A-1.2 南カリフォルニア

2006.04.12

1-3 ユニオン駅(米国・ロサンゼルス)

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自動車大国・アメリカ合衆国の中でも、特にロサンゼルスは大都市でありながら軌道系の公共交通機関が発達しておらず、車での移動を前提として造られている典型的な車社会の都市です。鉄道のイメージなど微塵もないそんなLAですが、一応ターミナル駅はあり、それがこのユニオン駅です。写真は駅入口近くにある待合室というか、ホールの内部です。
モータリゼーションが進んだ米国にも、かつては鉄道が長距離旅客輸送の主役だった時代があり、シャンデリアがぶら下がり立派なソファーが並ぶこの大空間も、そうした華やかな時代の面影を残しているように感じられます。今、米国の鉄道はお金と時間がある人が、移動そのものを楽しむための優雅な交通手段となっています。そんな雰囲気を、画像からも感じ取っていただけるでしょうか。

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2006.04.24

2-5 サンタモニカ・ブールヴァード(米国・ロサンゼルス)

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シカゴとLA・サンタモニカを結ぶ、かつて唯一の大陸横断道路だった「ルート66」の西端にあたるのが、ロサンゼルス都市圏を東西に走るこの大通りです。フリーウェイ網が発達した今も、ビヴァリーヒルズのシヴィック・センターや、センチュリーシティ、サンタモニカのダウンタウンなどの拠点を通る、LA都市圏における重要な通りの一つで、路線バスも頻繁に走っています。
この通りじたいが何車線もある広幅員の道路なのですが、緑地帯を挟んですぐその南側にも、さらに「リトル・サンタモニカ・ブールヴァード」という側道が平行して走っています。また、写真のように、ビヴァリーヒルズ市内の区間では、通りに沿った北側に幅70mほどの「ビヴァリー・ガーデンズ・パーク」と呼ばれる公園が設けられています。画面の右側(通りの北側)はビヴァリーヒルズの邸宅街です。つまり通りに沿ったこの公園が邸宅街の前庭のような役割を果たし、ビヴァリーヒルズのアメニティとイメージの向上に役立っているわけです。

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2006.05.05

3-2 ゲッティ・センター(米国・ロサンゼルス)

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関東平野ほどの広がりを持つ広大なロサンゼルス都市圏の北側には東西にサンタモニカ山脈が走り、その裾野にあたる、眺めの良い緩やかな南向きの斜面は、ビヴァリーヒルズをはじめとする高級住宅地になっています。ゲッティセンターはその丘の上に位置する、石油王ゲッティ氏の膨大なコレクションを無料で(!)満喫できる美術館で、縦横に走るフリーウェイや、ダウンタウンやセンチュリー・シティの高層ビル群など、ロサンゼルスを一望できる環境にあります。リチャード・マイヤーの手による幾何学的なデザインで構成された白亜の建築群やランドスケープも素晴らしいです。
ところで、ロサンゼルスはさすがに車社会だけあって、その大気汚染ぶりは素人目にもわかるほど凄まじいものです。でも、そのおかげで夕暮れ時の空はえもいわれぬ柔らかい色に染まり、なかなかいい味を出しています。

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2006.06.05

5-2 サンタモニカ・ビーチ(米国カリフォルニア州)

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かつて米国の東海岸と西海岸を結んだ唯一の道であるルート66(2-5「サンタモニカ・ブールヴァード」参照)、その終点にあたるのがこのサンタモニカ・ビーチです。そんな歴史的・地理的経緯からも、サンタモニカは、首都圏でいえば江ノ島のような、ロサンゼルス都市圏で最もメジャーなビーチの街と言えるのではないでしょうか。
画像は、ローラー・コースターなどのアミューズメント施設がある「サンタモニカ・ピア」の上から街の方角を見たものです。サンタモニカのダウンタウンは海岸のすぐそばにあり、目抜き通りは夜も人通りが絶えないほど賑わっています。そんなわけで街に近いこのビーチにはアーバンな雰囲気が漂っています。

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2006.06.07

5-3 オーシャンサイド(米国カリフォルニア州)

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オーシャンサイドは、ロサンゼルスの南、約150kmに位置する街です。カリフォルニア州第二の都市サンディエゴからも近く、大都市圏のベッドタウンという性格も持つ街です。別に観光地でも何でもないので、ほとんどの方には馴染みのない地名と思います。私は以前、ホームステイでここに3週間ほど滞在したことがあります。ちなみに日本の木更津市、富士市と姉妹都市です。
カリフォルニアの海沿いの街は、どこも多かれ少なかれリゾート的な要素を持っているようです。この街も有名観光地ではありませんが、ビーチは美しかったです。むしろ観光客が来ない静けさが、ここの魅力と言えるのかもしれません。沖に向かって真っ直ぐ伸びるピアも印象的です。こんな風景を日常的に独り占めしている人々がうらやましいです。

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2006.06.09

5-4 ラ・ホーヤ(米国カリフォルニア州)

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シリーズ4回目で、ついにメキシコ国境近くまで南下してきました。
ラ・ホーヤは、カリフォルニア州サンディエゴの郊外にある高級リゾート地です。複雑な海岸線が風光明媚な所です。海の色も綺麗です。「ラ・ホーヤ」とは、スペイン語で「宝石」という意味らしいのですが、この海の色は、ほんとうに宝石のような美しさでした。

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2006.06.22

6-2 ホートン・プラザ(米国・サンディエゴ)

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先頃ワールド・ベースボール・クラシックの決勝が行われた、カリフォルニア州第2の都市、サンディエゴの中心部に位置するショッピング・モールです。(モールとしてのホートン・プラザについては、いろいろお話ししたいので、また別の機会に必ず取り上げるつもりです。)
雨が少なく、冬でも温暖な南カリフォルニアの気候を生かし、モールの中央部には大きなパティオが設けられていて、パティオに面した最上階はフード・コートになっています。ここまで昇るとダウンタウンの高層ビル群のスカイラインが見えるので、その夜景を眺め、心地よい風に吹かれながら食事が楽しめるというわけです。
色とりどりの建物とネオンが華やかな近景と、夜空に溶け込むかのような、無機質な高層ビル群の窓の灯りという背景の、対比が面白いショットです。

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2006.08.06

9-3 バンカー・ヒル(米国・ロサンゼルス)

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ロサンゼルス都市圏は、全体的に言えば平地に広がっている街で、あまり坂の印象はないのですが、ダウンタウンの高層ビル群は、なぜかバンカー・ヒルと呼ばれる小高い丘の上に集まっています。もしかしたら、高いビルをより高く見せるという効果を狙っているのでしょうか(画面ではわかりにくいかもしれませんが、通りから奥が丘になっています)。
LAのダウンタウンは、行政の施設とオフィスビルばかりが目立ち、あまり観光客が歩いて楽しい地区という印象はなかったのですが、間近で見た高層ビル群の夜景はとても迫力がありました。また、ダウンタウンを取り巻くように走るフリーウェイ上から見たこの一角は、東京都庁舎クラスの高さのビルがいくつも聳えていて、実に壮観です。

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2006.09.06

11-3 ヴェニスの街並み(米国カリフォルニア州)

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前回からのヴェニス(ヴェネツイアの英語読み)つながりで、今回は新大陸のヴェニスです。
ヴェニスは歩いていける距離にある北隣のサンタモニカなどとともに、ロサンゼルス都市圏の中でも「ビーチ・シティーズ」と呼ばれる海沿いの街です。この名前は、あるイタリア人実業家が故郷のヴェネツィアにちなんで、運河を張り巡らせた住宅地として開発しようとしたことに由来しています。現在でもその名残としていくつかの運河を見かけることができ、その周辺は長崎のハウステンボスの別荘地のような景観になっています。
ところで、現代のヴェニスは、かなりアヴァンギャルドな街です。海沿いにはアーティスト達がスタジオを兼ねた家を好んで構えるとともに、「オーシャン・フロント・ウォーク」と呼ばれる海岸通りには、小汚い安宿や、タトゥーやピアスを入れる店、中古レコードショップ、Tシャツの店、といったB級かつ妖しげなラインナップの店が軒を連ね、ストリート・パフォーマンスも多く見られます。東京で言えば裏原宿のような感じなのでしょうか。街の至る所で画像のような大胆な、サイケデリックな(?)色づかいの壁画が見られることからもなんとなくそんな雰囲気が感じられることと思います。
ちょっと猥雑で危険かもしれませんが活気があって楽しく、しかもそれがビーチ沿いという健康的なロケーションにあることがまた魅力的な街です。

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2006.09.29

12-6 ゲッティ・センター(米国・ロサンゼルス)

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ゲッティ・センターの眺望のハイライトとも言うべき場所で、正面奥に見えているビル群は、おそらくセンチュリー・シティのものと思われます。
この空中庭園の上には、パーゴラ(藤棚状の構造物)が架かっています。上に何もないより、こうした構造物があった方が、逆に、より空を感じられるような気がしませんか。

※ゲッティ・センターについては、バックナンバー(2006年5月・3-2)も合わせてご覧ください。

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2006.11.29

16-8 南カリフォルニアの住宅街(米国・オーシャンサイド)

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オーシャンサイドという街は、ロサンゼルスとサンディエゴという、南カリフォルニアの2大都市の間に位置しています(2006年6月・5-3参照)。このショットは、私がかつてホームステイに行った際、少しお世話になった方が住んでいた住宅街のものです。
外国の住宅街を紹介しようとして困るのは、広域的に見たその都市の位置づけ、または都市の中でのその地区の位置づけに関する情報が得られないことです。ただ、この住宅街に関しては「ああ、あそこはお金持ちの人が住む所ね」と地元の人が言っていたらしい、ということは小耳に挟みました。
そもそも、私が米国にホームステイに行きたい、と思うようになったのは、子供の頃から見てきた、スピルバーグ作品をはじめとするハリウッド映画に出てくる郊外住宅地の環境に憧れ、是非そこで暮らしてみたかったからです。ここではそんな長年の夢が叶い、とても幸福な時間を過ごすことができました。
個人的な話はともかく、私がここやビヴァリーヒルズのような米国の郊外住宅地で最も魅力的だと思う点は、建物と街路との間に美しく芝の張られた前庭が設けられていて、街がとても開放的に感じられる点です。こうした空間は、高級住宅街「チバリーヒルズ」などでは導入されていますが、国土が狭く地価の高い日本ではなかなか真似できないことです。さらにここでは、所々に植えられたパームツリーや、オレンジ色の屋根瓦とクリーム色の外壁で統一された住宅群が、温暖な南カリフォルニアらしさを醸し出していて、とても気に入りました。

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2006.12.19

18-1 ワン・コロラド(米国・パサディナ)

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クリスマスと言えば、「ツリー」ですね。というわけで、まずはこの風景から。
米国のショッピング・モールには、大抵この季節になると、エントランスなど目立つ場所にこうした大きなクリスマス・ツリーが設けられます(それは日本でも一緒ですかね・・・)。
ここでは赤とゴールドの大きな球がたわわに飾られ、この2色を基調として全体的にゴージャスな雰囲気にまとめられています。
・・・早くもクリスマスをテーマに書くことがなくなってしまったので(笑)、パサディナ、およびワン・コロラドについての情報を。
パサディナは、ロサンゼルスのダウンタウンから北東へ5マイルほどの距離に位置しており、環境のよい郊外の住宅都市として知られています。90年代にNHKで放映され、人気を博した海外ドラマ「ビバリーヒルズ高校白書/青春白書」のロケも、実際にはビヴァリーヒルズよりこの街で行われることが多かったようです。毎年1月に開かれるカレッジ・フットボールの「ローズ・ボウル」、およびそれに合わせて開催される「ローズ・パレード」でも有名です。
比較的歴史の浅いLA都市圏の中にありながら、この街はかつて唯一の大陸横断道路であった「ルート66」(2006年4月・2-5「サンタモニカ・ブールヴァード」、および2006年6月・5-2「サンタモニカ・ビーチ」参照)という重要な国土軸上に位置していたためか、歴史的な建物が多く残されています。この「ワン・コロラド」は、そうした歴史的な建築を上手に保存しながら開発されたショッピング・モールの事例として知られているようです。

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2006.12.23

18-3 ロデオ・ドライヴ(米国・ビヴァリーヒルズ)

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クリスマスと言えば、「プレゼント」ですね。日本の「歳末商戦」にあたるのが、欧米では「クリスマス商戦」なのでしょう。映画「プリティ・ウーマン」でもお馴染みの、超高級ブランド・ショップが建ち並ぶロデオ・ドライヴでも、格好の書き入れ時とばかりに、ディスプレーにも気合いが入っています。
元々ここの街並みは、セレブ御用達の街にふさわしく白い壁で統一され、眩いばかりの美しさと上品さを醸し出していますが、車道の中央分離帯に設置されたこの飾り付けすらもゴージャスに感じられ、安っぽさという隙を全く与えません。さりげなく白く咲く花も、一際可憐に見えます。

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2006.12.25

18-4 バザール・デル・ムンド(米国・サンディエゴ)

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クリスマスと言えば「サンタクロース」ですね。いよいよ25日になりましたが、あなたの元にサンタさんは現れましたか?
このサンタクロースが立っているのは、オールド・タウン歴史公園という、サンディエゴ発祥の地に入植当時の街並みを再現した場所の中にある、レストランや土産物屋が集まった「バザール・デル・ムンド」(英語で言うところの「ワールド・バザール」)という一角です。
この地域は、メキシコとの国境からもほど近く、またクリスマス・シーズンでも東京の夏のような暑さになることもあるほど温暖な気候です。バザール・デル・ムンドは、日頃から南国の植物が生い茂る中、メキシコを思わせる色とりどりの景観が展開される場所だと思うのですが、そこに季節を感じさせるポインセチアやクリスマスの飾り付けが加わり、一層華やかな空間となっています。南国のクリスマスは、彩りもより濃く、深く、そして鮮やかです。

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2007.02.05

21-2 サンタバーバラ駅(米国カリフォルニア州)

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サンタバーバラは、ロサンゼルスから北西へ約150kmの場所に位置する、私の大好きな街です。街なかの風景については、別の機会にゆっくりご紹介するとして、今回は列車と、駅のプラットフォームにスポットを当てたいと思います。
雨の少ない土地なので、プラットフォームには一切屋根が架かっておらず、開放感があります。停まっているのは「パシフィック・サーフライナー」という、サンルイスオビスポ〜サンタバーバラ〜ロサンゼルス〜サンディエゴ間に一日6往復ほど運行されている列車です。オレンジからブルーへと色を変える夕方の空、パーム・ツリーのシルエット、真っ直ぐ一列に並んだ照明灯、そんな背景にシルバーと濃紺の車体がよく映えています。列車は総2階建てなので、近くで見るとその力強さに圧倒されます。カッコよくて、なかなか気に入っているショットです。
シリーズはこの後、「パシフィック・サーフライナー」のルートに沿って南下していこうと思います(私が実際に乗った時とは、区間も方向も違いますが)。

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2007.02.07

21-3 ユニオン駅(米国・ロサンゼルス)

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ロサンゼルス最大にして、唯一のターミナル駅のプラットフォームです。写真に11番線、12番線の表示が見られるように、何本ものプラットフォームが並んでいて、自動車大国アメリカの都市というより、ヨーロッパの大都市のターミナル駅っぽい雰囲気すらちょっと感じられます。
右側に停まっている列車が「パシフィック・サーフライナー」です。客の大きな荷物等を運ぶためのカートがせわしなく動き回っている様子が、いかにも長距離列車のターミナル駅という感じで、旅情を盛り上げてくれます。

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2007.02.09

21-4 サンタフェ駅(米国・サンディエゴ)

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「パシフィック・サーフライナー」は、カリフォルニア州の南端、メキシコとの国境近くに位置するこの駅が終着点です。一年中温暖な気候という土地柄を象徴するように、プラットフォームには大きなパームツリーが列植され、旅人を暖かく出迎えてくれます。駅名はニューメキシコ州のサンタフェとは関係なく、鉄道会社の名前に由来しています。
「パシフィック・サーフライナー」は左奥に停まっています。中央に停まっているのは、サンディエゴと近郊のオーシャンサイドを結ぶ、「コースター」と呼ばれる、通勤用に近年新設された列車です。こちらも総2階建てで、座席はかなりゆったりしていて、東京の通勤電車と比べると天国と地獄です。まあ、利用者数からしてかなりの違いがあるのは明白ですが。
米国を旅行する際、移動手段として一般的なのは、飛行機かレンタカー、バスといったところでしょうが、私はなぜか鉄道を利用する機会に何回か恵まれています。もしロサンゼルスを訪れて、サンディエゴに足を伸ばす機会があったら、是非鉄道を利用してみてください。「パシフィック・サーフライナー」はこの区間を約3時間で結んでいます。運賃も20ドル程度と手頃です。1〜2時間に1本と本数も多いので、日本と同じような感覚で気軽に乗れます。何より海岸のすぐ近くを走るので、カリフォルニアのビーチの風景が楽しめるのがおすすめです。

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2007.03.05

23-2 スターンズ・ワーフの夕暮れ(米国・サンタバーバラ)

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スターンズ・ワーフは、サンタバーバラのメイン・ストリート、「ステート・ストリート」の延長線上を海へと伸びるピアです。路面がガタガタしているボードウォークや、ピア上に建つ、こぢんまりとしたトラディショナルな民家のような土産物店、街灯を繋ぐ架空線等がヒューマンで手作りな印象を与えます。海に向かってやや明らんでいく、空の中間色のグラデーションがとても柔和な風景です。

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2007.03.14

23-6 ヴェニス・ビーチの夕暮れ(米国カリフォルニア州)

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米国を旅行した最終日に見たこの夕暮れの空のことを、私はとてもよく覚えています。
その日、空は一面分厚く垂れ込めた雲に覆われ、朝からずっと曇っていたのですが、夕方になってこの日初めて、はるか遠く西の太平洋の沖の海上の雲の切れ目から、ほんの5分ほどだけ太陽が現れました。太陽はすぐにまた海上にかかった別の雲の塊の中へと沈んでしまったのですが、今度は上空の雲を下から照らし始めたのです。すると空は画像のような、この世のものとは思えないような色に染まりはじめました。
それまでグレー一色にしか見えなかった分厚い雲は、実はその表面に深い陰影を持っていて、それが強い光に照らされると、ピンクとブルー、あるいはオレンジとパープルの色水に浸した和紙のような、えもいわれぬ美しい模様を描き出すのです。その妖しい美しさといったら、天変地異の前触れかと疑いたくなるほどでした。私は今まで、こんな「本物っぽく造られた嘘っぽい夕暮れの空」を、ラスヴェガスの「ザ・フォーラム・ショップス」や東京・臨海副都心の「ヴィーナス・フォート」のような屋内型ショッピング・モールの天井でしか見たことがなく、こんな空が実際にあるとは思ってもみませんでした。海辺を歩いていた誰もが立ち止まり、海沿いの建物内にいる人さえ窓際に出て、しばらくその夕暮れの風景に見とれていたのが印象的でした。
この夕暮れの空は、カリフォルニアという土地が旅の最後に私にくれた素敵なプレゼントのように感じました。私の感動が、画像とテキストでちゃんと伝わっているとよいのですが・・・。

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2007.03.20

24-1 UCLA(米国・ロサンゼルス)

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UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)は、青々とよく手入れされた芝生の中に、赤茶色とベージュで統一されたレンガ造りの施設群が点在する、美しいキャンパスです。カリフォルニアの夕陽の、黄金色の光に照らされたこの「ロイス・ホール」は、パリのノートルダム寺院のような2つの塔を持つ荘厳な建物です。
このショットは、私が何気なく撮って、自分でも気に入っているものですが、あるパンフレットで、UCLAを紹介する画像として、これとまったく同じような写真を見たことがあります。つまり、この建物はUCLAを象徴するような施設なのでしょう。そして、この建物はこのアングルが最も美しく見えるのでしょう。つまり、私がUCLAを取り上げる上で、この角度から撮影したこの建物をチョイスしたということは、極めて正しい選択だったと言えるのでしょう!(ちょっと自画自賛が過ぎるでしょうか?)

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2007.04.19

26-2 オーシャンサイド駅の自転車ラック(米国カリフォルニア州)

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このサイトにも既に何度か登場しているオーシャンサイドは、カリフォルニア州第二の大都市サンディエゴの近郊に位置しています。後ろに見える(画像はクリックすると拡大します)サンディエゴへの通勤列車「コースター」(※)はこの駅が始発駅です。ちなみにこの駅は、ロサンゼルスへの通勤列車「メトロリンク」の始発駅でもあります。既存の鉄道インフラを活用して近年新設されたこれらの通勤列車は、大都市圏における行き過ぎた自動車依存を改善するという社会的な狙いがあるのでしょう。

そんなオーシャンサイドの駅前で見つけたのが、このカバー付きの自転車ラックです。これは一体何のためにあるのでしょうか。鉄道利用を促進するためのサービスの一環には違いないのでしょうが、雨をよけるため?(←この雨の少ないカリフォルニアで?) 盗難防止のため?(←それだけのためにわざわざカバーを付ける?) それとも放置自転車が美観を損ねないように?(←わずか4台のために?)

いずれにせよ、ずいぶんゆとりがあるというか、過保護というか、のんびりした話だな、と思います。日本だったらこれっぽっちの自転車ラックで足りるはずもなく、駅前広場はたちまち自転車だらけになってしまうことでしょう。だいたい、ママチャリで駅まで向かい、そこから電車で通勤、などというライフスタイルがカリフォルニアにあるとはちょっと想像がつかないのですが・・・。

※関連バックナンバー
 2007年2月 21-4「サンタフェ駅」

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2007.07.04

31-2 ホテル・デル・コロナド(米国・サンディエゴ)

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全米第7位の大都市・サンディエゴは、夏暑すぎず、冬寒すぎないという恵まれた気候などからAmericas Finest Cityと呼ばれています。そのダウンタウンから湾に架かる橋を渡ってすぐの所にコロナドという島があります。この島のランドマークとして知られ、国の歴史記念物に指定されている、お城のような高級リゾート・ホテルがこのホテル・デル・コロナドで、米国の歴代大統領をはじめとする各界のセレブ御用達のホテルなのだそうです。画像はシーズン・オフの冬のものですが、太平洋に面したビーチに隣接するプールも優雅な雰囲気です。

都心からわずか数kmの距離にこんなリゾート地があるということは、母都市であるサンディエゴじたいがリゾート的な要素を持っているということを意味します。なんと環境に恵まれた都市なのでしょう!

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2007.09.03

35-2 ウェスト・ハリウッド(米国カリフォルニア州)

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ハリウッドやビヴァリーヒルズ、そしてこのウェスト・ハリウッドなどが位置するLA都市圏西側の地域は、緩やかな南下りの斜面状の地形になっています。画面上を左右に横切っている有名なサンセット・ブールヴァ―ドは、丘の上のかなり高い位置を、くねくねと曲がりながら東西に走る通りです。昔、ある海外ドラマで、「ビヴァリーヒルズでも、本当の金持ちっていうのは、サンセットの北側に住んでるんだよ。」というセリフがあったのですが、確かにこの通りの北側(つまり山側)は、緑豊かで、LA全体を見下ろす日当たりのよい敷地に大きなお屋敷が点在していそうな風景です。

ちなみに、このウェスト・ハリウッドという街、1984年にロサンゼルス市から独立した比較的新しく、そして小規模な市で、丘の上の街らしいセレブでファッショナブルな雰囲気が漂うだけでなく、名前に「ハリウッド」と付くだけに、クリエイティヴな人々が多く住んでいるらしいです。さらに付け加えると、ゲイの方々の比率も高く、独身者が異様に多いという、かなり特殊な性格を持つ街でもあるようです。

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2007.09.17

36-4 ゲッティ・センターのトラム(米国・ロサンゼルス)

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前回(36-3)の「エア・トレイン」同様、今回も無料、かつ無人運転の乗り物です。

トラムは、丘の上にあるゲッティ・センターと、ふもとにある駐車場やバス乗り場とを結び、斜面に沿ってくねくねと登っていきます。発車する際は何の前触れもなく突然ドアが閉まって、静かに動き出します。

運転手のいない乗り物というのは、何だかそれ自体が意志を持って動く生き物のように見えて、SFアニメの香りがします。画像のように、「軌道」や「車両」といったアナログな感じのする用語が似合わないような、ハイテクかつスタイリッシュな印象を与える、片持ち梁で支えられた屋根や、車体や、プラットフォームのデザインもまた未来的です。

※関連バックナンバー
 2006年5月 3-2「ゲッティ・センター」
 2006年9月 12-6「ゲッティ・センター」 A-1.2 南カリフォルニア)

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2007.09.26

36-8 自転車タクシー(米国・サンディエゴ)

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(以下、にしおかすみこ風に)

最近、自転車タクシーなんていう乗り物に乗ったのは、何処のどいつだい?

・・・アタシだよっ(苦笑)。

いえ、別にこんな特別速くもないし、安くもない乗り物に、乗りたくて乗ったわけじゃないんです。経緯はこうです。

サンディエゴの街でフェリー乗り場を探して歩いていた私は、海岸沿いの一本道に出ました。出港時刻は迫っていましたが、乗り場がどっちにあるのかわからない。そこへ画像右側の青年が運転する車がやってきました。私は方角を聞きました。彼は自分も向かっているところだから乗っていくようにとしきりに勧めました。私はもちろん断りました。

しかし、一本道で同じ方向に進もうとし、しかも私の早足と彼が自転車を漕ぐスピードがほぼ同じなので並んでしまい、なんか気まずいのです。「やっぱり乗れば?」彼が言ってきます。「小銭がないから」と私。「フェリーのチケットを買ってから払ってくれればいいよ。チップくらいでいいからさ。」

・・・というわけで乗ることにしました。自転車タクシーのスピードは、自分で運転する自転車よりもはるかに遅く、加速するまでにイライラするほど時間がかかる実にのんびりした乗り物でした。正規の料金なら乗車時間(5分程)からいって20ドル程度は払わなければいけないようだったのですが、彼にとっても回送運転のようなものだったから、と思い、4ドルだけ渡すことにしました。

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2007.10.20

38-3 サード・ストリート・プロムナード(米国・サンタモニカ)

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ロサンゼルス都市圏に位置する海沿いの街・サンタモニカの目抜き通りで、並木等の植栽の爽やかさと、楽しげな歩行空間が印象的な商店街です。

サンタモニカのダウンタウンの中でも、メイン・ストリートとしてのこの通りの特殊性は際立っています。何といってもまず、全体が歩行者天国になっている通りというのは米国の都市では比較的珍しいようです。通りに沿ってバランスよく配置された立体駐車場へは通りの裏側からアクセスするようになっていて、車を停めたら直接この通りに歩いて出られるようになっています。車を締め出した街路の真ん中にはモニュメントや、インフォメーション・センター、カフェ、ニュース・スタンド等のパヴィリオンが建ち、雑貨やスナックなどを売るワゴンが目を楽しませ、ベンチでは人々が語らい、通りのあちこちでは様々なパフォーマンスや演奏が行われています。通り沿いには隙間も空き店舗もなく、様々な店舗や映画館、レストランがひしめき、昼夜問わず大勢の人で賑わっています。

このようにハード・ソフト両面において完成度がとても高いため、街の中の通りというよりは、敷地内に計画的に造られたショッピング・モールのように見えてしまうほどで、歩いているだけでもほんとうに楽しめる商店街です。

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2007.10.22

38-4 オーシャン・フロント・ウォーク(米国・ヴェニス)

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前回(38-3)取り上げたサンタモニカとヴェニスは隣町で、サード・ストリート・プロムナードからこのオーシャン・フロント・ウォークまでは歩いても20分ほどの距離にあります。

商店街とは普通、通りの「両側」に店が建ち並んでいるものですが、ここはその名の通り、まさに海沿いなので、片側には青い空と海が広がっており、ローラーブレードが似合いそうな開放感あふれる海辺の散策と、商店街の賑わいの両方が楽しめる魅力的な通りです。

この沿道に建ち並んでいるのは小汚い安宿や、タトゥーやピアスを入れる店、中古レコードショップ、Tシャツの店等で、ビーチ側には多くのホームレス達にまじってアーティストが露店を出していたり、ストリート・パフォーマンスが行われていたりして、全体的にちょっとワイルドな、独特の雰囲気はあるのですが、それがビーチという健康的なロケーションにあるのが面白いな、と思います。

※関連バックナンバー
 2006年9月 11-3「ヴェニスの街並み」(A-1.2 南カリフォルニア)

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2007.11.14

39-6 サンディエゴ中心部の住宅街(米国カリフォルニア州)

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米国の大都市の中心部は、閑散としていたり、治安が悪かったりといった問題を抱えていることが多いようですが、比較的こぢんまりとしたサンディエゴのダウンタウンはとても魅力的な場所です。華やかで個性的な建築デザインで知られるショッピング・モールの「ホートン・プラザ」(※)や、冬でもテラス席で夕食が楽しめる「ガスランプ・クォーター」と呼ばれる繁華街が夜遅くまで多くの人で賑わっていて、安心して歩けるダウンタウンです。リゾート感溢れるウォーターフロントに近接している上、鉄道やバスのターミナルも徒歩圏にあり、都市内の公共交通機関も発達しているなど、利便性にも優れています。

そんな環境と利便性に恵まれたダウンタウンには、繁華街に隣接して中層・高層の都市型住宅が数多く建っています。これらは比較的最近のトレンドなのか、どれも新しく建てられたばかりのように見えました。そしてどちらかというとハイソな感じのする住宅です。米国の富裕層はどちらかというと、郊外の高級住宅地の広い庭を備えた戸建て住宅に住みたがるような印象がありますが、安心して住める環境が整っていれば大都市の中心部でのアーバンな暮らしを選択することもあり得るんですね。

※関連バックナンバー
 2006年6月 6-2「ホートン・プラザ」(A-1.2 南カリフォルニア)

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2008.01.28

44-7 サンディエゴ・フリーウェイ(米国・ロサンゼルス)

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丘の斜面上に広がるゲッティ・センター(※)から、ロサンゼルス市街地とは反対側のサンタモニカ山脈方面を撮影した画像です。近景の円い造形の方が気になるかとは思いますが、今回の主役は、山並みの間から大量の車を吐き出しているような(あるいは、吸い込んでいるような)サンディエゴ・フリーウェイです(画像はクリックすると拡大します)。ちなみに、同じ場所から、同じ方角を、夜暗くなってから見てみると、吐き出される車のヘッド・ライトが、噴火する火山から流れ出る、熱い溶岩のようです。

車社会であるロサンゼルス都市圏には、このように片側だけでも5~6車線程もあるフリーウェイ(自動車専用道路)が縦横無尽に走っています。それでもキャパシティは十分ではないようで、ラッシュ時はすべての車線が車で埋め尽くされ、かつ渋滞でまったく身動きがとれなくなることもあるほどです。

※関連バックナンバー
 2006年5月 3-2「ゲッティ・センター」(A-1.2 南カリフォルニア)

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2008.02.03

45-2 トゥー・ロデオ(米国・ビヴァリーヒルズ)

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セレブ御用達の高級ショッピング・ストリートとして知られるロデオ・ドライヴ(※)にある小規模なショッピング・モールで、入口にあたる街角のタワーなどが街のランドマークとなっています。内部は緩やかな坂道や階段などが石畳で舗装され、ヨーロッパの街並みをイメージしたゴージャスな雰囲気づくりがなされています。こういうヨーロッパに対する文化的なコンプレックスのようなものがあるのは、米国も日本と同じなんですかね。同じ白人がつくった国なのに不思議だな、と思いますが。

※関連バックナンバー
 200612月 18-3「ロデオ・ドライヴ」(A-1.2 南カリフォルニア)

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2008.02.04

45-3 センチュリー・シティ(米国・ロサンゼルス)

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センチュリー・シティは、映画でおなじみの20世紀フォックス社の撮影所だった広大な土地が再開発されたロサンゼルスの拠点の一つで、高層ビルが林立する風景は、ちょっと背の低い東京・西新宿、といった感じです。映画「ダイ・ハード」シリーズの1作目でテロリストに占拠された日系企業という設定のビルはここにあるようです(ちょっとネタが古かったですかね)。

ここのショッピング・モールは、正確にはCentury City Shopping Center & Marketplaceと言います。特に語りたいことがあるわけでもないのですが(笑)、画像が楽しげだったので、取り上げてみました。屋外型のモールであるにも関わらず、なぜか開放感がなく、囲まれた空間という印象だったのが不思議でした。通路がやや狭いせいでしょうか?

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2008.02.06

45-4 ホートン・プラザ(米国・サンディエゴ)

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私は昔から、商業施設とは単にモノを売るだけではない、夢を売る場所であり、そこにいるだけで楽しくなる、テーマパークのような空間であってほしい、という考えを持っていて、そんな施設に出逢える日をずっと心待ちにしていました。この「ホートン・プラザ」を初めて訪れたのは、もう10年以上前のことになりますが、ここに来て、まさにおもちゃ箱をひっくり返したような、そんな「究極の場所」をついに見つけた、と感激したものです。

この「ホートン・プラザ」をデザインした米国の建築家ジョン・ジャーディ氏は、1996年、日本の福岡で「キャナルシティ博多」を手がけました(次回取り上げる予定です)。この施設が大成功を収め、日本中に強烈なインパクトを与えたことから、その後彼は引っ張りだことなり、彼の手による商業施設が全国各地に続々とオープンしました。幸か不幸か、私はそのほとんどを訪れる機会があったのですが、あまりにも彼の作品を見過ぎたせいか、新しい施設を見ても「キャナルシティ」の劣化コピーにしか見えなかったりするなど、がっかりすることも多くなってきました。

そんな「ジャーディ不感症」になってしまった私でしたが、9年後に再びここを訪れた時には、意外にも感動がしっかりと蘇ってきました。彼の作品の持ち味であるヴァラエティ豊かな色づかいや大胆な造形は、南カリフォルニアのサンディエゴという、温暖な気候がもたらす開放的な雰囲気のこの街にあってこそ引き立つものであり、たとえ日本中にいくつコピーができたとしても、それらのオリジナルとしての魅力は少しも衰えていない、この場所はもはや伝説だと、そう確信しました。

・・・私の思い入ればかりが先走ってしまって申し訳ありません。このわずか1枚の画像から、少しでも空間の素敵さが伝わるとよいのですが・・・。

※関連バックナンバー
 2006年6月 6-2「ホートン・プラザ」(A-1.2 南カリフォルニア)

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2008.02.24

46-5 トロリー・オレンジ・ライン(米国・サンディエゴ)

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サンディエゴは、ヴァラエティに富んだ数々の見どころが中心部および郊外に点在していますが、米国の都市には珍しく、それらほとんどの場所にバスやトロリーといった公共の交通機関で行くことができる、車を運転できない旅行者にもやさしい街です。このトロリーは、観光客にはかなり利用価値の高い乗り物です。

米国では、比較的最近になって路面電車を導入した都市が多いようですが、サンディエゴは先見の明があったようで、ここでは1981年とかなり早い時期から走っています。というわけで、逆に車両はちょっと陳腐化しています。よく揺れて乗り心地はあまりよくありません。日本の地方の中小私鉄に乗っているようなイメージです。路線には「オレンジ・ライン」「ブルー・ライン」と、それぞれ太陽と海をイメージした色の名前が付いているのですが、どちらも車両は画像のように真っ赤に塗られ、ちょっと野暮ったい感じがします。まあ、そんなところがご愛敬と言えなくもないですが。

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2008.04.10

49-5 サンタバーバラ郡庁舎(米国カリフォルニア州)

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サンタバーバラは、ロサンゼルスから北へ120km程の距離に位置する、人口10万人足らずの小さな街で、風光明媚で気候が穏やかなことから、LAの人々にとって気軽に行ける高級リゾート地として人気があるようです。マイケル・ジャクソンのような、世界中のどんな場所にだって不動産を所有できそうな億万長者が、わざわざこの地に自分の居宅(ネヴァーランド)を構えるほどの、選ばれた地域です。そんな彼が児童への性的虐待の容疑で裁判に出頭したのは、この建物(英語名:Santa Barbara County Courthouse)だったのかもしれません。

・・・それはともかく、私が大好きになってしまったこの街を、それほど高くもない郡庁舎の展望台から俯瞰で見ると、こんな感じです。オレンジ色の屋根瓦と白壁というスペイン・アンダルシア風に統一された街並みが緑の木々の中に埋もれていて、視界の先には太平洋が広がっています。街には高い建物がないので、空が広く感じられ、何だか心が洗われるような、穏やかな気持ちになれる風景です。この街の魅力は、この角度から見ればすぐに説明がついてしまいますね。

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2008.05.10

51-5 サンタバーバラ(米国カリフォルニア州)

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サンタバーバラ郡庁舎の時計台から撮った画像で、先月取り上げたばかりのもの(※)とは反対側の、山側の風景を撮ったものです。こちらの画像の方が、背の高いパームツリーの中に家々が埋もれているような、緑豊かなこの街の姿がよくわかりますね。

※関連バックナンバー
 2008年4月 49-5「サンタバーバラ郡庁舎」

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2008.07.06

55-3 シーポート・ヴィレッジの木(米国・サンディエゴ)

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サンディエゴのウォーターフロントにある、居心地のよい公園です。奥に見えるかわいらしい家並みは、土産物屋やレストランが入ったちょっとしたショッピング・モールになっていて、散策が楽しいです。
画像は12月下旬に撮ったものですが、葉っぱが全くなく、枝だけが大きく広がった株立ち(地表から枝が分かれした樹形)の大木が、オブジェのように目を引いています。この木の下でくつろいでいる方もいらっしゃいますが、こうした大きな木を背後にすると、やはり安心感があるからなんでしょうね。

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2008.09.02

59-1 オーシャン・アヴェニュー(米国・サンタモニカ)

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ロサンゼルス都市圏を代表する海沿いの街・サンタモニカの中でも、最も海に近い通りです。通りの左側はすぐ崖になっていて、その下はビーチです(※)。通り沿いのホテルやアパート等の建物の色は眩いばかりの白で見事に統一されています。空は青く、冬でも東京の真夏くらい暑くなるほど陽射しが強く、そんな背景にパームツリーがよく映えています。南カリフォルニアらしいショットですね。

※関連バックナンバー
 2006年6月 5-2「サンタモニカ・ビーチ」(A-1.2 南カリフォルニア)

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2008.09.03

59-2 カブリリョ・ブールヴァード(米国・サンタバーバラ)

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サンタバーバラは、これまでにも何度か取り上げましたが(※)、街じゅうにパームツリーが植わり、その中にオレンジ色の屋根瓦と白壁というアンダルシア風に統一された建物群が埋まっている、とても美しい街です。画像はその中でも最も海に近い通りの風景です(かすかに海も映っていますね)。

ここのパームツリーはとても幹が細く、背が高い、ひょろ長い格好をしています。前回(59-1)取り上げたサンタモニカのオーシャン・アヴェニューよりも沿道の建物の高さが低い分、空が広く感じられ、よりリゾート地的な、リラックスした雰囲気が感じられます。

※関連バックナンバー
 2008年5月 51-5「サンタバーバラ」
 2008年4月 49-5「サンタバーバラ郡庁舎」

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2008.09.25

60-4 サンディエゴ中心部の住宅街(米国カリフォルニア州)

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サンディエゴ中心部の住宅事情(と言うほどのことは書いていませんが・・・)についてはバックナンバー(※)をご覧いただくとして、今回は中層住宅の画像です。

外壁の色調は温暖な地らしく明るく、柔らかく、前回(60-3)と違って、建物全体の形状に親しみやすい表情のようなものが感じられます。利便性の高い街の中心部で、こんな素敵な住宅に暮らせたら毎日楽しいでしょうね・・・。

※関連バックナンバー
 200711月 39-6「サンディエゴ中心部の住宅街」(A-1.2 南カリフォルニア)

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2009.01.08

67-4 ステート・ストリートで窓を拭く人(米国・サンタバーバラ)

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早朝、サンタバーバラのメイン・ストリートを歩いていて見つけたものです。遠くからはどう見ても、まだ道行く人も少ない開店前の時間に、一人黙々と窓を拭く本物のおじさん、にしか見えません。シリーズでこれまで取り上げてきたモノトーンの銅像と違い、カラーの衣服を身に纏っていますし、立っている場所もいかにもリアルで、いたずら心に溢れていますね。

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2009.02.25

70-5 ダウンタウン・ウォーターフロント・シャトル(米国・サンタバーバラ)

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その名のとおり、サンタバーバラのメイン・ストリート「ステート・ストリート」に沿って、ダウンタウンとビーチを結んでほぼ10分おきに走るシャトル・バスです。

画像からも窺い知れると思いますが、このバスは普通のバスを二回りほど小さくしたくらいの四角い、可愛らしい車体をしています。電気で走っているので、静かで加減速がスムーズです。

そして、いかにも温暖で雨の少ないサンタバーバラらしいのは、窓もドアもなく吹きっさらしになっていることで、通りをゆっくり走り抜けていくと、吹く風がとても心地よいです。また、ドアがないということは一瞬で乗り降りができるというわけで、歩道からそのままの高さで飛び乗ってしまえば、動く歩道にでも乗るような感覚でメイン・ストリートを自在に移動することができるのです。しかも運賃はわずか25セント(ワンコイン)です。

気軽に乗れて、快適で、楽しくて、サンタバーバラの市民の足として立派に機能している、愛すべき乗り物です。

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2009.03.08

71-7 ステート・ストリート(米国・サンタバーバラ)

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夜行バスでサンタバーバラに辿り着き、店先や街路樹に巻き付けられたクリスマスのイルミネーションが、明けたばかりの朝の空気の中できらびやかに輝いているこの通りの風景を目にした時私は、「楽園」に「首都」というものがもしあるとしたら、そこはこんな場所なのかな、などと思ってしまったものです。

全体で幅16m程の道路にはゆったりとした歩道が設けられ、屋外のものとは思えないような明るく、鮮やかな色のタイルで舗装されています。ベンチやくずかご等のストリート・ファニチュアも、それこそ本物の「家具」のような立派なものが置かれていて、屋外のリヴィング・ルームといったくつろぎの空間を提供し、歩道の所々には泉のような噴水まで設けられています。街路樹の緑は爽やかで、通りにはその他にも様々なスタイルで花や緑の植栽が施されています。また、沿道の建物は真っ白な壁と赤い屋根のスペイン・アンダルシア風に統一され、赤い庇や店頭のディスプレイがとても華やかな雰囲気を醸し出しています。

温暖な気候に恵まれ、美しく、豊かさを感じる街のメイン・ストリートに相応しく、夢の中のように華やかな風景です。

※関連バックナンバー
2009
年2月 70-5「ダウンタウン・ウォーターフロント・シャトル」
2009
年1月 67-4「ステート・ストリートで窓を拭く人」

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2009.03.15

72-1 グレイハウンド・バス・ディーポ(米国・サンタバーバラ)

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当サイトの活動停止まで、あと半月となりました。本日以降は、これまでの「シリーズ」という括りでご紹介できなかった「とっておき」(?)の風景画像をお送りしていこうと思います。

まず第1回目は、バスの走る(停まってますが)風景です。私が以前カリフォルニアからニューメキシコにかけて旅して廻った時、実質上米国で唯一の長距離バス事業者であるグレイハウンドにはとても「お世話になった」ので、その記念にこのバス・ディーポの風景を載せておこうと思います。

と言っても、他の街のと比べ、とりたててこのサンタバーバラのバス・ディーポが特徴的というわけではありません。ただ、まあ、私にとってそれなりに思い出はある場所です。北カリフォルニアのモントレーからこの街にやってくるのに、都合のいい時間帯に着く便はなかなかなく、私がここに降り立ったのは(12月の)午前4時でした。夜が明けるまで中で過ごして時間を潰そうと思っていたバス・ディーポの建物は、なんと閉まっていて真っ暗で、外にタクシーが1台待機しているだけだったのです。おかげで見知らぬ街の、夜明け前の人っ子一人いないダウンタウンを、犯罪に遭遇する恐怖に怯えながら、夜中じゅう開いている店を探して彷徨う羽目になりました・・・。

グレイハウンドの旅では、いろいろと苦労させられたという思いがあります。公共交通機関のはずなのに、バス・ターミナル(ディーポ)が街の中心部から離れていてアクセスが不便だったり、治安の悪い場所にあって辿り着くのに相当な覚悟が必要だったり、建物が開いている時間が限られていてコインロッカーに荷物を預けたまま締め出されたり、スタッフの接客態度がぞんざいだったり、発着時刻が早朝や深夜の便しかなかったり、バスが遅れることは珍しくなかったり、車内の冷暖房がきつかったり、トイレには洗面設備がなく小さな「おてふき」が置かれているだけだったり、途中の停留所での停車時間が長くてイライラしたり、乗り換えの接続が悪くて夜中に何時間も待たされたり、時には車両が故障して砂漠の真ん中で立ち往生したり、目的地のバス・ターミナル(ディーポ)に着いても、位置関係のわかる街の地図や、ダウンタウンに向かう市内のバスについての案内板は一切なかったり・・・でもそんな苦労があったからこそ、長距離バスの旅は私の心の中に強く印象に残っているのかもしれません。「トラヴェル」という英単語は、「トラヴァーユ」(苦役)というフランス語から来ているらしいですから、苦労あってこそ旅なのでしょう。

※関連バックナンバー
2008
年1月 44-8「サンタフェ郊外の道路」(A-2 米国西南部)

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