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2019年8月

2019.08.19

99-26 ユーレカ・スカイデッキ88からの眺め(オーストラリア・メルボルン)

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先日「フェデレーション・スクエア」をご紹介した際(99-13)画像に映っていた「ユーレカ・タワー」は、ヤラ川南岸のサウスバンク地区に位置する92階建て、高さ297.3mというメルボルン一の超高層ビルで、下層階はオフィス、上層階は高級住宅となっています。その88階にある南半球で最も高い285mの展望台が、2007年にオープンした「ユーレカ・スカイデッキ88」で、画像はそこから南の方角の眺めを撮ったものです。

メルボルンの中心部にフォーカスした地図には川しか描かれていなかったので、この街に海のイメージはなかったのですが(というか、今回訪れることになるまでメルボルンという都市に対して特に何のイメージもなかったのですが…)、こうして高い所に昇ってみると、意外と近くにきれいな海があるんだな、という印象を受けました。

そして、この眺めの中で最も印象に残ったのが、画面中央付近で緑に囲まれてリゾート地風に人工的なカーヴを描く水域です。ここは「アルバート・パーク湖」で、周回する道路はF1オーストラリアGPのコースとなっている、らしいです。

 

平成と令和という2つの時代にまたがる壮大なスケールで(?)お送りしてきた「オーストラリアの風景」シリーズは、今回で終了です。

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2019.08.18

99-25 ヴィクトリア・ハーバー沿いの建築(オーストラリア・メルボルン)

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前回(99-24)に引き続き、ヴィクトリア・ハーバーの風景です。

マリーナに面したこの住宅?建築は、深いブルーと白のカラーリングが爽やかで、そのダイナミックな形状がウォーター・フロントらしい楽しさを表現しています。マリーナが海ではなく、川だという点に気づいてしまうと、なぜかちょっと物足りなく感じられますが。

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2019.08.17

99-24 ヴィクトリア・ハーバー(オーストラリア・メルボルン)

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CBD(セントラル・ビジネス・ディストリクト)と呼ばれるメルボルンの都心部は、海(ポート・フィリップ湾)からヤラ川を数km遡上した位置に築かれています。そしてその少し手前の、CBDの西側にあたる場所が「ドックランズ」と呼ばれる港湾地域です。ここは近年再開発が進み、高層住宅やオフィス・ビルの他、ショッピング・モールやレストラン、フットボール・スタジアム、遊園地、大観覧車等が立地するウォーター・フロントの一大エンターテインメント・エリアとなっています。といっても、シドニーの「ダーリング・ハーバー」ほどの賑わいはありませんが。

そんなドックランズに位置する、ヨットなどの小型船舶が停泊しているこのマリーナが「ヴィクトリア・ハーバー」です。外洋に直接面していない、川沿いに造られたこのマリーナは動きのない、静まりかえった港です。船舶を係留するため?にしては異様に密集して立っている先端の白い杭が、水面の静けさを視覚的に際立たせているように感じられました。

 

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2019.08.16

99-23 エヴァン・ウォーカー・ブリッジ(オーストラリア・メルボルン)

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ヤラ川によって隔てられたサウスバンク地区とフリンダース・ストリート駅を直結する歩行者専用の橋で、さらに駅の地下を通り抜けることでメルボルンの中心部へとアクセス可能なルートとなります。

この橋の平面形状は直線ではなくなぜかジグザグしていて、アップ・ダウンもあり、上空に武骨なアーチ状の構造体も出ているので、落ち着いた川沿いの風景に刺激を与えるアクセントになっています。

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2019.08.15

99-22 サウスバンク・プロムナード その2(オーストラリア・メルボルン)

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前回(99-21)に引き続き、ヤラ川沿いの風景です。

サウスバンク・プロムナード沿いには商業施設が建ち、水際と遊歩道に面した開放的な造りの飲食店が設けられています。遊歩道上の広場では大道芸人のパフォーマンスが行われるなど、都会的な賑わいがあります。

ちなみに、前回まで掲載してきた画像(99-1921)に映っていたメルボルンの高層ビル群は都心部の東側に位置するものでしたが、今回は西側を見たアングルです。どちらかというとミラー・ガラスの面積比率が高い現代的なビルが整然と並んでいた東側のビル群に比べ、こちらはちょっと古さを感じるような外観のものが多く、色や高さもまちまちで、また趣が異なっています。

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2019.08.14

99-21 サウスバンク・プロムナード その1(オーストラリア・メルボルン)

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ヤラ川がフリンダース・ストリート駅の近くを流れるあたりでは、水面近くにこのようなプロムナードが整備され、散策が楽しめるようになっています。並木が植えられた対岸には水上にカフェが浮かんでいるのも見え、お洒落な雰囲気です。この「サウスバンク」の他にも「ドックランズ」とか、あるいは都心部のことを「シティ」と呼んでみたり、メルボルンはロンドンと共通する地名が多いように思うのですが、この川沿いの雰囲気はテムズ川よりはどちらかというとパリのセーヌ川を思わせる優雅さです。

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2019.08.13

99-20 ヤラ川とメルボルンのスカイライン(オーストラリア・ヴィクトリア州)

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前回(99-19)取り上げた「アレキサンドラ・ガーデンズ」の北側を流れるヤラ川の畔にまで来て、メルボルン都心部の東側に建つ高層ビル群を、より近くから見た風景です。対岸の木々の奥にあるのが、以前ご紹介した(99-13)「フェデレーション・スクエア」で、その建築群の一部が見えています。

街路が碁盤状に整備されたメルボルンの都心部は、このヤラ川の北岸に接して築かれています。つまりヤラ川はメルボルンにとって「母なる川」といった存在なのではないかと思われます。

今回からシリーズの終盤にかけて、このヤラ川を中心とした水辺の風景を取り上げていこうと思います。

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2019.08.12

99-19 アレキサンドラ・ガーデンズとメルボルンのスカイライン(オーストラリア・ヴィクトリア州)

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メルボルンの都心部はCBD(セントラル・ビジネス・ディストリクト)と呼ばれる東西約3km×南北約1kmの長方形の区域ですが、この南東側に隣接して、それとほぼ同等かそれ以上の面積を持つ公園群、というか緑地帯が広がっています。そんな緑豊かな環境もあってか、メルボルンは別名「ガーデン・シティ」などとも呼ばれているそうです。その中には今年初めに日本人選手の活躍が話題となったテニスの全豪オープンの会場「メルボルン・パーク」などの施設も含まれています。

今回の画像は、その中で最も都心部の近くに位置する「アレキサンドラ・ガーデンズ」から見えたCBDの東側にある高層ビル群を、よく晴れて空が青く気持ちのいい夏の朝に撮ったものです。

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2019.08.10

99-18 デグレイヴス・ストリート(オーストラリア・メルボルン)

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紅茶文化圏・英国の統治下にあったオーストラリアではありますが、実はイタリア移民が伝えたという独自のコーヒーとカフェ文化が存在しており、その中心地がここメルボルン、らしいです。そしてこの「デグレイヴス・ストリート」は、路地の両側、あるいは真ん中にカフェのテーブルが並ぶというメルボルンらしい光景が見られる「カフェ通り」として知られているそうです。

この通りは、以前にご紹介している(99-11,12)フリンダース・ストリート駅の向かいという、街の中心部に位置しています。メルボルンは大都市で高層ビルも多いのですが、駅に近い商業地域にはこうした飲食店の他、スーパーやコンビニエンス・ストアといった生活に密着した店舗が通りに面して多く立地し、活気があります。都心がこのようなヒューマンな空間であることも、メルボルンが「世界で最も暮らしやすい都市」として評価されている理由の一つになっているのかもしれません。

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2019.08.09

99-17 ロイヤル・アーケード(オーストラリア・メルボルン)

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前回(99-16)ご紹介した「バーク・ストリート」と平行する通りの間を結んでいる、1870年開業というメルボルン最古のショッピング・アーケードです。19世紀のヴィクトリア様式のクラシックなデザインで、建築当時まだ電気が普及していなかったのでガラスを多用し、ドーム型の天井から自然光をたっぷり取り入れる設計となったそうです。訪れた時間が遅かったのでほとんどの店が閉まっており、人通りは少なかったですが、入居しているのは高級店や老舗が多いようで、画像からもそんな空間の優雅さが伝わるかと思います。

シドニーにも同時期に造られた「ストランド・アーケード」という似たような施設があります。当時のオーストラリアでは、このような大通りを結ぶ細い路地にガラス屋根を掛けた専門店街が、商業施設の花形だったということなのでしょうか。

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2019.08.08

99-16 バーク・ストリート・モール(オーストラリア・メルボルン)

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バーク・ストリートは都心部のほぼ中央を東西に貫くメルボルンを代表する通りですが、その内の概ね1ブロック分の区間はトラムのみが通れる歩行者天国(トランジット・モール)になっており、ここが「バーク・ストリート・モール」と呼ばれています。ここにはオーストラリアの2大デパートの他、多くの商業ビルが建ち並び、メルボルン一のショッピング・スポットとして終日賑わいを見せています。そんな場所にふさわしく、沿道にはフラッグが、そして上空には装飾が、華やかに飾られています。

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2019.08.07

99-15 ヴィクトリア州立図書館(オーストラリア・メルボルン)

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1856年に完成したオーストラリア最古の図書館で、メルボルン都心部の1ブロック(約200m×100m)をまるまる占める巨大な建物に、2万冊の図書をはじめ、絵画、新聞、地図からオーディオやデジタル・メディアまでを所蔵するという規模だそうです。旅行サイト「トリップアドバイザー」が2013年に「死ぬまでに行きたい世界の図書館15」の一つに選出したと聞いて、そこまでおっしゃるなら…という訳で入ってみました。中でも目玉と言えるのが、4層吹き抜け、座席が放射状に配置されたこのリーディング・ルームのようです。

確かに立派だなぁ、壮観だなぁ…とは思ったのですが、吹き抜けはスペースがもったいないですし、日本風にいう「閲覧室」がこんなに音が反響するような造りではうるさくて集中できないんじゃないかなぁ、あんまり機能的じゃないなぁ、と感じました。そういった実質面よりもオーストラリアという国、あるいはヴィクトリア州の文化度や知的水準の高さを誇示したいがために、大陸初となる図書館を敢えて大きく、立派なハコとして造ったのかもしれませんね。

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2019.08.06

99-14 タウン・ホールのプロジェクション・マッピング(オーストラリア・メルボルン)

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「タウン・ホール」すなわちメルボルンの市庁舎です。19世紀に建てられた、立派なペディメント(破風)や列柱、アーチなどがギリシャ・ローマ時代からの伝統を彷彿とさせるクラシカルな建築で、それほど大きくもなく、時計塔も有ったりして親しみの持てる感じの庁舎です。

そんなタウン・ホールでは毎年クリスマスの時期に、このようなプロジェクション・マッピングが行われているようです。私にとっては初めてのプロジェクション・マッピング体験だったのですが、映像によって次々と建物の表情が移り変わっていくのは、アニメーション映画を見ているような夢見心地でした。

実は同じ夜に、前回(99-13)ご紹介した「フェデレーション・スクエア」でも建物の壁面を使ったプロジェクション・マッピングは行われていたのですが、外壁が平面的な建築よりも、凹凸があって構造上制約が大きいこのような建物に投射した方が、よりその立体的な映像技術が活かされるように思いました。最先端のテクノロジーとの融合によって歴史的建造物の新しい魅力が発見されるという意味でも。

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2019.08.05

99-13 フェデレーション・スクエア(オーストラリア・メルボルン)

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先日来取り上げている(99-1112)フリンダース・ストリート駅の目の前というメルボルンの中心に設けられた広場で、季節柄(南半球なので夏空ですが…)大きなクリスマス・ツリーが設置されていますが、年間2,000件を超えるイヴェントが開催され、約10,000人を収容することができます。

この広場はオーストラリア連邦結成100年を記念して、鉄道の車両基地の上に人工地盤を載せるかたちで建設され、2002年にオープンしました。画像からわかるように地盤上は起伏に富んでいて、周囲の通りより少し高くなっているため、近くを流れるヤラ川やその対岸にあたるサウスバンク地区(正面に見えている高層ビル群があるあたり)、そしてメルボルン中心部の眺めを満喫することができます。

広場は低層の建築群に囲まれていて、これらには観光案内所や複数のミュージアム、劇場、ホールといった文化施設、そして飲食店やコンビニエンス・ストア等の店舗が入っています。画面左端に建物の一部が見えていますが、その外観は施設の名称である「フェデレーション」(連邦、連合)という言葉を表現するかのように、多くの異なる要素(材質・形態)が結合して全体を構成している…という斬新なものです。

主要駅の前という街の中心の一等地に、公共的なニーズを満たす施設を集約した上で、市民が集い、想いを共有する、精神的な拠り所となるような広場があって、待ち合わせや憩いの場としても利用できるというのは、メルボルンという都市の生活の質の豊かさが感じられるように思います。

そして、周囲を高層ビル群に囲まれた大きな駅(新宿駅)の前の大通り(甲州街道)を挟んだ線路上(小田急線)に、起伏のある人工地盤を設けて歩行者空間と低層の建物を整備する、という手法が、かつて当サイトでご紹介した「新宿サザンテラス」にそっくりだな、と感じました。

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2019.08.04

99-12 ライト・アップされたフリンダース・ストリート駅(オーストラリア・メルボルン)

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前回(99-11)の記事で述べたように、メルボルンのシンボルとなっているこの駅舎を昼間見てもあまり気に入らなかった私ですが、赤と緑のクリスマス・ヴァージョンにライト・アップされたこの夜景はいいな、と思いました。

日本の都市景観等もそうなのですが、夜になると様々な雑然とした景観要素が目立たなくなり、光の華やかさだけが目に入ります。画像を見比べていただくとわかりますが、昼間はエキゾティックなドームの後ろに顔を覗かせていたちょっとミスマッチな高層ビル(「ユーレカ・タワー」。いずれ取り上げる予定です。)も、そしてトラムの架空線も闇に隠れています。近年路面電車の存在は都市計画上評価される傾向にありますが、その架空線の張り方が乱雑だと、電線と同様、都市の上空の景観を醜いものにしてしまうので…。

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2019.08.03

99-11 フリンダース・ストリート駅(オーストラリア・メルボルン)

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シドニーのランドマークがオペラ・ハウスなら、メルボルンはこの駅舎なのだそうで、この駅の前を路面電車が行き交うシーンが、絵はがきにも取り上げられるようなこの街を象徴する風景となっているようです。

…が、シドニー・オペラ・ハウスとは知名度にもインパクトにも大きな差があるように思います。私自身、メルボルン行きを計画するまでこの駅のことは知りませんでしたし。実際訪れて目にしても、西洋ならどこにでもありそうなただの古い建造物という感想で、特に外壁の黄色が鮮やか過ぎて暑苦しいという印象でした。強烈な陽射しや広大な砂漠を表しているかのようなこの黄色は、オーストラリアの風土にマッチしているとでもいうのでしょうか?

2日前に取り上げた(99-9)「サザン・クロス駅」よりも街の中心の近くに位置し、近郊列車のみが発着するこの駅は1854年に完成したオーストラリア最古の駅舎で、そういう意味では地元民に親しまれ、誇りとなっている駅なのでしょう。

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2019.08.02

99-10 シティ・サークル・トラム(オーストラリア・メルボルン)

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シドニー同様、市街地を網羅する地下鉄がないメルボルンにはその代わり、24系統、延長250kmにも及ぶ世界最大級の路面電車(トラム)のネットワークがあり、街のシンボルとして親しまれています。

そしてなんと、東西約3km×南北約1kmに碁盤状に整備されたCBD(セントラル・ビジネス・ディストリクト)と呼ばれる都心部内での乗り降りは2015年より無料となっているのです! 私はメルボルンに2日間滞在したのですが、郊外へは行かなかったこともあり、都心部周辺に集中する見どころを廻るのにトラムを気軽に乗り回し、街に着いて以降交通費は一切かかりませんでした! 無料だとたった1駅分の移動でも躊躇なくトラムを利用できるので、まさに動く歩道のような感覚です。バリアフリーで、地球にやさしく、お財布にもやさしいこのトラムの存在も、もしかしたらメルボルンが「世界で最も暮らしやすい都市」と評価されている一つの要因になっているのかもしれません。

そんな「フリー・トラム・ゾーン」と呼ばれる乗り降り無料のCBDの外周を概ねなぞるように環状に走っているのが、この「シティ・サークル・トラム」と呼ばれる「35系統」です。他の系統には最新型の車両も導入されているのですが、主要なターゲットである観光客に媚びるかのように、この系統に限ってはわざわざこのようにレトロな車両が走っています。ちょっとサンフランシスコのストリート・カーを思い出しました。

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2019.08.01

99-9 サザン・クロス駅(オーストラリア・メルボルン)

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まずはCBD(セントラル・ビジネス・ディストリクト)と呼ばれる都心部から、メルボルンの風景をご紹介してきます。その初回にふさわしいのがこの場所ではないか、と。

ここサザン・クロス駅はメルボルンの主要なターミナル駅で、近郊路線の他ヴィクトリア州内外からの列車が乗り入れているのですが、それにとどまらず中長距離バスのターミナルも併設され、さらに空港バスの発着地点にもなっているので、公共交通機関でメルボルンを訪れるとしたらどうしても避けて通れない、まさに街の玄関口となっている場所です。

そんな駅の建築は…ご覧のとおり、全体を覆い所々光が射し込む大屋根が大胆に波打っています。この屋根形状には風の流れを増長し、換気を促進する効果があるそうなのですが、その狙いどおり、構内は寒いくらいに風が吹き抜ける開放的な空間でした。

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