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2016.09.01

90-21 小布施堂テラス(長野県)

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北陸新幹線に沿って富山県から西へと向かった今回のシリーズですが、福井県で折り返し、長野県に戻ってきました。今回ご紹介するのは長野駅から地方私鉄・長野電鉄で約30分程の位置にある、小布施(おぶせ)町です。人口は約1万人、面積は長野県の自治体で最も狭く、20㎢にも満たないという小さな町です。江戸時代後期の浮世絵師・葛飾北斎ゆかりの地であり、その作品を一堂に集めた「北斎館」が立地する他、「小布施堂」をはじめ町内にいくつかある和菓子店の栗菓子が特に有名で、今や北信濃地域有数の観光地として認知度が高まってきています。

町の中心部に位置するこの北斎館と小布施堂周辺約1.6haのエリアでは、1980年代半ばに商工業空間・居住空間を併せた回遊できる界隈に修景する(古い町並みを単に保存するのではなく、もとの景観に通じる要素を残し、まとまりのある新たな景観をつくっていくこと)という「町並修景事業」が、民間主導で行われました。その成果がこの画像のような風景です。

宅配業者のトラックが停まっているのが見えるように、この空間は、和菓子工場のバック・ヤード等、それぞれの敷地にとっては裏手にあたる場所ですが、「外はみんなのもの」という意識のもと、境界を感じさせず、広場や通り抜けできる小道を設けて、手づくり感と生活感のある和風の庭のように繊細にしつらえています。

この小さな町の見どころは、徒歩で十分に回れる程のエリアにまとまっていて、宿泊施設もほとんどないなど観光地としては実に小規模です。そんな小布施のまちづくりはすべてがコンパクトで、小さな広場や路地の細部にまで神経が行き届いているように感じられます。

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