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2020.08.06

102-14 竹島園地(愛知県蒲郡市)

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蒲郡(がまごおり)市は愛知県南東部に位置し、渥美半島と知多半島に囲まれた三河湾に面する海辺の街で、温暖な気候を活かした「蒲郡温室みかん」等のフルーツ栽培がさかんです。三河湾沿岸一帯が国定公園に指定されているという風光明媚な土地で、市内に複数の温泉街があることなどから、戦前から大都市・名古屋近郊の保養地として観光開発されてきました。競艇場を有し、リゾート施設「ラグーナテンボス」を開業させるなど、海をテーマとした観光、ヨットなどのマリン・スポーツの振興にも力を入れているようです。

画像に映る小さな島が、無人島の「竹島」です。三河湾国定公園における代表的な景勝地として、地元民に親しまれる蒲郡のシンボルとなっているようで、島の対岸一帯は芝生の広がる開放的な公園として整備されています。明治45年に島に繋がる橋のたもとに料理旅館「常盤館」が開業すると、昭和初期にかけて政治家や文豪たちの間で人気を博し、いくつもの文学作品に登場したのだそうです。蒲郡を舞台とした文芸作品は数多く、「常盤館」の跡地には「海辺の文学記念館」が建てられました。周辺には他にも、昭和37年に建築された日本で4番目に小さな「竹島水族館」等の観光施設もあり、これらは「海辺の5館」と総称されています。また昭和9年に鉄道省認定の政府登録国際観光旅館として開業した「蒲郡クラシックホテル(旧蒲郡ホテル)」も近くに建っています。これは城郭風の外観にアールデコ様式の内装を持ち、経済産業省に「近代化産業遺産」として認定された愛知県三河地方を代表する歴史的建築物です。

このように古くから人々に愛された由緒ある観光地ですが、気候が温暖で風景が美しいというだけでは現代人には物足りない上に観光施設も老朽化が進んでおり、実際長年に渡って観光客数と宿泊客数が減少傾向にあるようです。そういう意味では宮崎県の青島、米国でいうとアトランティックシティといった街との共通点が感じられます。時代遅れの観光地ならではののんびりとした空気感も逆に悪くないのですが。

旅の思い出としては、竹島水族館の外で食べた「あさりうどん」(一般的には「蒲郡うどん」として知られている地元B級グルメ)の、熱々のあっさり出汁と柔らかめの麺が印象的でした。ワカメはあまり好きではない私ですが、それが入っていることでより磯の香りが感じられ、美味しかったです。

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