95-17 箱根彫刻の森美術館(神奈川県)
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当サイト初登場となる相模原市は、2010年に19番目の政令指定都市となった、70万以上の人口を有する市ですが、その規模に比して商業・業務の拠点性は弱く、どちらかというと東京郊外のベッドタウンとしての性格を強く持つ都市です。
そんな市街化が進んだ市域中央部の台地上に広がる、コナラ、クヌギなどを主体とした73haのまとまりを持つ樹林地を、遊歩道や芝生広場などを備えた緑地として整備したのが、この相模原中央緑地(通称「木もれびの森」)です。
住宅街に隣接して、このように先が見通せないほど果てしなく続く道が貫くような、平面的に広がる美しく、神秘的な森があるというのは、東京都心からある程度距離があり(30~40km)、地形が平坦な相模原という地域でなければ享受できない、恵まれた住環境なのかもしれません。
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「総合政策」「環境情報」という、それまで誰も聞いたこともなかったような名称の学部とともに、1990年の開設から「AO入試」をはじめとする画期的な教育制度をいくつも導入し、時代を先取りしてきたキャンパスです。そういえば、同じ慶應義塾大学の日吉キャンパスを取り上げた当サイトの昔の記事(「来往舎」)へのアクセスがなぜか多いのが不思議ですが…。
キャンパスの設計を手がけたのは「代官山ヒルサイドテラス」等で有名な槇文彦氏で、肥料の臭い漂う藤沢市北部の農村地帯(失礼!)のど真ん中に、東京都心の代官山を思わせるモダニズム建築群がお行儀よく配置されています。
四角い建物が多いキャンパス内で一際目立つのが、楕円形の平面形状を持つ画面右側の大講義室棟(Ω館)です(各棟にギリシャ文字の名が付けられているのは知的でおしゃれな感じがしますね)。遊水池を望むこの場所に面して食堂やカフェテリアのような厚生施設が設けられているということは、ここがキャンパスのシンボル、かつ最もフォトジェニックな空間という位置づけなのでしょう。
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別にそういうタイトルの暴露本を出そうとかいう訳ではなく(笑)、前回(95-10)掲載した、ショッピング・モールの駅前通りに面した「表側」の、「物理的な」反対側、つまり裏にあたる場所の風景についてのお話です。従業員用の駐輪場や設備機器といった「景観阻害要素」は、こうした建物の裏側に配置されることが多いものですが、ここでは街の景観に配慮して、植栽で囲ったり、ランダムに穴を開けて圧迫感を軽減させた囲いで隠したりしています。のっぺらぼうになりがちな、窓のない巨大な建物の壁面も、きめ細かくカラーリングされ、「分節化」が図られています。
ただ、屋上の駐車場へと向かうスロープの構造だけはどうしても大袈裟になってしまわざるを得ないのか…かつて東京湾岸に存在していた世界最大・史上最大の屋内スキー場「ザウス」を思わせるゴツさです。
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以前当サイトでご紹介したのと同じ場所を、その3年後に撮影したものです。リーマン・ショックにもめげず、辻堂駅北口の大規模再開発地区「湘南C-X(シークロス)」には順調に商業・業務施設等が進出し、分譲マンションも建設されて、すっかり街らしくなってきました。中でも再開発事業の目玉とも言える画像左側のショッピング・モール「テラスモール湘南」は駅前という立地にも恵まれ、開業前の想定を上回る業績を上げているようです。建物の真っ白い外観が春の陽光を反射し、湘南という地域のイメージにふさわしい眩しさが感じられます。
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市の中心部から少し外れた、東京湾を埋め立てて造成された住宅地の前面に広がる、直線的な海岸の夕景です。海沿いにはどうして夕暮れの風景が似合うのでしょう? 太陽が沈み夜が始まるという宇宙の営みのようなダイナミックなショーを鑑賞するには、水平線が望めるほど視界の開けた海のような広々とした場所が相応しいからでしょうか。
この海岸には、横須賀市内の海沿い約10kmを結ぶ「うみかぜの路(海と緑の10,000メートルプロムナード)」の一部を形成する、カナリーヤシ(フェニックス)が列植されたプロムナードが1,650mに渡って整備されています。樹種は「あの場所にはパームツリーが似合うんじゃないか」という地元出身の有力政治家(というか、元首相…)の鶴の一声で決まったとか…そんな噂も聞きました。
ところで、ただのプロムナードにしては造りがやや大袈裟で、大きな石が敷き詰められて立ち入れない空間が妙に幅を取っているのには訳があって…実はこの海岸の後背地は、平成7年と8年の台風による高潮の浸水災害に相次いで見舞われ、高潮対策が求められることとなりました(内側に湾曲した以前の海岸線を見れば、元々海中だったのを人工的に埋め立てたこの土地が高波に晒されるのも無理もない気もしますが…)。一方で、海を望む開放的な景観を維持するために、従来の護岸をより「高く」するのではなく、70mという「幅」を持たせた面的な形状にすることで高波を防ぐという手法が採用され、この新しい護岸は平成17年に完成しました。具体的には、水面下に設けられた人工リーフの緩やかな傾斜で波を弱めるとともに、護岸上に打ち上げられた高波は画面に映る石の隙間から浸透し、海中に排出されるという仕組みになっているのです。
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対岸の東京都調布市側から見た風景です。樹木が生い茂る土手の奥に聳える高層建築群の姿は、川沿いに築かれた中世ヨーロッパの砦のようにも見えます。
この建築は、「川の流れに沿った住棟の配置」「明るく落ち着いた色づかいの外壁」「スカイラインに違和感を与えないような屋上エレベーター施設の屋根形状」等が評価されて、川崎市の大規模建築物景観形成指針のパンフレットに紹介されていた…ように記憶しています(というより、「市営」住宅ですので、市自らがこの住宅を都市景観形成のモデルとなるように整備した、という手前味噌なのでしょうが)。
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