E-7 (バルセロナ)

2009.03.19

72-5 ペタンクで遊ぶ老人達(スペイン・バルセロナ)

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若者達が3on3のバスケやビーチ・バレーやスケート・ボードに興じていたり、ダンスの練習に励んでいたり・・・街角に遊べる空間があり、そんな風景が見られる街って、活気が感じられて、また街が人々の心の拠り所として愛着を持たれている感じがしていいな、と思います。

今回の画像は、バルセロナの街なかで、ペタンクという地中海沿岸地方で盛んな金属製の球を投げて遊ぶ、カーリングのようなルールの競技に興じる老人達のいる風景です。沢木耕太郎さんの有名な紀行小説「深夜特急」に、「バルセロナは、私にとって老人と子供達の街だった」という記述がありましたが、私も確かにお年寄りが多い街だな、という印象を持ちました。実際の統計上どの程度高齢化が進んでいるのかは知りませんが、お年寄りが積極的に街へ出て、活動している姿が見られる街というのは健康的で、理想的な姿なのかもしれません。たとえば日本の街の公園でゲートボールをしている老人達の姿より、なんとなく粋に見えてしまうのは、気のせいでしょうか。

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2009.01.10

67-5 ランブラス通りの銅像…(スペイン・バルセロナ)

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シリーズでこれまで取り上げてきたのは「人の姿をした像」でしたが、今回は逆パターンの「像になりすました人」です。服装や顔の化粧等のテクスチュアは本物そっくりで、微動だにしないのですが、足元の缶にお金を入れると、ロボットのような動きでポーズを変えるというパフォーマンスを見せてくれます。そう言えば最近、同じようなパフォーマンスを東京の新橋駅前でも見かけました。

このランブラス通りは、旧市街に位置するバルセロナ一の繁華街で、沿道の華やかな建築のファサード等、とても魅力的な風景が溢れているのですが、ここで私が撮れた写真はこの1枚きりでした。なぜなら、道行く人の半分くらいがスリに見えて、とても呑気にカメラを構えていられるような雰囲気ではないように感じたからです。スリとカモの割合が1:1という場所がもし本当にあるとしたら、凄いことですよね。実際にはどうだったのか知りませんが、この辺りがバルセロナで最も治安が悪い地区で、ランブラス通りでスリの被害に遭う観光客が多いということは確かなようです。

※関連バックナンバー 28-9「海のランブラス」

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2008.09.06

59-4 グエル公園(スペイン・バルセロナ)

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ガウディの設計による、パームツリーに囲まれた楽園のような空間です。背後に見える有機的な形状の、回廊の太い柱の表面まで、パームツリーの幹のようにゴツゴツとしていて、それらと合わさってパームツリーの森の中にいるような雰囲気を醸し出しています。

※関連バックナンバー 3-3「グエル公園」

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2008.05.16

51-8 ディアゴナル大通り(スペイン・バルセロナ)

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以前取り上げた真っ黒なオフィス・ビルとは、大通りをはさんだ向かい側の風景です。
「カタルーニャ銀行」としてよく知られているらしいこの建築を初めて眼にすると、かなりの衝撃を受けます。ビル全体がまるで巨大な植木鉢のようないでたちですからね。とにかく緑は多ければ美しいとは私は単純には思いませんが、この建物の緑の飾り方は洗練されていて、建築として調和がとれているように思います。環境にやさしいという企業イメージの向上にも役立っているのではないでしょうか。建物じたいのみならず、通りから見た時の木々の緑量の多さも見事です。

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2007.12.04

41-2 グエル公園(スペイン・バルセロナ)

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前回(41-1)に引き続き、バルセロナのガウディの作品です。グエル公園の人工地盤上の広場は以前にも取り上げましたが、今回はその人工地盤(画像奥の、ギリシャ神殿のような太い柱に支えられている場所)のほぼ真下にあたる、公園の正面入口付近にある大階段の画像です。

画面の中の風景は、階段の踏面(ふみづら)のみが辛うじて水平な直線を確保していますが、その他の要素はすべて、生命を持っていて今にも動き出しそうな、力強い曲線で構成されています。そしてディテールに至るまできめ細かな装飾が施されていて、一つひとつ見ていても全く飽きることのない、すさまじいエナジーが費やされた芸術作品に仕上がっています。

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2007.12.02

41-1 カサ・ミラ(スペイン・バルセロナ)

411orgcsm_2今回のシリーズのテーマに最もふさわしいのは、ガウディの作品でしょう。というわけで、以前にも取り上げたカサ・ミラからスタートしたいと思います。

襞の付いたドレスのような、手描きのスケッチがそのまま3Dになったような、不規則に波打つ壁面を持った建物が、バルセロナの中心部の角地という、かなり目立つ位置に建っていて、周囲の風景の中で際立ったランドマークとなっています。

この建物、現在も集合住宅として使われていて、ちゃんと住んでいる方もいらっしゃるようです。そして、一部はミュージアムになっているので、ガウディ建築の内部の様子を体験することも可能です。バルセロナにお越しの際は、是非入ってみてください。

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2007.05.30

28-9 海のランブラス(スペイン・バルセロナ)

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バルセロナのウォーターフロントの橋です。旧市街の目抜き通り「ランブラス通り」が海にぶつかる場所から、沖へと続く延長線上に架かっているので、このように呼ばれています。

この橋は、港に入る船を通すため、水平に開く跳ね橋のような「回転桟橋」になっています。ボードウォーク状の橋には港を眺めるバルコニーとベンチが設けられ、橋じたいが沖のショッピング・センターへと続くプロムナードのように造られています。波のうねりをイメージしたような巨大なアーチが遠くからも目立ち、ウォーターフロントの楽しい雰囲気を盛り上げています。

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2006.09.19

12-1 カサ・ミラ(スペイン・バルセロナ)

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このサイトではもうお馴染みのガウディによる集合住宅です。バルセロナの中心部の角地に立地し、波のように畝ったファサードがよく目立っています。ここは今も住宅として使われているのですが、一部はミュージアムとして公開されていて、写真のように屋上にも出ることができます。
カサ・ミラは屋上に至るまでガウディ・テイスト満載で、ケーキの上のホイップ・クリームのような形をした塔がいくつも林立し、起伏の激しい屋上を階段で昇ったり降ったりしながら巡れるようになっています。
私は子どもの頃、雲の上に乗れたらどんなに気分がいいだろう、などという夢を抱いていたことがありました。ガウディのおかげで、そんな夢を、少し叶えることができたように思いました。

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2006.08.10

9-5 ディアゴナル大通り(スペイン・バルセロナ)

95偏見かもしれませんが、イタリア人やスペイン人が朝、スーツを着て地下鉄に乗り込みオフィスに通う姿というのが、私にはちょっとイメージできません。だから実際にそんな光景を眼にするとちょっと違和感を覚えてしまいます。もちろん、ちゃんとそういう人たちがいないと先進国の社会は成り立たないわけなのですが。ただ、同じスペインでもバルセロナの属するカタルーニャ地方の人々は勤勉なことで知られているそうで、バルセロナは人口規模では2番目ながら、商工業に関しては国内随一の都市なのだそうです。
そんなバルセロナのオフィス街に位置する高層ビルの風景です。「ディアゴナル」とは「対角線」の意味で、格子状に整然と区画されたバルセロナの新市街をその名のとおり斜めに貫く大通りです。歩行者空間も充実した幅の広い道路を大量の車が行き交い、個性的なフォルムの高層ビルが林立する一帯の景観はとても現代的で、ヨーロッパの歴史ある都市のものとは思えません。黒のカーテン・ウォールの建物に、黒っぽい歩道の舗装。無彩色のシックさというのは、オフィス街にとてもマッチしているんだな、と感じさせられます。

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2006.07.27

8-5 オリンピック・ポート(スペイン・バルセロナ)

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今回からは海沿いのプロムナードのご紹介です。
その名のとおり、1992年のオリンピック開催にともなって再開発されたウォーターフロントで、正面に見えるフランク・ゲーリー作の巨大な魚のような形のオブジェや、画面右側のツインタワー、ヴォリューム感のある照明灯の列などが明るく近代的な印象を与える空間です。画面に水は映っていませんが、左側はマリーナです。プロムナードじたいが海面から1層分高いデッキになっていて、この下にはマリーナを眺められるレストラン等がおさまっています。
バルセロナは陽射しが強く、暑い土地ですが、ここは海風が吹いてとても涼しく、気持ちよく歩けるプロムナードです。

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