104-19 あべのキューズタウン(大阪市)
前回(104-18)展望台「ハルカス300」を取り上げた「あべのハルカス」は近鉄南大阪線のターミナルである「大阪阿部野橋駅」直結の施設ですが、JR大阪環状線・関西本線・阪和線とOsaka Metro御堂筋線・谷町線の「天王寺駅」、さらに阪堺電気軌道上町線「天王寺駅前駅」(画面手前に見えています)にも隣接しており、付近は4駅7路線が集まる大阪の南の一大交通結節点を形成しています。そして交通至便なこの「天王寺・阿倍野」エリアは梅田、心斎橋・難波に次ぐ大阪第三の繁華街でもあり、一帯は百貨店や映画館などが立地する近畿地方でも有数の商業集積地となっています。
そんな街に2011年にオープンしたのが、今回ご紹介する「あべのキューズタウン」です。これは大阪市が40年以上かけて進めてきた、総面積約28haという西日本最大規模(そして約2,000億円にのぼるという損失も巨大…)の「阿部野橋再開発事業」における目玉商業施設で、東急不動産が運営し東急ハンズ、「SHIBUYA109ABENO」、イトーヨーカドー他約250の専門店が入居する「あべのキューズモール」と、再開発前から当地に存在した商店街の店舗を中心に約70店が入居し、立ち飲み屋などの居酒屋街があって商店街時代の雰囲気を感じることができるという「ViaあべのWalk」から構成されています。
私がこの街に来たのは「あべのハルカス」目当てで、たまたま目にしたこの施設を遠くからカメラにおさめただけだったのですが、自然環境が感じられるオープン・モールとし、低層におさえた施設構成となっているようで、大通りに向けて小さな箱を少し雑に並べたような外観がかわいらしく感じられました。あとは、関西で東急グループやヨーカドーといった関東資本の小売業の見慣れた看板を目にすると、私はちょっと嬉しくなってしまいます。
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