A-1.1 北カリフォルニア

2006.04.27

2-8 エンバカデロ(米国・サンフランシスコ)

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サンフランシスコで最も重要な都市軸は、地上にトラム、地下にBART(地下鉄)の走るマーケット・ストリートですが、このエンバカデロは、ダウンタウンを海岸線に沿って走る幅の広い大通りで、有名なフィッシャーマンズワーフに通じるウォーターフロントの軸です。ここにもトラムが走り、広々とした歩行者空間がとられ、パームツリーが列植されています。
この海沿いには、かつて上空を高速道路が通っていたのですが、1989年の地震で倒壊したのをきっかけに高架構造を撤去し、このように整備したのだそうです。街と水辺を高速道路で景観的に分断するような無粋をするのは日本だけかと思っていましたが、米国でもこうした状況が見直されるようになったのは最近のことのようです。東京では、日本橋と川の上空に架かった高速道路を何とかしようという動きが現実味を帯びてきています。日本も都市のアメニティを大事にするこのような世界の趨勢に乗ってほしいものです。

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2006.05.02

3-1 ロシアン・ヒル(米国・サンフランシスコ)

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サンフランシスコは複雑な起伏に満ちた丘の上に建つ都市です。それでも地形にとらわれることなく、道路網はどこまでも整然と格子状に引かれているのですが。そんなようすを象徴するかのような風景が、このショットです。
正面に真っ直ぐ伸びる「ロンバード・ストリート」は、ここから急激に下がって、さらに先ではまたその角度を空に向けています。前方の丘の上にそびえ立つ塔は「コイト・タワー」です。急な下り坂を緩和するためにこの区間には大きなカーブがつけられていて、「世界一曲がりくねった坂道」として知られています。坂の下から見上げると、カーブの間に植えられたアジサイの花が見事です。

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2006.06.02

5-1 カーメル・ビーチ(米国カリフォルニア州)

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まずは、4回連続で南カリフォルニアのビーチからお届けします。
カーメル・バイ・ザ・シーは、サンフランシスコの南、約150kmに位置する、太平洋に面した人口約5000人の小さな街です。生い茂る木々の中にかわいらしい建物が並ぶ雰囲気の良い海沿いのリゾート地で、米国では新婚旅行先として人気があるそうです。
太平洋に沈む夕陽はこのビーチの名物らしく、夕方になるとそれを見に大勢の人々が海岸に集まってきます。私がここを訪れたのは12月でしたが、それでも西日は十分強烈な輝きを放っていました。東京周辺に住んでいると、海に沈む夕陽を見られる機会はなかなか無いので、貴重な体験でした。

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2006.06.24

6-3 ユニオン・スクエア(米国・サンフランシスコ)

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サンフランシスコの、ダウンタウンの中心に位置する、街の顔となる広場です。訪れたのがクリスマス・シーズンだったので、広場には巨大なツリーが飾られています。周りは高級デパートや一流ホテルの立派な建物に囲まれ、一帯はショッピング街を形成しています。
画面に見える、広場に面した建物は、米国の有名百貨店「メイシーズ」です。クリスマス商戦真っただ中ということで、建物のファサードはひときわ華やかにディスプレーされ、輝きを放っています。まるで建物全体がクリスマス・プレゼントとしてラッピングされているかのように感じました。

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2006.07.31

8-7 コースタル・トレイル(米国・モントレー)

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モントレーは、サンフランシスコの南約150kmの所に位置する、海沿いの小さなリゾート地です。ここの海岸の景観は、波しぶきが激しく上がるごつごつした磯浜と、妙にとげとげした形の海沿いの植物が印象的です。
画面の道は、その名のとおり海岸に沿って隣町パシフィック・グローヴまで続いています。ここもどうやら横浜の「汽車道」(8-6参照)同様、かつての鉄道路線敷跡をプロムナードとして活用している・・・ようで、ルートの途中にはオブジェとして機関車が置かれていたりします。
ルート沿いにはフィッシャーマンズ・ワーフや、かつての缶詰工場を改装した「キャナリー・ロウ」をはじめとするショッピング・モール、水族館などの観光スポットが点在し、それをつなぐ役目を果たしています。また、海面ではラッコなどの海の生物を間近に見ることができ、どこまで歩いていても飽きることのないプロムナードです。

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2006.09.10

11-5 フィッシャーマンズ・ワーフ(米国・モントレー)

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このフィッシャーマンズ・ワーフは、カリフォルニア州北部・モントレー(2006年7月・8-7参照)の観光の目玉の一つで、海に突き出た桟橋の上に、シーフード・レストランや屋台が建ち並んでいます。昔ながらのこぢんまりとした建物はカラフルに彩られています。
前回までどちらかというと温暖な地の事例を取り上げてきましたが、それらと違ってやや涼しいこの地の街並みの色づかいは、同じような色相(赤、緑、黄色、水色といった色の種類)を使っていても、どちらかというと濃く、深く、キリリと引き締まった力強い印象を与えるトーンで、北欧のようにちょっと北国っぽい感じがするのが不思議です。

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2006.09.12

11-6 チャイナ・タウン(米国・サンフランシスコ)

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世界的に有名な、サンフランシスコのチャイナ・タウンで、どちらかというとよそいきの顔を持つ、グラント・アヴェニューの画像です。中国風の建物や、街灯のデザイン、漢字の看板などが米国という西洋文化圏の中にありながらエキゾティックで、ダウンタウンの中でも一際異彩を放っているエリアです。
中国のカラーというと、赤と黄色が妙に目立っているように思います(国旗にも使われている色ですが)。使える色は無限にあるのに、文化によって色の使い方、組み合わせ方が違ってくるのは面白いな、と思います。たとえて言うなら、同じ音楽でも、西洋の音階と沖縄音楽の音階が異なっているように・・・。

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2006.12.21

18-2 ピア39(米国・サンフランシスコ)

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前回に引き続き、ツリーの風景です。
サンフランシスコのウォーターフロントには、番号の付いた埠頭がたくさん並んでいます。ピア39もその名のとおり、かつては港湾施設として使われていましたが、現在は2階部分に木製のデッキがぐるりと回された、こぢんまりとして親しみやすいショッピング・モールとして生まれ変わり、観光客で賑わうフィッシャーマンズ・ワーフ地区の中でも中心的なアトラクションとなっています。
エントランスに設けられた巨大なツリーの足下には、たくさんのプレゼントが並んでいますね。私が以前米国でのホームステイでお世話になったことがあるのは、私を含めても3人という家庭だったのですが、やはり人数分の何倍ものプレゼントが置かれていて、25日の朝には様々なプレゼントを渡され、それらの包みを一つひとつ開けていったのがとても楽しかった思い出があります・・・。

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2007.04.14

25-8 カーメル・プラザ(米国カリフォルニア州)

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北カリフォルニアの海沿いのリゾート地、カーメル・バイ・ザ・シーのダウンタウンに立地する唯一のショッピング・モールです。緑に包まれ、品があり、こぢんまりとしたカーメルの街に似合うのは、やはりこんなスタイルの商業施設なのでしょう。ショッピング・モールのくせに、その中庭の広場は商品のディスプレーや店の看板よりも、様々な形で飾られた花々の方が目立っていて、一体これは何の建物なんだろう、と思うくらいゆとりが感じられます。

※関連バックナンバー
 2006年6月 5-1「カーメル・ビーチ」

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2007.06.12

29-6 アクアティック・パーク(米国・サンフランシスコ)

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サンフランシスコの海岸に沿った公園です。正面奥の大きな建物は、チョコレートで有名な「ギラデリー」の工場の歴史的な建築群を、楽しいショッピング・モールとして活用した「ギラデリー・スクエア」で、フィッシャーマンズ・ワーフにおける人気の観光スポットとなっています。「工場」という言葉からは思いつかないような、温かみのあるレンガ造りの城館のような外観が魅力的です。

画像のとおり、波打ち際からギラデリー・スクエアに向けてはなだらかな上り斜面になっていて、そこには浅く刈り込まれた芝生が敷き詰められています。その緑の色の濃さは、この地域のやや涼しく爽やかな気候風土を感じさせます。画像の中で緑の芝生は、まるで赤レンガの建物へと続く素敵なイントロ(導入部)のような、前庭の役割を果たしていて、両者の色合いのコントラストも見事です。手前をよちよちと歩く鳥の姿が微笑ましいですね。また、生では見られなかったのですが、屋根の上の”Ghirardelli”のサインが点灯して夜空に浮かぶ様もなかなか格好いい、はずです。

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2007.08.10

33-7 フィッシャーマンズ・ワーフ(米国・モントレー)

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モントレーの観光名所、フィッシャーマンズ・ワーフのすぐ脇の水域の風景です。

関連バックナンバーも合わせてご覧いただきたいのですが(※)、モントレーという街は、観光地・リゾート地であり、かつ「フィッシャーマンズ」と言うくらいですから、現代でも少なからず、漁業の街としての性格も持っているはずです。画面上で沖にまとまって係留されている船の群れは、漁船のように見えますが、私にはレジャー用の船のようにも見えます。どちらなんでしょう? また、これらの船に乗り込む時は、どうやって船に近付くのだろう?という素朴な疑問も浮かんできます。

・・・いずれにせよ、海岸のごつごつした岩場と、小舟の集まった海辺の風景は、小さな港町らしい、飾らない雰囲気がいいな、と思います。

※関連バックナンバー
 2006年7月 8-7「コースタル・トレイル」 (A-1.1 北カリフォルニア)
 2006年9月 11-5「フィッシャーマンズ・ワーフ」 (A-1.1 北カリフォルニア)

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2007.09.08

35-5 カーメル・ミッションと山並み(米国カリフォルニア州)

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北カリフォルニアの小さな街、カーメル・バイ・ザ・シーの中心部から、家並みを抜けて緩やかな下り坂を15分程歩くと、街はずれにはこのような光景が広がっています。

このカーメル・ミッションは、1771年から続く、砂岩造りの教会です。こぢんまりとして手造り感あふれる建物の背後には、雄大な山々と広い空が展開されていて、のどかで心洗われる風景です。

※関連バックナンバー
 2006年6月 5-1「カーメル・ビーチ」
 2007年4月 25-8「カーメル・プラザ」 (A-1.1 北カリフォルニア)

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2007.09.15

36-3 エア・トレイン(米国・サンフランシスコ国際空港)

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サンフランシスコ国際空港には4つの旅客ターミナルがありますが、これら相互と、隣接するダウンタウン直通の高速鉄道「BART」の駅を結んで走る、無料、かつ無人運転の乗り物がこの「エア・トレイン」です。

それほど長時間の乗車を想定しているわけでもなく、また大きな荷物を抱えた旅行者をできるだけ多く乗せられるようにということからか、車内には座席がありません。そんなこともあって、なんだか横に走るシースルー・エレベーターのような、不思議な感覚が味わえる乗り物です。

あ、成田空港の第2ターミナルにもこんな乗り物があるらしいですね。私は乗ったことはありませんが・・・。

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2007.09.24

36-7 ケーブル・カー(米国・サンフランシスコ)

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これこそが、日本で言うところの「ケーブル・カー」です。

私は、サンフランシスコへ行くまで、「なぜただの路面電車を、わざわざケーブル・カーと呼ぶんだろう?」と勘違いしていましたが、実際に訪れてみて気付きました。サンフランシスコの坂の勾配は、ケーブルの助けのない、ただの路面電車では登れないほどきついのです。

このケーブル・カーは、ハイテク全盛の時代にあって、手造り感に溢れ、血の通った感じがするとても愛すべき乗り物です。運転台のあるオープン席に座ると、すぐ目の前を並行して車が通り抜けるなど、スピードが生で感じられ、結構スリルがあります。サンフランシスコでいちばんエキサイティングなアトラクションは、もしかしたらこのケーブル・カーに乗って次々と移り変わる街の景色を楽しむことなのかもしれない、なんて思いました。

ところでこの乗り物、特に観光用のためにあるというわけではありません。ルートは都市の中心部を通っているので、市民の生活の足として機能していても別におかしくありません。ただ、一時期の東京の「ゆりかもめ」のようにあまりにも観光客に人気が高く、乗るまでには長い行列に並ぶ必要があり、途中からは満員で乗れないこともあるなど、必ずしも都市交通としての使い勝手はよくないのかもしれません。

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2007.10.24

38-5 ストックトン・ストリート(米国・サンフランシスコ)

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サンフランシスコのチャイナ・タウンと呼ばれる地区には、2本の通りが平行して走っています。1本はグラント・アヴェニュー(※)で、もう1本がこのストックトン・ストリートです。

グラント・アヴェニューの方は、観光客が喜びそうな、いかにもチャイナ・タウンっぽい景観で、土産物屋等の多い、どちらかというと「よそいき」の顔なのに対し、このストックトン・ストリートは飾り気がなく、雑然とした、生活感のある空間で、同じチャイナ・タウンでも雰囲気は全く異なります。画像は朝早くに撮ったものなので、まだ人の姿もまばらですが、昼になると大勢の地元の人でごったがえしてとても活気があり、アジアのどこかの街の市場を歩いているような感じがして、一瞬自分が米国にいることを忘れてしまいそうになります。ローカルな中華系の方々のパワーを、本物のチャイナ・タウンを感じたければ、グラント・アヴェニューだけでなく、是非こちらのストックトン・ストリートも歩いてみることを、おすすめします。

※関連バックナンバー
 2006年9月 11-6「チャイナ・タウン」(A-1.1 北カリフォルニア)

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2008.02.02

45-1 ピア39(米国・サンフランシスコ)

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以前にもちょっと取り上げましたが(※)、ピア39はその名のとおり、39番埠頭とその上に建っていた倉庫群を活用した、フィッシャーマンズ・ワーフと呼ばれる地区の観光のハイライトと言えるショッピング・モールです。背の低い木造の建物が建ち並ぶ風景は、昔の小さな村といった風情で、とても親しみが持てます。2階レヴェルに迷路のように張り巡らされたデッキをはじめ、床全体がボードウォーク状になっているので、歩いた時の感触や足音の響きまでが心地よく感じられます。

このピア39について、さらに欠かせない情報を付け加えるとすれば、画面に映っていない施設の外側(つまり海側)では、漂着しているアザラシの大群を間近に見ることができます。彼らの愛らしい鳴き声を聞いたり、動きを眺めたりしていると、何とも微笑ましい気持ちになります。

※関連バックナンバー
 200612月 18-2「ピア39」(A-1.1 北カリフォルニア)

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2008.02.26

46-6 パウエル・ストリートのターン・テーブル(米国・サンフランシスコ)

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サンフランシスコからは、「山を登る路面電車」ケーブル・カーをご紹介します。

サンフランシスコにはケーブル・カーが3路線ありますが、その内の2路線の車両には運転台が片側にしか付いていません。そこで、終点に着くと方向転換する必要があるのですが、そのために使われるのが手前のターン・テーブルで、車両がテーブルに載ると、その度に屈強な男たちが数人、人力で(!)ケーブル・カーを回していくのです。ウッディな車両の造りも含め、すべてが手づくり感に溢れているのが、この乗り物の魅力と言えるでしょう。

※関連バックナンバー
 2007年9月 36-7「ケーブル・カー」

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2008.03.16

47-8 ジャパン・タウン(米国・サンフランシスコ)

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シリーズの最後に、これまでとは逆ヴァージョン、つまり、外国における日本風の街並みをお送りします。といっても、今までご紹介してきたようなテーマ・パーク的な発想で造られたものではないのでしょうが。

サンフランシスコへの日本人の移住が始まったのは1860年頃ですが、1906年の大震災後、多くの日本人移民が、比較的被害の少なかったこのエリアに移転してきたのがジャパン・タウンの始まりということです。第2次世界大戦によりこの地区に住む日本人はかなり減少しましたが、現在も日系ホテル、ショッピング・センター、銀行、日本食レストランなどがエリア内に集積し、日系市民の広場的存在になっているそうです。

1960年代に再開発されたという地区の、この歩行者空間沿いの風景は、何だか宿場町をイメージして造られたように、私には見えます。画面奥の、日本から贈られたという五重塔をはじめ、日本風の建築デザインを独自に解釈して造られたようなこの街並みが、私は嫌いではありません。

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2008.04.06

49-3 コイト・タワー(米国・サンフランシスコ)

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高さ約90mの丘、テレグラフ・ヒルの上に建つ、高さ63mの円柱型の塔で、1906年の大地震の際に活躍した消防士を讃える記念碑だそうです。どう考えても日本人(日系人)の苗字にしか聞こえないネーミングですが、塔の建設資金を提供したLilly Hitchcock Coitという女性の名に由来するそうです。人名という点ではあながち間違っていなかったようです。

以前、このテレグラフ・ヒル方面をロシアン・ヒル(※)から撮った画像をご紹介しましたが、今回はその正反対のアングルです。起伏に富んだサンフランシスコの街並みは、まるで建物がお行儀よく並んだひな壇のようですね。

さて、画面にはサンフランシスコのシンボル、ゴールデン・ゲート・ブリッジが遥か遠くに霞んで映っているのがおわかりいただけますでしょうか?(画像はクリックすると拡大します) この橋は街の中心部から少し外れた場所に架かっているので、街なかではなかなか見ることができないのですが、丘の上に建つこのタワーは、橋を遠くに拝むことのできる貴重なスポットの一つです。

※関連バックナンバー
 2006年5月 3-1「ロシアン・ヒル」(A-1.1 北カリフォルニア)

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2008.07.28

56-8 パウエル・ストリート駅(米国・サンフランシスコ)

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私が初めてサンフランシスコを訪れ、空港からBART(高速鉄道)に乗ってダウンタウンにアクセスしようとした時、まず、ダウンタウンにいくつかある駅の中で、街の中心であるユニオン・スクエアに近く、駅前に観光案内所や、有名なケーブル・カーの発着場(※)のあるこの駅を目指すのがいちばん自然かな、と思いここに降り立ちました。つまり、私がサンフランシスコに着いて初めて目にしたのがこの風景です。
BARTはダウンタウンでは地下を走っていて、改札を出てすぐのところにこのサンクン・ガーデンがあり、右手に見えるエスカレータの上が地上レヴェルです。ここから見上げたダウンタウンの風景は、ヨーロッパのような石造りの街並みが華やかで、またサンクン・ガーデンには街の名物であるケーブル・カーを象ったホットドッグのワゴンが出ていたりして楽しげで、この街への期待感が一気に高まったのをよく覚えています。

※関連バックナンバー
 2008年2月 46-6「パウエル・ストリートのターン・テーブル」

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2008.10.22

62-2 カストロの坂道(米国・サンフランシスコ)

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複雑な起伏の上に市街地が展開されているサンフランシスコでは、この場所に限らず(※)、建物が地形に沿ってひな壇のようにお行儀よく並んでいる風景がよく見られます。ここでは特に、遠くの小さな家々がどれも似たような三角屋根をして色とりどりの姿で並んでいるのが微笑ましく感じられます。

・・・ちなみにこのカストロという地区についての最も重要な情報は、ゲイの街として有名ということで、街の至る所にはそのシンボルであるレインボー・フラッグがはためいています。また、60年代にヒッピー文化の中心地であったというヘイト・アッシュベリーもこのすぐ近くにあります。

※関連バックナンバー
 2008年4月 49-3「コイト・タワー」
 2006年5月 3-1「ロシアン・ヒル」(A-1.1 北カリフォルニア)

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2009.02.19

70-2 BART(米国・サンフランシスコ)

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サンフランシスコ都市圏を走るこの近郊列車の車内は、東京など日本の大都市のそれに比べ、はるかにゆとりがあって優雅です。車体の幅じたいが広いのですが(日本の新幹線よりもレールの幅が広い!)、座席の幅も日本人なら隣の人に触れずに座れそうなほど広く、やや低めに作られているので安定感があると同時に、天井も高く感じられます。しかも床はカーペット敷きなので、銀行や病院の待合室でソファーに腰掛けているような、ちょっと贅沢な気分が味わえます。

※関連バックナンバー
2008
年7月 56-8「パウエル・ストリート駅」
2007
年9月 36-3「エア・トレイン」(A-1.1 北カリフォルニア)

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2009.02.21

70-3 Fラインのストリート・カー(米国・サンフランシスコ)

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サンフランシスコの路面電車(ライトレール)は、ダウンタウンに入るとほとんどの系統が地下に潜りますが、唯一地上を走る系統がこのFラインで「ストリート・カー」と呼ばれています。

Fラインでは、世界の各都市で使われていた古い車両を集めて走らせており、さながら生きた鉄道博物館といった趣で、サンフランシスコの都市の風景に彩りを添えています。車体の横にはMilano””Osaka等、かつて走っていた街の名前のプレートが付いており、行先表示板かと勘違いしそうになります。中には謎かけのように、単にDesireとだけ書かれているものもあります。(「欲望という名の電車」ニューオーリンズの市電を舞台としたテネシー・ウィリアムズ作の戯曲。つまり、ニューオーリンズから来た車両という訳。)

古い路面電車のインテリアは、木製の窓枠やシンプルな造りの座席がアンティークの家具のようで、味がありますね。

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2009.03.10

71-9 アルヴァラード・ストリート(米国・モントレー)

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北カリフォルニアの、小さな観光の街のメイン・ストリートの冬の風景は、人や車通りが少なく、舗道には枯葉も舞っていたりして、少し寂しげです。でも私は、この2~3階建て程度の白壁の建物に囲まれたメイン・ストリートの、この小ぢんまりとしたスケール感が好きです。フラワー・ポットやクリスマス・リース等で少しでも通りを楽しく演出しようとしているところも微笑ましく、心暖まります。

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2009.03.16

72-2 ピア39のアザラシ(米国・サンフランシスコ)

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神社や寺には鳩が集まってきたり、奈良や宮島では鹿と戯れることができたり、札幌の羊が丘で羊に触れながらジンギスカンを味わったり(笑)・・・街の中で動物と触れ合う機会があるっていいな、と思います。小さい頃から動物に親しんだという経験がそれほどない私でさえ、動物たちの姿を見かけると、何だか心が癒され、ちょっと優しい気持ちになれるような気がします。

サンフランシスコのウォーターフロントの観光名所の一つであるピア39のすぐ横の水辺には、アザラシの大群が集まっています。彼らは観光用に集められたのではなくて、20年ほど前に起きた大地震の際に自然と集まってきて、そのままここに居ついてしまったらしいです。水族館でもない、ただのショッピング・モールに来て愛らしい海の生物の動きを見たり、鳴き声を間近に聞いたりすることができるなんて、海沿いならではですね。大都会の中にいることを忘れてしまいそうな癒しが味わえます。

※関連バックナンバー
2008
年2月 45-1「ピア39
2006
12月 18-2「ピア39」(A-1.1 北カリフォルニア)

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