3-8 新栄の丘展望公園(北海道・美瑛町)
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整然と区画された函館の市街地には、函館山から港へ向かって下る坂がいくつも平行して走っています。それぞれの坂は一見同じようでも、場所が違えばそこから見える風景は少しずつ異なるわけで、ストーリーを感じるような個性的な名前がすべての坂につけられています。坂の街として有名な函館にとって、その風景は、そしてその名前も大事な文化資源です。そうした文化を伝えるべく(?)すべての坂に画像のようなサインが設置されています。
名前を表す黒い漢字の書体は力強く、ローマ字の書体はスマートです。坂の現在地を示す概念図は簡潔にわかりやすくまとめられています。右下に見える3色の函館市のシンボル・マーク(?)がシンプルながらおしゃれです。そしててっぺんに小鳥が留まっているのも、遊び心があって微笑ましく感じられます。
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続いては、日本代表の運河です。が・・・
写真のいいところは、トリミングができること、そして視覚情報以外は伝えないことです。小樽運河に行ったことのない方は、この画像を見て、どんな所という印象を持たれるでしょうか・・・?
私の、実際に見る前の小樽運河の(勝手な)イメージは、歴史を感じる古い倉庫群と穏やかな水面に心が落ち着くような、風情を感じる場所・・・というものでした。しかし、そんな幻想は現地でいとも簡単に裏切られました。
その原因は、見事に画像では隠れています。遊歩道の左側に、モミの木のような(?)針葉樹が列植された小高い土手がありますが、このすぐ裏はなんと、両側合わせて8車線ほどもありそうな、トラックなど業務系の大型車が行き交う産業道路になっていて、その騒音がすさまじいのです! とても旅情に浸れるどころではありませんでした。せっかくの情緒ある景観も、台無しです。
・・・ただ、この小樽運河が脚光を浴びるようになったきっかけは、この産業道路でもあるのです。かつてここは、現在道路がある部分までもが運河だったのですが、当初の道路計画は運河の全幅員を埋め立てるものだったのだそうです。それに対して埋め立ての反対運動が起こり、小樽運河の価値が見直されるようになったのです。もし道路の計画がなかったら、ここにはただやたらに幅が広く、人が見向きもしない水面があるだけで、遊歩道が整備されることもなければ、対岸の倉庫群が商業施設に生まれ変わり、観光客で賑わうということもなかったかもしれません。皮肉なものですね。
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東北地方のみなさん、お待たせいたしました! やっと東北の風景をご紹介できる機会がやってきました!(別に待ってないですか?) 実は、「北海道・東北」というカテゴリーを作っておきながら、今まで東北の記事がなかったのはちょっと心苦しかった・・・。
それはさておき、弘前には多くの洋館が点在しており、街の観光のシンボルとなっています。平成2年にこの「弘前市立観光館」を造った際、隣接する「追手門広場」に「旧弘前市立図書館」等、2つの洋館を移築させました。観光館の建物は分節化され、大屋根のかかった広場となっている2つのブロックの隙間からは、深紅のドームを戴いたエキゾティックな風貌の旧市立図書館が垣間見えています。観光館の建物、そしてこの広場の配置は、街角から歴史的なランドマークとなる建物が望めるようにと、計画されたのでしょう。そう、信じたいです・・・
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函館の風景に、函館山の存在は欠かせないものなのではないでしょうか。画像手前の赤レンガの商業施設「BAYはこだて」のようなウォーターフロントの観光名所を撮影すると、背後には守護神のようにこの函館山が聳えていて、フォトジェニックな風景をより引き立ててくれています。函館らしい、港をのぞむ坂の風景も、山の麓の市街地から見えるものですし、「世界三大夜景」として知られる眺めも、山の頂上からのものです(その美しさの秘密は、山から街を見下ろす絶妙な角度加減に関係があるようです)。函館市民にとって函館山は街のシンボルであり、愛すべきランドマークなのでしょう、たぶん(笑)。
※関連バックナンバー
2007年2月 21-7「函館駅」
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新緑・紅葉の名所として知られる、十和田湖から流れ出る奥入瀬川の渓流で、流れに沿って遊歩道が整備されています。前回までに取り上げてきた場所と比べると、自然度がかなり高い立地にある「本物の森」ですが、訪れてみると意外にも「山奥の秘境」といった印象はなかったので、今回取り上げてみました。
意外だった点の一つ目は、下流から上流へと歩いて行ったのに高低差がほとんどなく、数kmの道のりも平坦な街なかの遊歩道のように難なく歩けたこと、二つ目は、川の流れと遊歩道、さらに並行して走る車道との間にもほとんど高低差がなく、水をとても身近に感じられたことです。
意外だった点をもう一つ付け加えるとすると・・・都会の夏に嫌気がさして、北を目指して山の中に入って行ったはずなのに、結構蒸し暑かったことです(苦笑)。画像はいかにも涼しげなのですが・・・。
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大内宿は、旧会津西街道の宿場町だった場所です。現代の主要交通幹線から外れた立地にあるのでアクセスは非常に不便なのですが、発展から取り残されたおかげで逆に江戸時代そのままの茅葺きの民家が建ち並ぶ風景が残され、現在では人気の観光地となっています。
ここの通り沿いは、観光客相手の蕎麦屋や土産物屋が建ち並び、大変賑わっています。その内の一つであるこの店でも、色とりどりの民芸品が所狭しと並べられ、吊り下げられていて、非常に華やかな店先です。
・・・でも、店というよりは、店の人が窓から顔だけを出している感じで、造りがちょっと駅の売店のような感じがしませんか? この通り沿いの民家はどれも、もともと物を売っていたわけではなかったのか、通りからそのまま建物の中に入っていける町家のような造りにはなっておらず、どこも床が高くて、店の人と客が、壁越しの高い位置で品物や金の受け渡しをしているのが、商店としてはちょっと不自然な感じで、面白いです。
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ちょっと変わったアングルですかね。周囲を山々に囲まれた藁葺き民家の街並みが残る宿場町を、神社のある街のはずれの高台から見るとこんな風景です。既に冬の訪れが感じられる時期だというのに、通りは多くの観光客で賑わっています。近世の街道の宿場町として機能していた時代には、やはり大勢の旅人でこれくらいの活況を呈していたんでしょうかね。
会津地方はこの年、私が訪れてこの画像を撮った前日に初雪が降ったのだそうです。関東地方に生まれ育った私にとって、既に雪で真白に覆われている状態でなく、まだ雪が降り始めで白くなりかけている山並みの風景を目にするというのは初めての経験で、とても新鮮に感じられました。画面全体がモノクロームで、なんだか一幅の水墨画を見ているようですね。遠くに立つ送電線の鉄塔がなければ「まんが日本昔ばなし」の世界そのものなのですが。
※関連バックナンバー
2008年12月 66-3「大内宿の店先」
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