61-1 ナショナル・モール(米国・ワシントンDC)
アメリカ合衆国の首都として計画的に建設されたワシントンDCの中心に位置する連邦議会議事堂(キャピトル・ヒル)から、約3km先のポトマック河畔に向けて西へと真っ直ぐ伸びる、幅200mほどの芝生と並木を有する緑地帯です。「モール」と聞くと商業施設を想像してしまいそうになりますが、もともと”mall”とは「木陰のある散歩道、遊歩道」という意味で、その後転じて、木が植えられた歩行者専用の商店街、プロムナード風ショッピング・センターのことをそう呼ぶようになったのだそうです。
ナショナル・モール内やその周囲には、ワシントン記念塔、リンカーン記念館、大統領官邸(ホワイト・ハウス)、最高裁判所、そしてスミソニアン博物館群といった施設が建ち並んでおり、合衆国の政治・文化の中枢に位置する、国家にとっての象徴的な空間として国立公園にも指定されています。
そんなありがたい、恐れ多い、モニュメンタルな場所も、ワシントン市民にとっては日常的な憩いの場となっているようで、画像のようにピクニックを楽しんだり、アメリカン・フットボールに興じたりという、普通の公園と変わらぬ風景が見られます。こんな贅沢は首都に住む人々ならではの特権と言えるでしょう。
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