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2016.03.20

88-7 MITステイタ・センター(米国・ケンブリッジ)

8807hvdmit

ケンブリッジの街には、前回(88-6)お話ししたハーバードの他に、もう一つ世界的に有名な大学があります。それがマサチューセッツ工科大学(MIT)です。この2つの大学のキャンパスの風景は全く対照的で、ハーバードが歴史と伝統を大事にした雰囲気であるのに対し、MITの方は未来志向というか、幾何学的で前衛的な外観の建築が多く見られ、文系と理系の好みの違いが表れているように思います(ハーバードはなんとなく文系に強そうなイメージがあって適当に言ってみましたが、そもそも文系と理系を明確に分けるという考え方が米国にもあるのかどうか、という疑問もあります…)。

そんなMITのキャンパスの建築の中でも一際異彩を放っているのがこの「ステイタ・センター」で、四角い建物をぐちゃぐちゃに押し潰したような奇抜な外観にはやはり建築段階から賛否両論あったようです。設計者は以前当サイトでも少し触れたことのあるフランク・ゲーリー氏(※)で、あぁ、彼に作らせたらこうなっちゃうんだろうなぁ、という若干シニカルな目で見ていました。

が、それから数年の時が経ち、昨年の秋から先日まで都内で開催されていた「フランク・ゲーリー展」にたまたま行く機会があって、その展示内容を割とじっくり見てからは、少し考え方が変わりました。完成した外観だけを見てしまうと、単に奇をてらって思いつきで造ったようにしか見えない彼の建築が、実は論理的で綿密な検討に基づいて導き出された形態であり、最新のコンピュータ技術を駆使することによって極めて合理的に建設されているんだな…と。

 

※関連バックナンバー

 8-5 「オリンピック・ポート」68-1 「ジェイ・プリツカー・パヴィリオン」

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