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2020.01.19

100-35 新幹線800系電車(JR九州)

10035jrq800

シリーズの最後に「番外編」として、九州を走るJRの鉄道車両を2つご紹介していきたいと思います。

JR九州は、外装・内装ともに個性的でデザイン面を重視した車両を数多く走らせており、それは特急用にとどまらず、普通列車用まで含めた新車両から、国鉄より継承した車両の観光列車へのリニューアルにまで及んでいます。これらはいずれも1988年以降同社の車両デザインに参加し、デザイン顧問に就任した水戸岡鋭治氏が手掛けたもので、特に1992年にデビューした787系電車「つばめ」はブルーリボン賞、グッドデザイン商品(現・グッドデザイン賞)といった国内外の賞を受賞しています。

JR九州が2004年に開通させた九州新幹線に導入した、この記念すべき同社初の新幹線車両「800系」も水戸岡氏のデザインによるものです。まず座席の配列ですが、本州を走るフル規格の(「山形」「秋田」以外の)新幹線の普通車はほとんどが横に3+2となっていますが、この車両は普通車でも2+2とグリーン車並みのゆとりがあります。デザインは「和」を基本コンセプトとしていて、基部が木製となっている座席は布地が西陣織で高級感があり、一見してこれまでの新幹線車両と違う落ち着いた個性が感じられます。また、客室とデッキの仕切りにはクスノキが用いられ(新しい車両には金箔張りのものもあり、額縁に木彫りや蒔絵などを展示されていたりもします)、日よけが木製のブラインドとなっているなど、木のぬくもりが随所に活かされています。他にも、洗面所には八代のイグサの縄のれんがかかっているなど、地域性もアピールされています。

九州新幹線は2011年の全線開業後、山陽新幹線との相互乗り入れを行っていますが、800系は九州内での折り返し列車にしか運用されていません。本当は九州に来ないと乗れないこの車両の、このシートで移動したかったのですが、残念ながら私が乗った列車はこれではなく、駅で隣のプラットフォームに停車していた車内に一瞬入って写真を撮ることしかできませんでした。

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