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2021.02.21

104-17 「JO-TERRACE OSAKA」と大阪ビジネスパーク(大阪市)

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ついに大阪市内までやってきました。画像は大阪の中心に位置し、大阪城の天守閣を中核に据えた都市公園・大阪城公園内で撮ったものです。

園内の北東部にあたる、JR大阪城公園駅からスポーツやコンサートの会場として有名な大阪城ホールにかけてのこのエリアは、以前は寂しい空間で、周辺には食事ができるような店も少なかったそうです。そこで、来園者の利便性を高め、公園の魅力を創出し、新たな賑わいを創ることを目指して市が事業者を募集し、広告代理店の電通をはじめとする大手企業で構成される「大阪城公園パークマネジメント株式会社」が2017年に開業させた商業施設が、画像手前の「JO-TERRACE OSAKA(ジョー・テラス・オオサカ)」です。7棟に分かれた1~2階建ての建物に、飲食店を中心に物販店、インフォメーション施設など22のテナントが入居しています。施設の整備に至る経緯は最近当サイトでご紹介した熊本市の「桜の馬場 城彩苑 桜の小路」、そして名古屋市の「金シャチ横丁」とそっくりなのですが、建築的には「江戸時代の城下町風」といった直接的なわかりやすい表現とせず、「和」を意識しつつもより現代的な外観となっています。

そして、背後に建ち並ぶ高層ビル群は「大阪ビジネスパーク」(OBP)のものです。ここは寝屋川と第二寝屋川、JR大阪環状線に挟まれた26haの三角形の土地です。戦前は東洋一の規模を誇ったという軍事工場「大阪砲兵工廠」の一部で、空襲を受け長らく更地となっていましたが1970年代から再開発計画が始動し、1986年にまち開きを果たしました。現在は数多くの大手企業がオフィスを構える他、ホテルやホールも立地し、昼間人口は約100,000人にのぼるという一大ビジネス拠点となっています。ビル群はそれぞれ高さも形も、向きもまちまちで統一感はないのですが、その多様性が逆に自然発生的な都市であるかのような活力を感じさせてくれます。

その中で最も私の印象に残ったビルは、地区西端(画面では左端)の、水辺に突き出した岬のような象徴的な場所に建つ、1990年開業の「クリスタルタワー」です。シンプルさを極限まで追求したかのような直方体の外観は、特に短辺方向から見るとスリムなそのプロポーションが際立ちます。そして全面がガラス張りのカーテン・ウォールになっているのですが、そこに映し出される空や雲の姿が実際以上に美しく感じられ、「クリスタル」の名にふさわしくキラキラと輝いて見えます。建築的な評価も高いようで、国内の優秀な建築作品に与えられる「BCS賞」や「大阪まちなみ賞大阪市長賞」、「グッドデザイン賞」などを獲得しています。

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