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2020.03.23

101-5 ショッピングセンター ソヨカふじみ野(埼玉県)

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駅を降りると中央にオブジェを配した交通広場があり、その両側には街のゲートとなるようなツイン・タワーが建っていて、広場からは鉄道線路と直角の方向に真っ直ぐで幅の広い歩行者専用道路が伸び、その両側には寺社の参道のように商業施設が建ち並んで、通りはその終点で「本殿」にあたるような大きな公園に突き当たる…。現代において、鉄道駅を中心に造られた新しい街の空間構成は、こんな感じになっているケースが多いと思います(※)。土地区画整理事業が行われたこの地区もそんなまちづくりの典型例と言えます…。

…そこにちゃんと駅があれば、ですが…。

…というのも、鉄道(東武東上線)は通っているのですが1993年に設けられた新駅はこの旧・大井町内ではなく、300m先の「富士見」市域内に奪われてしまったようで(?)、その駅は市名にちなんで「ふじみ野」と命名されました。ところが2005年にこちらの旧・大井町と旧・上福岡市の合併によって成立した新たな市が、逆に隣の市内にある駅の名を奪い返すかのように(?)「ふじみ野」市を名乗ってしまうという、ややこしく嫌がらせのような状況が生じているようで、合併協議すら進んでいたにもかかわらず破談に終わってしまったという「ふじみ野」「富士見」両市間の関係の険悪さが窺えます…。

というわけで駅の誘致に失敗した結果、この広場状の土地はオブジェの周りをバスやタクシーが通ることもなく、目の前を電車が通過していくのが見えるだけの単なる公園となってしまっているのが、実に興味深く感じられます。そして、現在は「ショッピングセンター ソヨカふじみ野」となっているゲートの先の商業施設も、2011年に閉店してしまいましたが元々は「リズム」という、1993年に開業した記念すべき日本初のアウトレット・モールであったり…と、様々な挫折を味わっている街です。

 

※関連バックナンバー
 96-9「那覇新都心の緑道」50-3「パルテノン大通り」

 

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