J-08 神奈川

2018.05.24

95-17 箱根彫刻の森美術館(神奈川県)

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フジサンケイグループによって運営されているので、フジテレビを見ているとよく目や耳にする施設ですが、日本初の野外美術館として1969年に開館したもので、約70,000㎡の敷地に近現代を代表する彫刻家の名作約120点が常設展示されています。 

箱根山中の起伏のある土地の、美しく刈り取られた芝生の上にアート群が配置されていますが、背景となる周囲の山々も含めた風景全体そのものが一つの芸術作品のように感じられる、心地よい環境の彫刻庭園です。

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2018.05.23

95-16 宮ヶ瀬湖畔園地(神奈川県清川村)

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「宮ヶ瀬湖」は、県西部・東丹沢の山間地にある宮ケ瀬ダムの建設によってできたダム湖で、2000年に完成しました。ダムの建設にあたっては観光による地域振興が重視されたのか、湖が面する各自治体それぞれに(平等に)観光の拠点が整備されています。清川村に属するこの「宮ヶ瀬湖畔園地」もその一つで、画像の2.5haの芝生が広がるゴルフ場を思わせる「けやき広場」や、カヌー体験ができる「親水池」等があり、様々なレクリエーションが楽しめるようになっている…のですが、元々の急峻な地形ではありえないであろう大規模な造成による、この広い平地や浅い池などの爽快な風景が、私にはとても不自然に感じられてしまいます。

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2018.05.22

95-15 大山阿夫利神社の石段(神奈川県伊勢原市)

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大山阿夫利神社は、2200年以上も前に創建されたという古い歴史を持ち、「大山詣り」が隆盛を極めた江戸時代には年間数十万人が参詣したという記録も残っているという、落語の題材ともなる程関東では有名な神社です。

びっくりするほど急斜面な山の上にある境内はとても見晴らしがいいのですが、そんな地形から浮き上がっているようにすら見えるのがこの石段で、比較的近年造り替えられたばかりなのか、妙に真っ白く、春の陽射しの中で眩いほど輝いているのが印象的です。

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2018.05.21

95-14 大磯ロングビーチ(神奈川県)

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相模湾に面した土地に、「大磯プリンスホテル」を併設し、屋外プールを主体としたレジャー施設です。開業は1957年で、かつてはアイドルの水泳大会のTV収録が行われた場所としても有名でした。

画像はプールが閉鎖されたシーズン・オフの風景です。目の前に広がる海のスケールに負けない広大な敷地と、海岸線に沿って一直線に並べられたパラソル群の壮観さが、人がいないことでますます際立っています。

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2018.05.20

95-13 木もれびの森(相模原市)

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当サイト初登場となる相模原市は、2010年に19番目の政令指定都市となった、70万以上の人口を有する市ですが、その規模に比して商業・業務の拠点性は弱く、どちらかというと東京郊外のベッドタウンとしての性格を強く持つ都市です。

そんな市街化が進んだ市域中央部の台地上に広がる、コナラ、クヌギなどを主体とした73haのまとまりを持つ樹林地を、遊歩道や芝生広場などを備えた緑地として整備したのが、この相模原中央緑地(通称「木もれびの森」)です。

住宅街に隣接して、このように先が見え見通せないほど果てしなく続く道が貫くような、平面的に広がる美しく、神秘的な森があるというのは、東京都心からある程度距離があり(3040km)、地形が平坦な相模原という地域でなければ享受できない、恵まれた住環境なのかもしれません。

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2018.05.19

95-12 慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(神奈川県)

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「総合政策」「環境情報」という、それまで誰も聞いたこともなかったような名称の学部とともに、1990年の開設から「AO入試」をはじめとする画期的な教育制度をいくつも導入し、時代を先取りしてきたキャンパスです。そういえば、同じ慶應義塾大学の日吉キャンパスを取り上げた当サイトの昔の記事(「来往舎」)へのアクセスがなぜか多いのが不思議ですが…。

キャンパスの設計を手がけたのは「代官山ヒルサイドテラス」等で有名な槇文彦氏で、肥料の臭い漂う藤沢市北部の農村地帯(失礼!)のど真ん中に、東京都心の代官山を思わせるモダニズム建築群がお行儀よく配置されています。

四角い建物が多いキャンパス内で一際目立つのが、楕円形の平面形状を持つ画面右側の大講義室棟(Ω館)です(各棟にギリシャ文字の名が付けられているのは知的でおしゃれな感じがしますね)。遊水池を望むこの場所に面して食堂やカフェテリアのような厚生施設が設けられているということは、ここがキャンパスのシンボル、かつ最もフォトジェニックな空間という位置づけなのでしょう。

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2018.05.18

95-11 テラスモール湘南の裏側(神奈川県藤沢市)

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別にそういうタイトルの暴露本を出そうとかいう訳ではなく(笑)、前回(95-10)掲載した、ショッピング・モールの駅前通りに面した「表側」の、「物理的な」反対側、つまり裏にあたる場所の風景についてのお話です。従業員用の駐輪場や設備機器といった「景観阻害要素」は、こうした建物の裏側に配置されることが多いものですが、ここでは街の景観に配慮して、植栽で囲ったり、ランダムに穴を開けて圧迫感を軽減させた囲いで隠したりしています。のっぺらぼうになりがちな、窓のない巨大な建物の壁面も、きめ細かくカラーリングされ、「分節化」が図られています。

ただ、屋上の駐車場へと向かうスロープの構造だけはどうしても大袈裟になってしまわざるを得ないのか…かつて東京湾岸に存在していた世界最大・史上最大の屋内スキー場「ザウス」を思わせるゴツさです。

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2018.05.17

95-10 辻堂駅北口(神奈川県藤沢市)

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以前当サイトでご紹介したのと同じ場所を、その3年後に撮影したものです。リーマン・ショックにもめげず、辻堂駅北口の大規模再開発地区「湘南C-X(シークロス)」には順調に商業・業務施設等が進出し、分譲マンションも建設されて、すっかり街らしくなってきました。中でも再開発事業の目玉とも言える画像左側のショッピング・モール「テラスモール湘南」は駅前という立地にも恵まれ、開業前の想定を上回る業績を上げているようです。建物の真っ白い外観が春の陽光を反射し、湘南という地域のイメージにふさわしい眩しさが感じられます。

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2018.05.16

95-9 馬堀海岸(神奈川県横須賀市)

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市の中心部から少し外れた、東京湾を埋め立てて造成された住宅地の前面に広がる、直線的な海岸の夕景です。海沿いにはどうして夕暮れの風景が似合うのでしょう? 太陽が沈み夜が始まるという宇宙の営みのようなダイナミックなショーを鑑賞するには、水平線が望めるほど視界の開けた海のような広々とした場所が相応しいからでしょうか。

この海岸には、横須賀市内の海沿い約10kmを結ぶ「うみかぜの路(海と緑の10,000メートルプロムナード)」の一部を形成する、カナリーヤシ(フェニックス)が列植されたプロムナードが1,650mに渡って整備されています。樹種は「あの場所にはパームツリーが似合うんじゃないか」という地元出身の有力政治家(というか、元首相…)の鶴の一声で決まったとか…そんな噂も聞きました。

ところで、ただのプロムナードにしては造りがやや大袈裟で、大きな石が敷き詰められて立ち入れない空間が妙に幅を取っているのには訳があって…実はこの海岸の後背地は、平成7年と8年の台風による高潮の浸水災害に相次いで見舞われ、高潮対策が求められることとなりました(内側に湾曲した以前の海岸線を見れば、元々海中だったのを人工的に埋め立てたこの土地が高波に晒されるのも無理もない気もしますが…)。一方で、海を望む開放的な景観を維持するために、従来の護岸をより「高く」するのではなく、70mという「幅」を持たせた面的な形状にすることで高波を防ぐという手法が採用され、この新しい護岸は平成17年に完成しました。具体的には、水面下に設けられた人工リーフの緩やかな傾斜で波を弱めるとともに、護岸上に打ち上げられた高波は画面に映る石の隙間から浸透し、海中に排出されるという仕組みになっているのです。

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2018.05.14

95-8 多摩川沿いの市営住宅(川崎市)

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対岸の東京都調布市側から見た風景です。樹木が生い茂る土手の奥に聳える高層建築群の姿は、川沿いに築かれた中世ヨーロッパの砦のようにも見えます。

この建築は、「川の流れに沿った住棟の配置」「明るく落ち着いた色づかいの外壁」「スカイラインに違和感を与えないような屋上エレベーター施設の屋根形状」等が評価されて、川崎市の大規模建築物景観形成指針のパンフレットに紹介されていた…ように記憶しています(というより、「市営」住宅ですので、市自らがこの住宅を都市景観形成のモデルとなるように整備した、という手前味噌なのでしょうが)。

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