104-7 JR奈良駅の夜景(奈良市)
「けいはんな」の「けい」から「な」へ移動して、奈良市内の風景のご紹介です。
奈良市中心部へのアクセスは近鉄奈良駅の方が便利で乗降客数も多いのですが、JRを利用する場合はそこから1kmほど離れたこちらの駅が玄関口となります。
現在駅周辺は高架化されており、画像左奥に3代目の駅舎がありますが、2003年までは手前の仏教寺院を思わせるエキゾティックないでたちの、いかにも「古都!」という感じの建物が駅舎として使われていました。「近畿の駅百選」に選ばれ、近代化産業遺産にも認定されているこの駅舎は1934年に2代目として完成したもので、方形屋根に相輪(仏塔などの屋根から突き出した金属製の装飾)を持つ和洋折衷様式の建築となっています。高架化事業にともない取り壊される予定だったのですがその歴史的価値から反対の声が根強かったこともあり、曳家によって元の位置から18m移動されたうえで保存されることとなりました。現在は市の総合観光案内所として活用され、広々とした東口駅前広場の一角を占め存在感を放っています。そして夜は障子を思わせる格子窓から漏れるその灯りが暖かく感じられます。
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