A-5 (ワシントンDC)

2016.03.27

88-12 ナショナル・モール その3(米国・ワシントンDC)

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ナショナル・モールは幅が200mもある緑地帯なので、モールに面したそれぞれの建物の前には、画像のように広大な芝生が広がっています。それはまるで都心部の景観というより、郊外型の大学のキャンパスを見ているようです。

ワシントンDC、とりわけナショナル・モール周辺は、何よりも景観としての美しさや象徴性を重視して造られた空間であり、建造物や街区の大きさはヒューマン・スケールが考慮されていないので、近くに見える目標物も辿り着くまでは結構遠く、歩いて見て回るには疲れる自動車サイズの都市です(同じく計画的に造られたスペイン・バルセロナの新市街にも同じ匂いも感じます)。環境はとても素晴らしく、起伏も少ないので、サイクリングには適しているかもしれませんね。

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2016.03.26

88-11 ナショナル・モール その2(米国・ワシントンDC)

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ナショナル・モールについては以前にもご紹介しているので、今回は「その2」です。この画像はワシントン記念塔の近くのもので、舗道が描く弧の中心(画面の左側)に塔は聳え立っています。

緑豊かでなだらかな丘の上をカーヴする道の遥か先には市街地のビル群が見えています。これが郊外のニュータウンなどではなく、大都市の都心部の風景というところが、新大陸らしい雄大さを感じさせてくれます。

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2016.03.25

88-10 ユニオン駅構内のショップ(米国・ワシントンDC)

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以前にも触れましたが、この駅の内装は単なる交通施設とは思えないほど豪華で、また数多くのショップやレストランから映画館まで備えたショッピング・モールとしても機能しているようです。

そんな駅構内にあった、宝飾店と思われる店の内部の画像です。そもそも、なぜ駅にこんな業種のテナントが入居しているのか、果たしてこんな所でこんな物を買う人がどのくらいいるのかという疑問がまず湧くのですが…。商品の陳列棚の低さに比べて天井は異様に高く、自然光も降り注いでいるようで、そこからは高級そうな照明器具もぶら下がっています。大理石(?)の列柱に囲まれ観葉植物も生い茂る静かでゆったりとした空間は、全体として高級な百貨店の売り場のようです。

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2016.03.24

88-9 ユニオン駅(米国・ワシントンDC)

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以前にもご紹介した、アメリカ合衆国の首都の陸の玄関口です。内装が豪華なこの駅舎は、アーチと列柱が印象的な白い石造りの外観にも宮殿のような威厳が感じられ、黒塗りの車がよく似合います。

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2009.02.27

70-6 モービル・ラウンジ(米国・ワシントン・ダレス国際空港)

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通常、空港のターミナル・ビルの入口近くのチェック・イン・カウンターのある場所と、飛行機に乗り込む搭乗ゲートのある場所は、一つの建物の中の長い長い通路等で結ばれ、動く歩道等に乗って移動したりするものですが、ここワシントンDCのゲートウェイであるダレス国際空港では、搭乗ゲートのある建物はチェック・イン・カウンターのある建物から遠く離れた、独立した島のような場所にあり、数分おきに往復する一風変わった乗り物に乗って移動することになります。その乗り物とは・・・要はバスです。違うのは、幅がやたらと広く、車高がやたらと高く、つまりとにかく巨大で、正面と後から出入りするようになっていることでしょうか・・・。

それがこの「モービル・ラウンジ」で、その名のとおり、バスというよりは、待合室のような広々とした空間がそのまま車で移動しているようなイメージです。この乗り物は車体の高さを自由に調整して、出入口を飛行機と接続し直に乗降させることもできるらしいです。

ダレス国際空港の名物とも言えるこの乗り物もまもなく、他の空港にもよくあるモノレールのような新交通システムに取って替わられる予定のようですが。

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2009.01.28

68-6 ユニオン駅(米国・ワシントンDC)

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先日、就任式に向かうオバマ新大統領が特別列車を降り立った駅は、おそらくここだと思います。全米のアムトラックの駅の中で第2位(※)の乗降客数を誇る駅の建築はアメリカ合衆国の首都の玄関口にふさわしく壮麗で、金箔の貼られた円筒形の天井を持つ広々とした白亜のメイン・ホールに入った時私は、今までに自分が見た「建築物」の中でいちばん豪華かもしれない、などと思ってしまいました。私の中ではヴェルサイユ宮殿の「鏡の間」といい勝負です。

ここは鉄道駅であるだけではなく、多くのショップやレストランが入居するショッピング・モールとしても人気らしいです。この画像を見てもわかるとおり、日本の駅ビルなんかよりも造りは遥かにゴージャスな感じですね。ほの暗い空間に微かな光が差し込み、ドーム型の天井の装飾が深い陰影を映し出しています。

余談ですが、ワシントンDCを走る地下鉄の駅構内の空間もちょっとこんな感じで、どちらかというと全体的に暗く、間接照明のわずかな光がドーム型の天井の陰影を浮き彫りにしていて、SF映画に出てくるようなクールなデザインです(どの駅も同じ造りです)。本当はこのサイトで是非ご紹介したいところだったのですが、現在DCの地下鉄は写真撮影禁止となっていて、無断でカメラを向けているとFBIに連行されたりするかな(?)と思い、断念しました。確かに、米国の首都の地下鉄駅なんて、テロリストにとっては格好の標的になりそうですからね・・・。ネット上にはいくつか画像が載っているようですので、是非調べてご覧になってみてください。

※関連バックナンバー 68-5「サーティース・ストリート駅」

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2008.12.20

66-4 彫刻庭園パヴィリオン・カフェのファサード(米国・ワシントンDC)

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ナショナル・モールに立地し、質・量ともにフランス・パリのルーブルに匹敵すると言われる、超大国の首都に相応しい美術館、ナショナル・ギャラリーには17の現代アートが展示された小さな彫刻庭園が併設されており、今回の画像は、その中にあるカフェのファサードを撮ったものです。

この外観は一見、カフェっぽい可愛げが感じられない黒い無機質な箱に見えますが、よく見るとガラス張りの建物を覆う鉄(?)の縦格子がまるで布製の暖簾やカーテンのようにグニャリと曲げられているのがどこかシュール・レアリズムを感じさせ(?)、このカフェも彫刻庭園に置かれた一つのアートであるかのようなお洒落な雰囲気を醸し出しています。全体的にはクールな印象の建物ですが、そのファサードにバラ(?)のツルが絡まって可憐な花を咲かせ、見た目が堅くなりすぎないよう、うまくバランスをとっているように思います。

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2008.11.13

63-7 リフレクティング・プールとワシントン記念塔(米国・ワシントンDC)

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「リフレクティング・プール」というのは、固有名詞でなく、普通名詞のようです。古くはインドのタージマハールのように、建物の前に池を設けて水面にその姿を反射させることで建物をより魅力的に見せるというのは、世界各地で用いられている古典的な手法のようです。このワシントン記念塔とリンカーン記念館の間にあるリフレクティング・プールは、ナショナル・モールの西端に位置していますが、同様のものが東端のキャピトル・ヒル(連邦議会議事堂)の前にもあります。

ワシントン記念塔は、青い空の果てまで突き刺そうとする白い剣のようなシルエットが凛々しいオベリスクですが、左右対称に造られたこの池にその姿が映ると、さらに上下対称の風景となり、モニュメントとしての有難みが倍増するような気がします。また、記念塔から西に向かって細長く延びる池は塔の姿を映し出すだけでなく、水面が西日を反射させるので、夕暮れ時の塔を西側から見ると、ひときわ輝いて見えるという効果もあります。

余談ですが、私が白いオベリスクを背景にしたこの池の存在に興味を持つようになったのは、かつて大ヒット映画「フォレスト・ガンプ」の中で、思いがけず再会を果たしたフォレストとジェニーが、互いに駆け寄りこの池の中央で抱き合う、という感動的なシーンが強く印象に残っていたからです。ちなみに、この池の最大水深は76cmだそうです。意外に深かったんですね。

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2008.11.11

63-6 タイダル・ベイスンとポトマック川(米国・ワシントンDC)

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ナショナル・モール上に位置するワシントン記念塔(次回取り上げる予定です)の上の展望台から見下ろした時(窓越しに撮ったので画像が全体的に曇っています)、最も眺めがよいな、と思ったのがこの方角の風景です。ちょっとした「水の都」といった雰囲気だとは思いませんか? 

画面奥を右から左上へと流れているのはポトマック川で、その手前で水を湛えている広い池がタイダル・ベイスンです。この池はもともとポトマック川の一部でしたが、川の水位を調整するために河岸を埋め立てて造られたというもので、池の周りの埋め立てられた土地はポトマック公園と呼ばれているそうです。日本から贈られたという有名な桜の木はここに植えられています。

この池の周囲に目ぼしい建物はないので、唯一の建造物である画面中央の巨大な白亜の殿堂・ジェファーソン記念館に自然と焦点が向くようになっています。ある意味でこの池は、合衆国第3代大統領のブロンズ像が飾ってあるだけ(?)のこの大きな「東屋」(壁で囲まれていないので・・・)を引き立てるためにのみあるようなものなのかもしれません。

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2008.10.07

61-1 ナショナル・モール(米国・ワシントンDC)

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アメリカ合衆国の首都として計画的に建設されたワシントンDCの中心に位置する連邦議会議事堂(キャピトル・ヒル)から、約3km先のポトマック河畔に向けて西へと真っ直ぐ伸びる、幅200mほどの芝生と並木を有する緑地帯です。「モール」と聞くと商業施設を想像してしまいそうになりますが、もともとmallとは「木陰のある散歩道、遊歩道」という意味で、その後転じて、木が植えられた歩行者専用の商店街、プロムナード風ショッピング・センターのことをそう呼ぶようになったのだそうです。

ナショナル・モール内やその周囲には、ワシントン記念塔、リンカーン記念館、大統領官邸(ホワイト・ハウス)、最高裁判所、そしてスミソニアン博物館群といった施設が建ち並んでおり、合衆国の政治・文化の中枢に位置する、国家にとっての象徴的な空間として国立公園にも指定されています。

そんなありがたい、恐れ多い、モニュメンタルな場所も、ワシントン市民にとっては日常的な憩いの場となっているようで、画像のようにピクニックを楽しんだり、アメリカン・フットボールに興じたりという、普通の公園と変わらぬ風景が見られます。こんな贅沢は首都に住む人々ならではの特権と言えるでしょう。

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