J-4.2 東京都下

2011.04.09

76-8 梅の公園(東京都青梅市)

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「青梅(おうめ)」という地名の由来にもなっていますが、「吉野梅郷(よしのばいごう)」と呼ばれる梅の名所の地域の中心に位置する公園で、急峻な谷の斜面に1500本の梅の木が植えられています。

梅の花は、繊細な薄紅色一色の桜と違って、白、ピンク、赤(黄色、なんていう変わり種もありました)、と色とりどりなのが魅力ですね。見頃も長いのでお花見のスケジュール調整もラクでしょうし(笑)。空の青、林の緑を背景として、谷間全体が可憐に咲く花のグラデーションで埋め尽くされる華やかな風景にはなかなか圧倒されます。

今回、一公園の中という閉ざされた空間内の風景としてでなく、なるべく都市の中にいて目にする風景を取り上げたいという当サイトの本来の趣旨を踏まえるとともに、公園内外の関係性がわかりやすくなるよう、敢えて周囲の集落が写り込んでいる画像を載せてみました。新建材で造られた家々が無秩序に並ぶ現代日本の屋根並みはあまり美しくないですね。もしここが、たとえば古い街並みが保存されているような歴史的な景観を持つ地区であったとしたら、もっとフォトジェニックで観光用ポスターのようなショットになったのかもしれませんが、観光地というよりは郊外の住宅地といった性格が強いこのような地域では、そこまで求める必要は・・・ないですかね。

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2008.11.23

64-5 国立駅(東京都)

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とんがり屋根と丸窓を持ったこぢんまりとしたノスタルジックな洋館風のスタイルが愛らしく、おしゃれな学園都市の風景(※)にマッチした人気の高い駅舎、・・・でした。

この画像を撮影したのは2003年8月でしたが、その後この駅舎は、ここを走るJR中央線の連続立体交差事業により、なんとあっさり取り壊されてしまったのです! 多くの人に愛されてきたこの駅舎の保存について、事業主体である東京都も、JR東日本も理解を示さなかったようです。そりゃあ新しい駅舎に建て直してしまった方が安上がりなのかもしれませんが、地域が築いてきた歴史とか、文化に対する敬意のようなものが、あまりにも欠けているんじゃないでしょうか?

この旧駅舎はとりあえず、復元可能なように解体され、現在国立市によって保存されているとの事です。いつの日かまた、この駅舎のある風景が復活することを願っています。

※関連バックナンバー
2006
年4月 2-3「大学通り」(J-4.2 東京都下)

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2008.09.27

60-5 大学通り沿いのタウンハウス(東京都国立市)

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タウンハウスとは、戸建住宅を横につなげて一つの建物にしたような住戸形態で、各戸のアプローチは独立しており、専用庭が確保されます。別々に離して配置された戸建住宅より土地の有効利用が図れ、価格も安くなるはずなのですが、日本人の嗜好にはあまりマッチしなかったらしく、それほどどこでも見られるというものではありません。

そんなもの珍しさが、子供時代の私には逆に新鮮に映ったのでしょうか。画像のようにこぢんまりとした白壁にオレンジ色の瓦屋根の瀟洒な建物が、立派な並木道(※)に沿って何棟も建ち並ぶ秩序立った風景は、国立という街の高級感や文化度のようなものを私に強く印象づけ、この街への憧れの感情を高めてくれたものでした。

※関連バックナンバー
 2006年4月 2-3「大学通り」(J-4.2 東京都下)

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2008.04.19

50-4 南大沢駅前(東京都八王子市)

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南大沢駅は、前回(50-3)取り上げた「パルテノン大通り」のある多摩センター駅から京王相模原線で2つ目の距離にあります。今回取り上げるこの通りに愛称が付いているのかどうか、ざっと調べた範囲ではわかりませんでしたが、規則正しく並んだ、直線を強調したような街灯のデザインが印象的です。パルテノン大通りとは、同じく多摩ニュータウンの区域内にある駅前通りということもあり、基本的な空間構成の考え方は変わらないような気がします。

この通りの正面に立地しているのは、1991年にこの地に移転してきた「首都大学東京」(当時の名称は「東京都立大学」)です。てっぺんにガラスのピラミッドを乗っけたような、現代的なデザインの塔をはじめとする校舎群の外壁は優しいアース・カラーでまとめられていて、通りの舗装の色ともよく調和しており、また、並木の鮮やかな緑がよく映える色づかいだと思います。

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2008.04.17

50-3 パルテノン大通り(東京都多摩市)

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東京郊外・多摩ニュータウンの中心地、その名も「多摩センター」駅から真っ直ぐに伸びる幅員40mの歩行者専用道路で、原則的に歩道と車道が完全に分離されている多摩ニュータウンの中でも、最もシンボル的な空間と言えます。

この大通りは緩やかな上り坂となっていて、突き当たりには大階段があり、そこを上りきるとその名も「多摩中央公園」という、芝生と池の美しい広々とした公園があります。また大階段の奥には、地形の高低差を利用して公園の下に埋もれるように複合文化施設「パルテノン多摩」が建設されています。ギリシア神殿に由来するこの大げさなネーミングは、画像正面奥に見えるゲートから名付けられたものと思われます。

ニュータウンという歴史的・文化的なエピソードの乏しい地域において、その中心部の拠点駅とセントラル・パークを結ぶ大通りの「有難味」を付加するという行為はなかなか難しかったでしょうが、正面の大階段と力強いゲートの造形は、この大通りに十分なシンボル性をもたらしたと思われます。そして、目的地に神殿の名が冠せられたことによって、この大通りは神殿への「表参道」としての地位を獲得することができた、というわけです。

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2008.01.27

44-6 多摩ニュータウンの道路(東京都)

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先日取り上げた(44-3)筑波研究学園都市と同様、多摩ニュータウンも計画的に造られた都市なので、道路はしっかりと整備されています。画像は、それぞれ違う方向からやってきた両側4車線の道路が合流する場所にあたります。車線数が多く、カーヴが緩いのでスピードが出せ、他の道路とはインターチェンジを介した立体交差になっており、沿道に小規模な敷地がなく自動車出入口が少ないので、まるで高速道路を走っているような気分になります。実際、それまで渋滞でなかなか進まない田舎道をノロノロと走っていたバスが、ニュータウン内のこの区間に入ると水を得た魚のようにビュンビュン飛ばしていたのが印象的でした。

2000年にはこの区間の道路上空を走り多摩地域を南北に結ぶモノレールが開通しました(画面左側の巨大な構造物がその駅と軌道です)。ただでさえダイナミックで頼もしかったこの道路の存在感が、さらにパワー・アップして強力な枢軸となった感じがしたものです。

※関連バックナンバー
 2006年4月 2-9「尾根幹線道路」(J-4.2 東京都下)

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2007.12.06

41-3 四季の路(東京都八王子市)

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来日したガウディが、故郷のバルセロナを思わせるこの多摩ニュータウンの緩やかな丘の風景にインスピレーションを受け、唯一日本に遺した作品が、この「四季の路(Via Stagione)」です。

・・・スミマセン。ウソつきました。(笑)

って言うか、有機的な曲線のフォルム、砕いたモザイクタイル、鮮やかな色づかい・・・この作風はガウディ以外の何ものでもないのに、よくぞここまでネタ元の明らかなパクリをやったもんだ・・・と感心してしまいますよね(笑)。

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2007.07.30

32-9 多摩湖自転車道(東京都)

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この道はいわゆる「水道道路」の一つで、東京都北西部地域を20km以上にも渡って真っ直ぐに貫いています。このあたりで育った方々にとっては、この道がどこまで続いているのか、自転車に乗って行ってみるのが子供の頃いちばんの大冒険だった、というような思い出があったりするのでしょうか・・・?(私の勝手な妄想ですが)

画像は桜の季節をやや過ぎた頃のものです。市街化が進むこの地にあって、この道は緑深き武蔵野の面影を残す貴重な緑の軸としての役割を果たしていくのでしょう。

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2007.07.17

32-1 成蹊学園ケヤキ並木(東京都武蔵野市)

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ケヤキは背が高く、樹形が美しい木なので(スタイルのいいモデルさんのようですね)、並木道になると荘厳な感じがして、私は気に入っています。

ここはテレビドラマ「花より男子」シリーズのロケ地として使われた並木道です。「超金持ち名門高校」英徳学園の正門へ続くアプローチ、という設定で、登下校時は送り迎えの高級外車が何十台も、ずらっと並んでいるというシーンが印象的でしたが、久しぶりに実際現地に来てみると、「あれっ、こんなに短かったっけ?」という感じでした。プロのカメラマンというのは空間を実際よりも大きく見せるのが上手ですよね(ケヤキ並木じたいの総延長は、テレビに映らなかった区間も含め、約500mあるそうです)。

実際の成蹊学園も、「英徳」ほどじゃないかもしれませんが、それなりのお坊ちゃん学校として有名です。並木道の始まる五日市街道から、正門の奥にそびえる本館に至るヴィスタ(線状の景観)は、そんな学園の上品なイメージとの間で相乗効果を生んでいるように思います(今回のショットは正門の脇から斜めに撮っています)。転がるボールのようなボラード(車止め)が、景観を邪魔しない低さでさりげなく、かわいらしいですね。

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2007.04.05

25-3 中央大学多摩キャンパス(東京都八王子市)

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このキャンパスの桜は、よくある桜並木ではなく、面的な桜の林になっていて、空一面が花びらに覆われ、包まれているような気分になれる点が魅力的です。地面に勾配はついていますが、緩やかな南下りなので陽当たりもよく、花見の宴には最適です。入学式の季節には、正門からキャンパスに入ると、上り坂の右手に薄紅色の塊が広がり、新入生を迎えてくれます。

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