103-12 マルキン醤油小豆島工場(香川県)
前回(103-11)の記事で、小豆島の中でも「醤の里」と呼ばれるこのエリアに大手から中小まで20軒以上の醤油蔵や佃煮工場が集積…とご紹介しましたが、大通りの両側に広大な面積の工場を持つこの「マルキン醤油」は国内大手メーカー6社の一角を占めるという大企業だそうで(スミマセン、存じませんでした…)、おそらく「醤の里」では最大規模の事業所かと思われます。
バスを降りてこの場所に近づいていくと、徐々に香ばしい、下手をすると吐き気さえ催しそうになるほど強烈な、「醤油っぽい何か」の香りが漂ってきます。切妻屋根が連なる建物群は屋根瓦や板塀が醤油の菌の影響か真っ黒に染まっている上に、ツタのような植物で覆われていて、時の流れを感じます。通りの両側に建つ施設を結ぶ何らかの配管が上空を跨いでいたりもして、「近代以前のコンビナート」(そんな物があるのかどうか知りませんが)といった感じの、人間味あふれる工場の風景です。
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