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2017.08.03

93-1 浦東の空(中国・上海)

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上海は、「黄浦江」という曲がりくねった川の西側から開けた街です。その川の東岸にあたるここ「浦東地区」は、改革開放政策以前は発展から取り残された農村地域だったそうですが、1990年代以降に急激な開発が進み、現在では高層ビルが林立する世界有数のオフィス街へと変貌を遂げ、中国の近未来の希望を象徴するようなエリアとなっています。

私にしては珍しいアングルのこの画像は、浦東地区に建つ「上海中心」(上海タワー)の展望フロア「上海之嶺」の入場券を買うべく行列に並んでいる時、ふと見上げた空でこのような「上海3大超高層ビルの競演」を目にし、思わず撮ってしまった、というものです。ちなみに、互いに近接するこの3つのビルにはそれぞれ観光客向けに展望フロアが設けられているという共通点があります(というか、2017年4月現在「上海中心」は、まだ展望フロアしか開業していないようです)。

まず、左のビルは高さ420.5mの「金茂大厦」(ジンマオタワー)です。上へ行くほど細く、階高が低くなっているように見せて遠近感を強調したそのフォルムは、中国でよく見られる伝統的な仏塔のようなデザインで、オリエンタルな印象です。

それとは対照的に、シャープで現代的なスタイルの中央のビルは、高さ492mの「上海環球金融中心」(上海ワールド・フィナンシャル・センター)です。日本の森ビルによって開発されたこのビルには、風によるビルへの加重を軽減するため、栓抜きのように上部に穴が開いています。当初この穴は中国庭園の壁にくり抜かれた門を象ったという円形のデザインだったはずですが、日の丸を連想させるという批判が起きてこのような形になったのだそうです。森ビルがこれまで東京で手掛けてきたプロジェクト(※)のように正式名称が「上海ヒルズ」になる予定だったのも、東京の二番煎じのような印象を持たれてしまったのか、却下となったようです。穴は円形だった方がユニークでかっこよかったし、地形の平坦な上海に「ヒルズ」なんて、なかなか洒落がきいてると思うのですが、反日ナショナリズムの方が優先されてしまったのでしょうか。

そして、右側に建つ、身をよじらせているような形のビルが、2016年に完成したばかりの、現在中国で1番、世界でもドバイの「ブルジュ・ハリファ」に次いで2番目という632mの高さを誇る「上海中心」です。近い内に、このビルの展望台から見た眺めについてはご紹介する予定です。

北京の大気汚染のニュース映像などを見ていて、中国には私がこよなく愛する「青空」なんか存在しないんじゃないかと、訪れる前からずっと気になっていたのですが、ここ上海では、それほど澄んではいないながらも空はそこそこ青かったですし、マカオへ行った時のように喉が痛くなることもなく、用意していったPM2.5対応のマスクも使う必要がありませんでした。まあ、季節や曜日(工場等が稼働しない分、空気がきれいかな、と考え週末に訪れたので…)にもよるのかもしれませんが。

 

※関連バックナンバー
13-1
 「アークヒルズ・カラヤン広場」13-2 「六本木ヒルズアリーナ」

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