A-2 南カリフォルニア

2009.03.15

72-1 グレイハウンド・バス・ディーポ(米国・サンタバーバラ)

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当サイトの活動停止まで、あと半月となりました。本日以降は、これまでの「シリーズ」という括りでご紹介できなかった「とっておき」(?)の風景画像をお送りしていこうと思います。

まず第1回目は、バスの走る(停まってますが)風景です。私が以前カリフォルニアからニューメキシコにかけて旅して廻った時、実質上米国で唯一の長距離バス事業者であるグレイハウンドにはとても「お世話になった」ので、その記念にこのバス・ディーポの風景を載せておこうと思います。

と言っても、他の街のと比べ、とりたててこのサンタバーバラのバス・ディーポが特徴的というわけではありません。ただ、まあ、私にとってそれなりに思い出はある場所です。北カリフォルニアのモントレーからこの街にやってくるのに、都合のいい時間帯に着く便はなかなかなく、私がここに降り立ったのは(12月の)午前4時でした。夜が明けるまで中で過ごして時間を潰そうと思っていたバス・ディーポの建物は、なんと閉まっていて真っ暗で、外にタクシーが1台待機しているだけだったのです。おかげで見知らぬ街の、夜明け前の人っ子一人いないダウンタウンを、犯罪に遭遇する恐怖に怯えながら、夜中じゅう開いている店を探して彷徨う羽目になりました・・・。

グレイハウンドの旅では、いろいろと苦労させられたという思いがあります。公共交通機関のはずなのに、バス・ターミナル(ディーポ)が街の中心部から離れていてアクセスが不便だったり、治安の悪い場所にあって辿り着くのに相当な覚悟が必要だったり、建物が開いている時間が限られていてコインロッカーに荷物を預けたまま締め出されたり、スタッフの接客態度がぞんざいだったり、発着時刻が早朝や深夜の便しかなかったり、バスが遅れることは珍しくなかったり、車内の冷暖房がきつかったり、トイレには洗面設備がなく小さな「おてふき」が置かれているだけだったり、途中の停留所での停車時間が長くてイライラしたり、乗り換えの接続が悪くて夜中に何時間も待たされたり、時には車両が故障して砂漠の真ん中で立ち往生したり、目的地のバス・ターミナル(ディーポ)に着いても、位置関係のわかる街の地図や、ダウンタウンに向かう市内のバスについての案内板は一切なかったり・・・でもそんな苦労があったからこそ、長距離バスの旅は私の心の中に強く印象に残っているのかもしれません。「トラヴェル」という英単語は、「トラヴァーユ」(苦役)というフランス語から来ているらしいですから、苦労あってこそ旅なのでしょう。

※関連バックナンバー 44-8「サンタフェ郊外の道路」

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2009.03.08

71-7 ステート・ストリート(米国・サンタバーバラ)

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夜行バスでサンタバーバラに辿り着き、店先や街路樹に巻き付けられたクリスマスのイルミネーションが、明けたばかりの朝の空気の中できらびやかに輝いているこの通りの風景を目にした時私は、「楽園」に「首都」というものがもしあるとしたら、そこはこんな場所なのかな、などと思ってしまったものです。

全体で幅16m程の道路にはゆったりとした歩道が設けられ、屋外のものとは思えないような明るく、鮮やかな色のタイルで舗装されています。ベンチやくずかご等のストリート・ファニチュアも、それこそ本物の「家具」のような立派なものが置かれていて、屋外のリヴィング・ルームといったくつろぎの空間を提供し、歩道の所々には泉のような噴水まで設けられています。街路樹の緑は爽やかで、通りにはその他にも様々なスタイルで花や緑の植栽が施されています。また、沿道の建物は真っ白な壁と赤い屋根のスペイン・アンダルシア風に統一され、赤い庇や店頭のディスプレイがとても華やかな雰囲気を醸し出しています。

温暖な気候に恵まれ、美しく、豊かさを感じる街のメイン・ストリートに相応しく、夢の中のように華やかな風景です。

※関連バックナンバー

 70-5「ダウンタウン・ウォーターフロント・シャトル」

 67-4「ステート・ストリートで窓を拭く人」

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2009.02.25

70-5 ダウンタウン・ウォーターフロント・シャトル(米国・サンタバーバラ)

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その名のとおり、サンタバーバラのメイン・ストリート「ステート・ストリート」に沿って、ダウンタウンとビーチを結んでほぼ10分おきに走るシャトル・バスです。

画像からも窺い知れると思いますが、このバスは普通のバスを二回りほど小さくしたくらいの四角い、可愛らしい車体をしています。電気で走っているので、静かで加減速がスムーズです。

そして、いかにも温暖で雨の少ないサンタバーバラらしいのは、窓もドアもなく吹きっさらしになっていることで、通りをゆっくり走り抜けていくと、吹く風がとても心地よいです。また、ドアがないということは一瞬で乗り降りができるというわけで、歩道からそのままの高さで飛び乗ってしまえば、動く歩道にでも乗るような感覚でメイン・ストリートを自在に移動することができるのです。しかも運賃はわずか25セント(ワンコイン)です。

気軽に乗れて、快適で、楽しくて、サンタバーバラの市民の足として立派に機能している、愛すべき乗り物です。

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2009.01.08

67-4 ステート・ストリートで窓を拭く人(米国・サンタバーバラ)

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早朝、サンタバーバラのメイン・ストリートを歩いていて見つけたものです。遠くからはどう見ても、まだ道行く人も少ない開店前の時間に、一人黙々と窓を拭く本物のおじさん、にしか見えません。シリーズでこれまで取り上げてきたモノトーンの銅像と違い、カラーの衣服を身に纏っていますし、立っている場所もいかにもリアルで、いたずら心に溢れていますね。

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2008.09.25

60-4 サンディエゴ中心部の住宅街(米国カリフォルニア州)

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サンディエゴ中心部の住宅事情(と言うほどのことは書いていませんが・・・)についてはバックナンバーをご覧いただくとして、今回は中層住宅の画像です。

外壁の色調は温暖な地らしく明るく、柔らかく、前回(60-3)と違って、建物全体の形状に親しみやすい表情のようなものが感じられます。利便性の高い街の中心部で、こんな素敵な住宅に暮らせたら毎日楽しいでしょうね・・・。

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2008.09.03

59-2 カブリリョ・ブールヴァード(米国・サンタバーバラ)

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サンタバーバラは、これまでにも何度か取り上げましたが(※)、街じゅうにパームツリーが植わり、その中にオレンジ色の屋根瓦と白壁というアンダルシア風に統一された建物群が埋まっている、とても美しい街です。画像はその中でも最も海に近い通りの風景です(かすかに海も映っていますね)。

ここのパームツリーはとても幹が細く、背が高い、ひょろ長い格好をしています。前回(59-1)取り上げたサンタモニカのオーシャン・アヴェニューよりも沿道の建物の高さが低い分、空が広く感じられ、よりリゾート地的な、リラックスした雰囲気が感じられます。

※関連バックナンバー 51-5「サンタバーバラ」49-5「サンタバーバラ郡庁舎」

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2008.07.06

55-3 シーポート・ヴィレッジの木(米国・サンディエゴ)

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サンディエゴのウォーターフロントにある、居心地のよい公園です。奥に見えるかわいらしい家並みは、土産物屋やレストランが入ったちょっとしたショッピング・モールになっていて、散策が楽しいです。
画像は12月下旬に撮ったものですが、葉っぱが全くなく、枝だけが大きく広がった株立ち(地表から枝が分かれした樹形)の大木が、オブジェのように目を引いています。この木の下でくつろいでいる方もいらっしゃいますが、こうした大きな木を背後にすると、やはり安心感があるからなんでしょうね。

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2008.05.10

51-5 サンタバーバラ(米国カリフォルニア州)

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サンタバーバラ郡庁舎の時計台から撮った画像で、先月取り上げたばかりのものとは反対側の、山側の風景を撮ったものです。こちらの画像の方が、背の高いパームツリーの中に家々が埋もれているような、緑豊かなこの街の姿がよくわかりますね。

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2008.04.10

49-5 サンタバーバラ郡庁舎(米国カリフォルニア州)

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サンタバーバラは、ロサンゼルスから北へ120km程の距離に位置する、人口10万人足らずの小さな街で、風光明媚で気候が穏やかなことから、LAの人々にとって気軽に行ける高級リゾート地として人気があるようです。マイケル・ジャクソンのような、世界中のどんな場所にだって不動産を所有できそうな億万長者が、わざわざこの地に自分の居宅(ネヴァーランド)を構えるほどの、選ばれた地域です。そんな彼が児童への性的虐待の容疑で裁判に出頭したのは、この建物(英語名:Santa Barbara County Courthouse)だったのかもしれません。

・・・それはともかく、私が大好きになってしまったこの街を、それほど高くもない郡庁舎の展望台から俯瞰で見ると、こんな感じです。オレンジ色の屋根瓦と白壁というスペイン・アンダルシア風に統一された街並みが緑の木々の中に埋もれていて、視界の先には太平洋が広がっています。街には高い建物がないので、空が広く感じられ、何だか心が洗われるような、穏やかな気持ちになれる風景です。この街の魅力は、この角度から見ればすぐに説明がついてしまいますね。

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2008.02.24

46-5 トロリー・オレンジ・ライン(米国・サンディエゴ)

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サンディエゴは、ヴァラエティに富んだ数々の見どころが中心部および郊外に点在していますが、米国の都市には珍しく、それらほとんどの場所にバスやトロリーといった公共の交通機関で行くことができる、車を運転できない旅行者にもやさしい街です。このトロリーは、観光客にはかなり利用価値の高い乗り物です。

米国では、比較的最近になって路面電車を導入した都市が多いようですが、サンディエゴは先見の明があったようで、ここでは1981年とかなり早い時期から走っています。というわけで、逆に車両はちょっと陳腐化しています。よく揺れて乗り心地はあまりよくありません。日本の地方の中小私鉄に乗っているようなイメージです。路線には「オレンジ・ライン」「ブルー・ライン」と、それぞれ太陽と海をイメージした色の名前が付いているのですが、どちらも車両は画像のように真っ赤に塗られ、ちょっと野暮ったい感じがします。まあ、そんなところがご愛敬と言えなくもないですが。

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