J-02 道央・道南

2017.01.04

91-24 石狩太美駅(北海道当別町)

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以前の記事(91-4)でも触れたJR札沼線(学園都市線)の駅で、ここ数日(91-2123)ご紹介してきた北欧風の住宅街の最寄りとなる駅です。

その住宅街が開発されたことをきっかけに、当別町はスウェーデン中部のレクサンド市と姉妹都市提携を行い、1990年にはついにスウェーデン国王が当地への来訪を果たしました。それを契機に当駅は同年、このようにスウェーデン風に改築されたのです。また、駅から住宅街へ伸びるモミの並木道は「スウェーデン通り」と名づけられています。

行政ではなく、民間主導で開発された町内のたった一つの住宅街が、町全体のイメージ戦略まで担ってしまったという訳ですね。

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2017.01.03

91-23 北欧風の住宅街 その3(北海道当別町)

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前々回(91-21)からご紹介している北欧風の住宅街の風景です。

1984年に分譲が開始されたこの街には、未分譲の区画なのか空き地が多く見られますが、そうした敷地も含めて街全体として芝生がきれいに手入れされています。

また、この「ウェスト地区」の建築協定では、「家は宅地境界から一定の距離をおいて建築すること。門や塀はつくることができない。境界の柵は、環境を損なわないよう生垣または樹木。建ぺい率(建築面積の敷地面積に対する割合)は10分の4」とされています。

その結果、敷地いっぱいに家が建て込むということがなく、見た目上はそれぞれの敷地の境界も意識することない、緑豊かで開放的な街並みができあがっています。それぞれの家は「豪邸」というほどバカでかくもなくどちらかというと慎ましいスケールで、ほんとうに北欧の都市郊外ならどこにでもありそうな、家々が建ち並ぶ緑の丘といった風景が広がっています。

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2017.01.02

91-22 北欧風の住宅街 その2(北海道当別町)

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前回(91-21)からご紹介している北欧風の住宅街の風景です。前回の画像では住宅の外壁の色にある程度のヴァリエーションがありましたが、この「ウェスト地区」の建築協定では「屋根および外壁は一定の基本色から選択すること。屋根に使用する色は黒またはベニガラ。外壁等に使用する色はベニガラまたはアイボリー。」とされており、このように統一感ある街並みが形成されています。

また、この街には直線の街路が少なく、ほとんどの通りがカーヴしています。一般的に街路は直線的で区画は整形な方が限られた土地を効率的に使えるわけですから、逆にこうした造り方というのはゆとりがある証拠だと言えます。また、街路がカーヴしていると、先が見通せない分、住宅地らしいプライヴェート感も高まります。郊外の良質な戸建住宅街の醍醐味は、こうしたカーヴする街路にあるのではないか、と私は思っています。

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2017.01.01

91-21 北欧風の住宅街 その1(北海道当別町)

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札幌市中心部から車で30分程の距離にある当別町の、広大な石狩平野の中に浮かぶ島のような丘の上に赤い家々が並んでいるのが見えます。それが北欧の豊かな住環境をモデルにして造られた、区画数600を超えるこの住宅街です。総面積約300万㎡のうち、半分がゴルフ場、半分は住宅地で、さらにその3分の2が森林のまま保全され、「森に抱かれた街」を標榜しています。この街には電柱がなく、電線や電話線をすべて地下に埋設しているため、北海道らしい澄み切った空の広さを実感できるようになっています。仙台市の「泉パークタウン」などもそうですが、地価の高い首都圏ではなかなか実現できない豊かな住環境を提供できるのは、こうした地方中核都市ならではでしょう。

ここに建つ住宅は窓を3層ガラスの木枠サッシとして全体を断熱材で覆った「スウェーデンハウス」で統一されています。また、この街には住民一人ひとりが力を合わせて理想の住環境を守り実現していくための「建築協定」があります(その内容については次回以降取り上げていく予定です)。こうした取り組みが「北海道街づくり功労者知事表彰」「住まいのまちなみ賞」受賞、「北海道まちづくり100選」選出といった評価を得ています。

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2016.12.10

91-4 あいの里学園通(北海道札幌市)

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札幌市郊外の「あいの里ニュータウン」の内の風景です。このニュータウンはJR札沼線(学園都市線)の「あいの里教育大」駅前に展開されていて、この通りは駅前から延びるメイン・ストリートとなっています。

このニュータウン内は同じような大きさの戸建住宅が整然と並んでいる姿が印象的なのですが、それらの屋根はおそらく冬季の積雪に配慮して、屋根の勾配が急か、真っ平らかの2通りが混在しています。

そしてこのメイン・ストリートの並木、というか広々とした植栽帯に植えられているのが、おそらくモミの木と思われる針葉樹林なのが、本州とは違った北国らしさが表れていて、北ヨーロッパの風景さえ想起させてくれます。もしクリスマスの時期にこれらの木々が全てデコレーションされたら壮観だろうな、などと妄想してみるのですが。

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2016.12.09

91-3 藻岩山から見た札幌市街(北海道)

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札幌中心部からわずか数kmというアクセス抜群の、標高531mの山頂に設けられた展望台から見た風景です。

国内では関東平野に次ぐ面積を持つという、実に広々とした石狩平野の中に、札幌市街はのびやかに展開されています。街全体が碁盤の目状に区画されていることもあってか、建物が整然と並び、建物の高さも比較的揃っているな、という印象を受けました。逆に言えば道内で最も高いJRタワーが若干目立つ以外にランドマークが乏しいとも思いましたが。そして何より目立っていたのは、銀色に輝く球体の札幌ドームでした(この画像より右側にあります)。

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2016.12.08

91-2 札幌駅前通地下歩行空間(北海道)

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札幌駅から南に延びる「札幌駅前通」の地下に、地下鉄大通駅までの520mに渡って整備され、2011年に開通した幅員12mの地下道で、「チ・カ・ホ」という若干気恥ずかしい愛称が付けられています。

両側に商店が隙間なく並ぶようないわゆる「地下街」ではなく、今後沿道のビル事業者に地下歩行空間への接続を促していく、という仕組みになっているので、現在地下道から直接アクセスできる商業施設は画像の場所を含め数カ所に留まり、ほとんどの区間が壁に挟まれています。その代わり、歩行空間の一部を「広場」と位置づけ、各種イヴェントや展示・情報発信・プロモーションなどの開催を可能にすることで何とか賑わいを創出しようと試みているようです。

…という、沿道に景色の変化があるわけでもなく、ただでさえ面白みのない閉鎖的な地下道が延々と続くのに、内装も照明もとにかく暗いのが気になりました。それも福岡市の「天神地下街」のように温もりを感じるような暗さではなく、いかにも「公共施設」といった感じの冷たい暗さで、ただただせわしない人々の靴音だけが空間にこだましているのが印象的でした。

陽射しやそよ風が感じられる地上であれば、街行く人々の姿を眺めながらくつろげるテラス席を、沿道の飲食店が通りに面して設けていたりしても全く不自然ではないのですが、同じことが画像のように薄暗い地下空間で行われて果たして楽しいのか?という大きな疑問が湧きました。北国ゆえ冬の寒さや積雪を避けなければいけないという事情はあるにせよ…。そんな北の大都会の人々のライフ・スタイルが、私にはとても不思議に感じられました。

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2016.12.07

91-1 札幌市電狸小路停留場(北海道)

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まずは北海道の中心都市・札幌の都心部からシリーズをスタートしたいと思います。

画像は、世界的な路面電車復権の流れを受けて昨年延伸された区間に、新規開業(正確には80年ぶりの復活だそうです)したばかりの市電の停留場です。道路の幅員の一部の細長いスペースを使って、屋根と壁が一体となってすっきりとした、流れるようなフォルムの白い構造物がモダン・アートのようです。

ところでこの停留場、珍しいことに歩道に面しています。路面電車というものは道路幅員の中央部を走り、それにともなって停留場も歩道から離れた場所に設けられていることが多く、札幌市電でも既開通区間ではそうなのですが、この新規開業区間についてはこのような「サイド・リザベーション」と呼ばれる方式が採用されました。これによって乗降客の利便性が向上したのは明らかですが、その分自転車の車道通行や自動車の駐停車は制限されるというデメリットもあるようです。

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2008.11.03

63-2 小沼(北海道・大沼国定公園)

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この手つかずの緑と湖の雄大な自然の風景はカナダか、北欧か、はたまたシベリアか、と思いきや、我が日本の北海道・大沼国定公園の中の風景です。この画面の中で唯一人間の営みが感じられるのが、2本の線路です(画面をよくよく見ると複線です)。これは函館から札幌・そして旭川を結ぶ北海道の大動脈・JR函館本線で、この画像は線路を跨ぐ陸橋の上から撮ったものです。

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2008.10.09

61-3 北海道大学(札幌市)

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サイト開設から3年目にしてようやく、北海道の中心、かつ国内第5の大都市・札幌の風景を取り上げる機会に恵まれました。

旧帝国大学を前身とする歴史を誇る名門・北海道大学は、JR札幌駅からわずか徒歩10分という都心部に、これだけの面積が本当に必要なのか?と思わされるほど広大なキャンパスを構えています。土地の豊富な北海道ならではです。

木洩れ陽が差し込み、小川の流れるこの清々しい緑の空間は、正門からほど近い「中央ローン」と呼ばれる場所です。そこでは人々の憩う姿が見られ、キャンパスにおける「緑のエントランス・ホール」といったような役割を果たしているのではないでしょうか。

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