J-1 北海道・東北

2006.05.19

3-8 新栄の丘展望公園(北海道・美瑛町)

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「アーバン」と言っておきながら、カントリーな風景のご紹介です。
北海道に行っても、私が頭の中でイメージしていた広々とした風景に出会うのはなかなか容易ではありませんでした。そんな中、もっとも北海道らしい風景が見られると言われているのが、この美瑛です。TVドラマ「北の国から」を見た多くの観光客が富良野を訪れるのですが、その景色にがっかりして、隣の美瑛に来て初めて安心して帰っていく、なんて話を聞いたことがあります。
絵本の中でしか見られないような、起伏の緩やかな典型的な丘の風景、見渡す限りなだらかな畑が続く、広々とした日本離れした風景が、ここにはありました。

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2006.08.31

10-9 坂の名前のサイン(北海道函館市)

109整然と区画された函館の市街地には、函館山から港へ向かって下る坂がいくつも平行して走っています。それぞれの坂は一見同じようでも、場所が違えばそこから見える風景は少しずつ異なるわけで、ストーリーを感じるような個性的な名前がすべての坂につけられています。坂の街として有名な函館にとって、その風景は、そしてその名前も大事な文化資源です。そうした文化を伝えるべく(?)すべての坂に画像のようなサインが設置されています。
名前を表す黒い漢字の書体は力強く、ローマ字の書体はスマートです。坂の現在地を示す概念図は簡潔にわかりやすくまとめられています。右下に見える3色の函館市のシンボル・マーク(?)がシンプルながらおしゃれです。そしててっぺんに小鳥が留まっているのも、遊び心があって微笑ましく感じられます。

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2006.12.15

17-7 JR根室本線高架橋(北海道帯広市)

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高架の線路を左に進めば、ほどなくJR帯広駅に辿り着けます。高架橋は支柱も、釣っている部分もどっしりとしたコンクリートで造られ、ワイヤーの繊細さを強調したような斜張橋とは違う安定感と存在感があります。よく見ると山並みと防風林(?)を象ったレリーフが彫られています(画像はクリックすると拡大します)。すべてが無彩色のモノトーンでまとめられているところが、控えめでセンスがいいなと思います。都会では鉄道の高架は日照阻害、振動、圧迫感、プライヴァシー侵害などの理由で迷惑がられることが多いですが、この高架橋はむしろ、自ら積極的に都市のランドマークたらんと指向している感じが明確にあらわれています。

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2007.02.16

21-7 函館駅(北海道)

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函館駅は、通過型の構造ではなく、ヨーロッパの大都市の駅によく見られるような、頭端型と呼ばれる終着駅らしい構造の駅です。
バックに見えるのは、函館のシンボル函館山です。停まっている列車は、東北新幹線が八戸まで開業する前、盛岡と函館を結んでいた「はつかり」という特急です。イエローとパープルのカラーリングが鮮やかです。ついでに言えば、私がここを訪れた後に函館駅の駅舎も改築されましたので、今では少し雰囲気が変わっているのかもしれません。
駅のプラットフォームは、屋根のかかった中央部より先端に立った方が、静かで、寂しさに似た開放感があって旅情をそそられると思いませんか?

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2007.03.02

23-1 小樽港マリーナの夕暮れ(北海道)

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ウイングベイ小樽(旧マイカル小樽)の観覧車に乗って上から撮った画像です。
海は日本海ですが、防波堤で囲われた小樽港の内側は波もなく、穏やかな水面が広がっています。港湾の様々な施設もスケールが大きく、雄大な港の風景を夕暮れ時の淡い光が包んでいます。

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2007.06.22

30-4 小樽運河(北海道)

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続いては、日本代表の運河です。が・・・

写真のいいところは、トリミングができること、そして視覚情報以外は伝えないことです。小樽運河に行ったことのない方は、この画像を見て、どんな所という印象を持たれるでしょうか・・・?

私の、実際に見る前の小樽運河の(勝手な)イメージは、歴史を感じる古い倉庫群と穏やかな水面に心が落ち着くような、風情を感じる場所・・・というものでした。しかし、そんな幻想は現地でいとも簡単に裏切られました。

その原因は、見事に画像では隠れています。遊歩道の左側に、モミの木のような(?)針葉樹が列植された小高い土手がありますが、このすぐ裏はなんと、両側合わせて8車線ほどもありそうな、トラックなど業務系の大型車が行き交う産業道路になっていて、その騒音がすさまじいのです! とても旅情に浸れるどころではありませんでした。せっかくの情緒ある景観も、台無しです。

・・・ただ、この小樽運河が脚光を浴びるようになったきっかけは、この産業道路でもあるのです。かつてここは、現在道路がある部分までもが運河だったのですが、当初の道路計画は運河の全幅員を埋め立てるものだったのだそうです。それに対して埋め立ての反対運動が起こり、小樽運河の価値が見直されるようになったのです。もし道路の計画がなかったら、ここにはただやたらに幅が広く、人が見向きもしない水面があるだけで、遊歩道が整備されることもなければ、対岸の倉庫群が商業施設に生まれ変わり、観光客で賑わうということもなかったかもしれません。皮肉なものですね。

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2007.08.24

34-6 弘前市立観光館と旧弘前市立図書館(青森県)

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東北地方のみなさん、お待たせいたしました! やっと東北の風景をご紹介できる機会がやってきました!(別に待ってないですか?) 実は、「北海道・東北」というカテゴリーを作っておきながら、今まで東北の記事がなかったのはちょっと心苦しかった・・・。

それはさておき、弘前には多くの洋館が点在しており、街の観光のシンボルとなっています。平成2年にこの「弘前市立観光館」を造った際、隣接する「追手門広場」に「旧弘前市立図書館」等、2つの洋館を移築させました。観光館の建物は分節化され、大屋根のかかった広場となっている2つのブロックの隙間からは、深紅のドームを戴いたエキゾティックな風貌の旧市立図書館が垣間見えています。観光館の建物、そしてこの広場の配置は、街角から歴史的なランドマークとなる建物が望めるようにと、計画されたのでしょう。そう、信じたいです・・・

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2007.09.04

35-3 函館山(北海道)

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函館の風景に、函館山の存在は欠かせないものなのではないでしょうか。画像手前の赤レンガの商業施設「BAYはこだて」のようなウォーターフロントの観光名所を撮影すると、背後には守護神のようにこの函館山が聳えていて、フォトジェニックな風景をより引き立ててくれています。函館らしい、港をのぞむ坂の風景も、山の麓の市街地から見えるものですし、「世界三大夜景」として知られる眺めも、山の頂上からのものです(その美しさの秘密は、山から街を見下ろす絶妙な角度加減に関係があるようです)。函館市民にとって函館山は街のシンボルであり、愛すべきランドマークなのでしょう、たぶん(笑)。

※関連バックナンバー
 2007年2月 21-7「函館駅」

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2008.05.08

51-4 角館武家屋敷通り(秋田県)

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東北地方から2回目のエントリーは、「みちのくの小京都」角館の、最大の見どころである武家屋敷通りです。

「武家屋敷」とはいうものの、それほど多くの建物が残っているわけではありません。その代わりこの中途半端に幅の広い道を歩いていて目立つのは、黒板塀の連続と、そして何より、通りの両側から覆いかぶさるようにして生い茂る緑の量の豊富さです。

私が訪れた季節は緑一色の風景でしたが、春には咲き誇る枝垂れ桜が、そして秋には色とりどりの紅葉が見事な観光名所となるようですね。

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2008.10.09

61-3 北海道大学(札幌市)

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サイト開設から3年目にしてようやく、北海道の中心、かつ国内第5の大都市・札幌の風景を取り上げる機会に恵まれました。

旧帝国大学を前身とする歴史を誇る名門・北海道大学は、JR札幌駅からわずか徒歩10分という都心部に、これだけの面積が本当に必要なのか?と思わされるほど広大なキャンパスを構えています。土地の豊富な北海道ならではです。

木洩れ陽が差し込み、小川の流れるこの清々しい緑の空間は、正門からほど近い「中央ローン」と呼ばれる場所です。そこでは人々の憩う姿が見られ、キャンパスにおける「緑のエントランス・ホール」といったような役割を果たしているのではないでしょうか。

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2008.10.18

61-9 奥入瀬渓流(青森県十和田市)

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新緑・紅葉の名所として知られる、十和田湖から流れ出る奥入瀬川の渓流で、流れに沿って遊歩道が整備されています。前回までに取り上げてきた場所と比べると、自然度がかなり高い立地にある「本物の森」ですが、訪れてみると意外にも「山奥の秘境」といった印象はなかったので、今回取り上げてみました。

意外だった点の一つ目は、下流から上流へと歩いて行ったのに高低差がほとんどなく、数kmの道のりも平坦な街なかの遊歩道のように難なく歩けたこと、二つ目は、川の流れと遊歩道、さらに並行して走る車道との間にもほとんど高低差がなく、水をとても身近に感じられたことです。

意外だった点をもう一つ付け加えるとすると・・・都会の夏に嫌気がさして、北を目指して山の中に入って行ったはずなのに、結構蒸し暑かったことです(苦笑)。画像はいかにも涼しげなのですが・・・。

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2008.11.03

63-2 小沼(北海道・大沼国定公園)

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この手つかずの緑と湖の雄大な自然の風景はカナダか、北欧か、はたまたシベリアか、と思いきや、我が日本の北海道・大沼国定公園の中の風景です。この画面の中で唯一人間の営みが感じられるのが、2本の線路です(画面をよくよく見ると複線です)。これは函館から札幌・そして旭川を結ぶ北海道の大動脈・JR函館本線で、この画像は線路を跨ぐ陸橋の上から撮ったものです。

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2008.12.18

66-3 大内宿の店先(福島県南会津郡)

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大内宿は、旧会津西街道の宿場町だった場所です。現代の主要交通幹線から外れた立地にあるのでアクセスは非常に不便なのですが、発展から取り残されたおかげで逆に江戸時代そのままの茅葺きの民家が建ち並ぶ風景が残され、現在では人気の観光地となっています。

ここの通り沿いは、観光客相手の蕎麦屋や土産物屋が建ち並び、大変賑わっています。その内の一つであるこの店でも、色とりどりの民芸品が所狭しと並べられ、吊り下げられていて、非常に華やかな店先です。

・・・でも、店というよりは、店の人が窓から顔だけを出している感じで、造りがちょっと駅の売店のような感じがしませんか? この通り沿いの民家はどれも、もともと物を売っていたわけではなかったのか、通りからそのまま建物の中に入っていける町家のような造りにはなっておらず、どこも床が高くて、店の人と客が、壁越しの高い位置で品物や金の受け渡しをしているのが、商店としてはちょっと不自然な感じで、面白いです。

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2009.03.11

71-10 美瑛本通(北海道)

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美しい丘の風景(※)で有名な町のメイン・ストリートです。「ふるさとの顔づくりモデル土地区画整理事業」によって、通りに沿って高さの揃った45度勾配の切妻屋根が連続する、小さな町のメイン・ストリートに似つかわしい可愛らしい街並みが生まれました。沿道の各店舗の上部にはそれぞれ、店の創立年次が西暦で表示されています。街の風景をそっくりまるごと変えてしまうような大胆なことが可能なのは、土地が広い北海道ならではなのでしょうか。

※関連バックナンバー
2006
年5月 3-8「新栄の丘展望公園」(J-1 北海道・東北)

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2009.03.12

71-11 大内宿の旧会津西街道(福島県南会津郡)

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ちょっと変わったアングルですかね。周囲を山々に囲まれた藁葺き民家の街並みが残る宿場町を、神社のある街のはずれの高台から見るとこんな風景です。既に冬の訪れが感じられる時期だというのに、通りは多くの観光客で賑わっています。近世の街道の宿場町として機能していた時代には、やはり大勢の旅人でこれくらいの活況を呈していたんでしょうかね。

会津地方はこの年、私が訪れてこの画像を撮った前日に初雪が降ったのだそうです。関東地方に生まれ育った私にとって、既に雪で真白に覆われている状態でなく、まだ雪が降り始めで白くなりかけている山並みの風景を目にするというのは初めての経験で、とても新鮮に感じられました。画面全体がモノクロームで、なんだか一幅の水墨画を見ているようですね。遠くに立つ送電線の鉄塔がなければ「まんが日本昔ばなし」の世界そのものなのですが。

※関連バックナンバー
2008
12月 66-3「大内宿の店先」

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