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2018.05.07

95-1 神奈川県庁本庁舎と日本大通り(横浜市)

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今回のシリーズのテーマは「神奈川県」ですが、まずはその中心からストーリーを展開していこうと思います。というわけで、県庁所在地・横浜市の、まさにその県庁が見える風景から取り上げましょう。

この画像の正面奥に、見る人に強烈な印象を与える塔を戴く、レトロな建物が見えます。明らかに西洋建築でありながら、五重塔をも思わせるそのピラミッド型の塔の屋根には我が国の国会議事堂のようにどこか東洋のテイストが感じられ、縦に細長い窓の形はフランク・ロイド・ライト風でもあります。かつて当サイトで取り上げた名古屋市役所の庁舎にも似ていて、一言で表現すると「エキゾティック」です。

これが1928年に完成した神奈川県庁の本庁舎で、昭和初期に流行した「帝冠様式」という和洋折衷の建築様式を採用した先駆的事例のようです。かつては日本の表玄関であった横浜港のすぐそばに立地することから、外国人の眼を意識して日本趣味を盛り込んだということなのでしょう。中央に聳える塔には「キングの塔」という通称があり、横浜税関本関庁舎(クイーンの塔)、横浜開港記念会館(ジャックの塔)とともに長く「横浜三塔」として親しまれています。

そして、この庁舎が面しているのは、当サイトが開設してまもない頃にも取り上げた国内初の西洋式街路「日本大通り」です。2002年に再整備が行われたこの通りは、歩道と車道の段差が小さく、道全体として広々と感じられ、地下鉄入口のガラス張りの上屋やボラード(車止め)のデザイン、置かれたフラワー・ポット等のセンスに、横浜という都市のイメージにふさわしい洗練と先進性が窺えます。以前の記事を投稿した2006年当時と比べて取り巻く環境の変化した点と言えば…突き当たりに建っていた民間の倉庫がついに撤去され、通りの先に港が見えるようになったことでしょうか。港に面した倉庫跡とその周囲には2009年に「象の鼻パーク」が開園しました。これについては、次回ご紹介する予定です。

考えてみれば、当サイトでは10年間も横浜の風景を取り上げていなかったんですね…。

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