85-14 石見銀山・大森地区の街並み その1(島根県大田市)
いよいよ今回のシリーズの最終目的地に到着しました。2007年に世界遺産として登録されてから急速に知名度を上げた石見銀山(いわみぎんざん)です。
画像はその登録対象となっている、「大森銀山伝統的重要建造物群保存地区」の街並みです。観光客が多く訪れるようになって、それなりに飲食店や土産物屋等もあるはずなのですが、小雨降る平日の早朝の集落はひっそりと静まり返り、まるで誰も住む人がいなくなってしまったゴースト・タウンのようで、雨がよく似合う非常にわびさびが感じられる風景です。
ところで、ここでは通り沿いの建物がそれぞれ軒先に「天領」と書かれた行燈を吊り下げています。これは近世に幕府直轄の「天領」であったという事実を示すものなのでしょうが、そこまでアピールするほど重要なことなのかな、と思い、その執拗さ加減がちょっと不気味にすら感じてしまいました。
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