同時に何台も到着すると島へと一斉に向かってくる水牛車の群れは、何だか騎馬戦車隊の襲撃を受けているような錯覚にとらわれそうなほどの迫力があります(スピードはかなりのんびりですが)。

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2014.09.23

84-17 大原港(沖縄県・西表島)

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八重山諸島の中心地・石垣島からの高速船が発着する、西表島の玄関口の一つです。西表島は地理的に日本の南端である沖縄県の、その中でもさらに最果てに位置しており、天然記念物「イリオモテヤマネコ」が棲息していたり、島の大半が亜熱帯の原生林に覆われていたりして、「秘境」というイメージがあったのですが、石垣島からは頻発する高速船に乗れば40分程度で到着し、1日数便しかない島唯一のバス路線との接続もスムーズなので、離島的な不便さは全く感じられませんでした。

八重山諸島の港湾施設は、気のせいかどれも似たような形の色違いに見えるのですが、この大原港のイメージ・カラーは「朱色」のようで、小山のような赤瓦屋根のターミナルへ向かって真っ直ぐ延びる桟橋上屋の柱と梁は、京都の神社の(私はTV等でしか見たことがないのですが)建ち並ぶ鳥居のような神々しさが感じられます。

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2014.09.21

84-16 カイジ浜(沖縄県竹富町)

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竹富島の土産物として人気のある、星の形をした「星砂」が島で唯一取れる場所が、このカイジ浜です。

この海岸で、いいな、と思うのが、画像からもわかるように海沿いまで防風林(防砂林?)が迫り、上空にせり出すことで、南国の強烈な陽射しを遮り、砂浜に影を落としてくれるおかげで、涼しく散策できることです。ただし、ここは遊泳禁止ですが。

竹富島には、大型バスが何台も連なって観光客が押し寄せるような大げさな観光名所はありませんが(もちろん、キャパシティの問題はあるにせよ)、「自分だけのお気に入りの場所」と愛着を感じられるような、小粒でも個性的な景観資源が、徒歩、あるいはレンタサイクルで回れる範囲内にいくつも点在しているところが魅力なのだと思います。

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2014.09.20

84-15 コンドイ浜(沖縄県竹富町)

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竹富島で海水浴をしたければ、ここが最適なようで、「南の島のビーチ」と聞いて誰もがイメージするような、透明感のあるブルーの海と白い砂浜の風景が広がっています。

ただ、あまりにも果てしなく浅瀬が続いているため、干潮時には身体を水に浸けるのさえ苦労するほどです。そして、黒い楕円形の石のような形をしたナマコがうじゃうじゃいるので…。

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2014.09.19

84-14 西桟橋(沖縄県竹富町)

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今回から3回連続で、竹富島の海岸沿いの魅力的なスポットを紹介していきます。

表面のコンクリートがひび割れて、日常的に船が出入りしている気配もないような(石垣島等と結ぶ高速船が発着する港は、島の北側に別にあります)、寂れた素朴な桟橋ですが、「西」とつくだけに、竹富島随一の夕陽スポットとして観光客には人気のようです。こんな桟橋が何のために存在するのかというと、農耕に適さないこの島から西表島まで耕作に通うための船の発着場として、昭和13年に造られたものなのだそうです。

夕陽の名所として人気のビーチに隣接している、花と緑に囲まれた小さく美しい村、という竹富島の構図は、何だか米国・北カリフォルニアのリゾート地、カーメル・バイ・ザ・シーを思わせます。

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2014.09.18

84-13 竹富島一周道路(沖縄県)

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竹富島の市街地、というか集落は、海岸沿いではなく、島の中央部にありますが、その集落に車を乗り入れさせないようにする目的で造られたと思われるのが、この海岸沿いの環状道路です。しかし、現在、集落に近いさらに内側に新しい環状道路が整備されているため、集落から離れたこちらの古い道路は未完のまま、ほとんど使われなくなっており、舗装はボロボロのまま長期間放置されているように見受けられ、下手をすると、歩道と街路樹が一応整備された「ちょっと立派なけもの道」といった風情です。私がここをレンタサイクルで通った際は、車どころか観光客とも地元の方とも全く出逢うことなく、ただ風の音と、鳥や虫の声だけが聞こえる、のどかな時間だけが過ぎていきました。

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2014.09.17

84-12 竹富小中学校(沖縄県)

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敷地全体を芝生に囲まれた、島にたった一つの学校のエントランスまわりは、「校門」という言葉の響きから連想されるような無機質さや殺風景さとは無縁の、色鮮やかな花々に囲まれた花畑のような華やかさで、門に設けられた屋根の上までご丁寧に花で飾られています。

ちなみにこの学校は、沖縄県内の各小中学校の校門や周辺に植花を呼びかけ、「フラワーアイランド」としての郷土づくりを目指す「沖縄花のカーニバル2012・花メッセージコンテスト」(沖縄観光コンベンションビューロー主催)で「沖縄タイムス社賞」を受賞した、らしいです。

 

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2014.09.16

84-11 なごみの塔(沖縄県竹富町)

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高い山がなく、全体的に平坦な竹富島の、集落の中心に、ほんの少しだけ高くなった「あか山丘」と呼ばれる、児童公園ほどの広さの芝生のオープンスペースがあります。その中の大岩を集めたような小山の一角の、粘土細工で作ったようなコンクリート製の、公園の滑り台程の高さの「展望台」が「なごみの塔」で、以前の記事の画像(84-9)はこの上に昇って撮ったものです。

元々は放送台(といっても、何かあればこの頂上に昇りメガホンで集落内の住民に怒鳴って連絡するという非常にアナログな…)として造られたというこの展望台は、画像からもわかるように、大人2人が何とか同時に上っていられるほどの小ささです。しかもそこへ至る階段は狭く、急で、滑りやすく、普通に上り下りするだけでも危険すら感じるほどで、観光施設としてはあまりにも不親切です。

小さな集落の中の、小さな広場に建つ、とても低い展望台。何もかもが小ぢんまりとしたスケール感は、小さな島に似つかわしい、愛すべきランドマークと言えるでしょう。

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2014.09.15

84-10 竹富島の街並み(沖縄県)

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前回の記事(84-9)で上から眺めた集落をアイ・レヴェルで見たものが、今回ご紹介する画像です。竹富島の集落の街路景観は、縦横に張り巡らされた幅のそう広くない道を、珊瑚を積み重ねてできた手づくり感のある石垣(珊瑚は石ではありませんが・・・)と南国の色濃い庭先の植栽が縁取っているのが特徴です。舗装はされておらず、砂が深く敷き詰められた、車のほとんど通らない道を、観光客を乗せた島名物の「水牛車」が三線の音色を響かせながらゆっくりと通り過ぎていきます。南国の小さな村の集落の風景は、静かで、のどかで、美しい「理想郷」といった印象です。

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2014.09.14

84-9 赤瓦の家並み(沖縄県竹富町)

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竹富島は、八重山諸島の中心地である石垣島から高速船で約10分の距離にある、面積約5キロ平米、人口数百人の小さな島で、木造赤瓦の民家と白砂が撒かれた道という沖縄古来の姿を保った集落が重要伝統的建造物群保存地区に指定され、伝統文化と豊かな自然環境にも恵まれた、人気の観光地です。

そんな赤瓦の集落の屋根並みを、島随一の眺望スポットである「なごみの塔」(後日ご紹介いたします)から見下ろした、島を代表する風景がこのショットです。小さな展望台から見下ろす赤瓦の屋根並みの風景といえば、私がこよなく愛する米国・南カリフォルニアの小都市、サンタバーバラ郡庁舎からの眺めを思い出しますが(あるいは気候風土は大きく異なると思いますが、ドイツ・ローテンブルク市庁舎からの眺めを)、ここ竹富島の集落はもっと小さく、展望台自体もさらに低い物なので、それほど迫力のある俯瞰ではなく、集落のすぐ先には広々とした農地や放牧地(?)等の緑が迫っていますが。

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2014.09.12

84-8 川平湾(沖縄県石垣市)

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読み方は「かびらわん」です。ミシュラン・ガイドで3つ星を獲得した、石垣島最大の観光資源である”The 景勝地です。高台の「川平公園」から見下ろす木立の間から見えるエメラルド・グリーンの湾の風景の美しさには確かにハッとさせられます。が、画像検索をかけるとグラス・ボートが並ぶ似たようなアングルのショットばかりが出てくるというのは、ちょっと風景としての魅力が単調なのかな、とも思います。あと、せっかくの美しいビーチなのに、遊泳禁止(潮の流れが早いからという理由)なため、単なるグラス・ボートの発着場のようになってしまっているのは残念ですね。

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2014.09.11

84-7 フサキリゾートヴィレッジ(沖縄県石垣市)

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美しいビーチに隣接した立地に、琉球の集落をイメージして作られたコテージ・タイプのリゾート施設で、椰子の木がいっぱいの広い敷地の中には、沖縄伝統の赤瓦屋根の建物が70棟近く並んでいます。

ただ、「リゾート」とはいえ、あまりお高くとまった雰囲気はなく、玄関ドアの建具等には少し古臭さと安っぽさも感じられ、一昔前の緑豊かでちょっといい感じの戸建住宅地のような日常感があります。その庶民的でカジュアルな香りは、学生たちがサークルの合宿にでも使えそうな気安さです。

風景とは直接関係ない話をすると、私は別にここの宿泊客としてきた訳でもなく、ただ単に隣接するビーチを利用するために立ち寄っただけだったのですが、そんな部外者に対しても感じよく接してくださったここのスタッフの方々のホスピタリティには感心させられました。そんなところも好感触です。

 

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2014.09.10

84-6 石垣市民会館(沖縄県)

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前回の記事(84-5)で取り上げた「石垣市立図書館」同様、「新栄公園」に隣接するその建築は、遠くから見ただけでも「ただ者では無い感じ」を漂わせていました。

遠景は華やかな装飾などなくとも、単純な形態のプロポーションの美しさだけで魅せる感じです。道路を隔てた新栄公園の広場とは舗装のデザインを合わせており(那覇・首里城公園の広場の舗装にも似た感じです)、建築と都市空間との融合が意識されているように思えます。エントランスにあたる、2つのホールをつなぐコンクリート打ちっ放しの巨大なパーゴラ空間は、故・丹下健三氏の「香川県庁舎」のピロティーを思わせ、画像右側の大ホールのエントランスの大きな庇などは東京・上野の博物館群にありそうな形状です。派手な色づかいやデザインはなくとも、コンクリートの表面にはよく見ると繊細な陰影が描かれており、画像奥の噴水まわりの直方体を積み重ねたような形状は、フランクロイド・ライトの「落水荘」や首相公邸にも似た雰囲気です。

・・・そんなモダニズム建築のヴォキャブラリー(?)をあちこちに感じるこの建築、調べてみたらやっぱり、日本を代表する戦後モダニズムの建築家・前川國男氏の最晩年の作品だということでした。私のような素人の勘も捨てたもんじゃないなと思いました。

 

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2014.09.09

84-5 石垣市立図書館と新栄公園(沖縄県)

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石垣市街地の市役所通りより海側は埋め立てによって造られた新市街地のようで、旧市街とは異なり広めの街路が真っ直ぐ引かれ、交差点はきれいに直角に交わっています。その一角には市立図書館(道路奥側の急勾配な赤瓦屋根の大きな建物)・市民会館(次回取り上げる予定です)に隣接して広々とした新栄公園(道路手前側の場所)が立地しています。公園にはステージを兼ね備えイヴェント・スペースとしても利用できそうな芝生のグラウンドがあり、記念碑もいくつか設けられ、シヴィック・センターにおける広場として機能しているようです。また巨大なシーサーの児童用遊具があったり、公園内の噴水が中国風だったりと地域性も感じられる、…要素が盛りだくさんな公園です。

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2014.09.08

84-4 商店街の舗装(沖縄県石垣市)

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ここまでデカデカと地面を撮った画像を載せるのもずいぶん久しぶりな気がしますが…。

ここは前回(84-3)取り上げた「ユーグレナモール」に続く通りで、毒々しいほど真っ青に彩られたアスファルトの色と、一瞬道路標識かと見紛うような白い幾何学模様の組み合わせは、「ユーグレナモール」同様「みんさー」の柄をイメージしたものなのでしょう。そしてよくよく見ると白い部分は単なる塗装ではなく、珊瑚のような多孔質の石(?)を貼ったものとなっています。

 

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2014.09.07

84-3 ユーグレナモール(沖縄県石垣市)

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沿道に公設市場が建つ、石垣市の中心市街地で最も賑やかなアーケード街…なのですが、京都でいうところの新京極商店街のように、どちらかというと土産物屋が軒を連ねる観光客向けのスポット、といった性格が強いようです。空間デザイン的には、アイ・レヴェルに煌々と照らされた縁日を思わせるような電球の明かりと、地元の織物である「みんさー」の柄を取り入れたタイル舗装が印象に残りました。

ところで、この「ユーグレナ」という名称ですが、そのエキゾティックな響きからきっと石垣島の方言なのだろうと確信を持った上で意味を調べてみると、…実は今流行りのネーミングライツ導入によって2010年に付けられた、市内に培養施設を持つバイオ・ベンチャー企業の名であるという衝撃の事実がわかりました! そしてさらに言えばその企業名は「ユーグレナ藻」というミドリムシの学名に由来しており…微生物の名前の付いた商店街って、何だかちょっと気持ち悪い感じがしませんか?(苦笑)

 

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2014.09.06

84-2 南ぬ島石垣空港 出発ロビー(沖縄県)

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機能性とわかりやすさが重要な空港ターミナルの空間構成は基本的には日本中、いや世界中どこでも似たようなもののようで、この空港ターミナルも、出発階(2階)で言えば保安検査場という「ゲート」を中心として両側に細長く延びた左右対称の造りとなっています。

画像右手に見える保安検査場へは、JALグループ(JTA、RAC)であれば画像手前側の1階にあるチェックイン・ロビーから、ANAであれば反対に画像奥側の1階にあるチェックイン・ロビーからそれぞれ上がってアプローチするのですが、それぞれの動線にあたるフロアが見事な程鮮やかに、それぞれのコーポレート・カラーである赤系統と青系統にカラーリングされているのがおわかりでしょうか! しかもご丁寧に「赤コーナー」には、同じく赤をコーポレート・カラーとするコカ・コーラ社の広告看板が、そして「青コーナー」には青い空と海の風景写真をフィーチャーした広告看板が掲げられるというカラー・コーディネートが行われています。我が国の航空グループを、「赤」と「青」の2大勢力にまとめてきた航空行政の結果が、このようなわかりやす過ぎる風景を生んだという訳です。

ところで、開港後しばらくしてから就航を開始したスカイマークの立場は…?

 

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2014.09.05

84-1 南ぬ島石垣空港 到着ロビー(沖縄県)

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平成25年3月に開港したばかりの、石垣島、そして八重山諸島への新しい玄関口です。最近我が国においても諸外国の例に倣って空港名に愛称を付けるのが流行っていますが(中にはセンスを疑うようなものも多々見受けられ…)、現地の方言から取られたこの空港の愛称は「ぱいぬしま」というその非常に難解な読み方が、とてもユニークなものとなっています。

そして、島を訪れる人の第一印象を決定づける空港の到着ロビーの風景は…このとおり、明るい自然光を取り入れたアトリウムに観葉植物とパラソルが立ち並ぶ、どちらかというとショッピング・モール内のカフェのような装いで、交通施設としての機能性よりも、楽しくリラックスした雰囲気の演出(と物販・飲食による収入増)を優先させて、この「フード・コート」に大きなスペースを割いているように感じられます。

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2014.09.01

アーバン・ツアーズ 2014夏のSP 八重山諸島の風景

みなさま、こんにちは。今年の夏はいかがお過ごしでしたでしょうか?

前回の「香港・マカオの風景」から5か月ぶりにスタートさせていただく今回のシリーズは、日本の南西端・沖縄県の中でも、これまで何度かご紹介してきた本島のさらに南西にあり、石垣島・竹富島・西表島…等、観光地として人気の島々から構成される、八重山諸島の風景をお届けします。

昨今何かと騒がしい尖閣諸島にもほど近いこの地域の中心である石垣市からは、県庁所在地である那覇市よりも台湾のほうが近く、日本の首都・東京よりも香港やフィリピンの方が遥かに近いという地理感覚であり、まさに日本の最果ての地と言えるでしょう。そんな土地にも関わらず、ちゃんと日本語が通じ、日本円が使えてしまうというのが逆に不思議なくらいで、改めて日本の国土の広がりと多様性を実感せざるを得ません。

シリーズは、9月5日(金)スタートです。まだまだ夏が終わらない南の島々の風景に、去りゆく夏の名残りを感じてみてください。 

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