J-18 山陽

2013.08.20

80-12 対潮楼から見た仙酔島(広島県福山市)

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江戸時代に朝鮮通信使の迎賓館となったという建物から、鞆の浦の対岸にある仙酔島(次回取り上げる予定です)などの島々を望む風景です。この地は日本で最初に国立公園に指定された、数少ない地区の内の一つなのだそうです。仙酔島とは「仙人が酔ってしまうほど美しい」という意味らしく、また、この部屋には「日東第一形勝」(朝鮮より東で最も美しい景勝地)という文字が額縁に掲げられています。

・・・と随分大袈裟にも思える肩書きがたくさんついていますが、瀬戸内海の多島美は遠近に折り重なる島々の稜線の姿が空に浮かぶ雲のようにも見えていいですね。

ちなみに、この建物内では、窓枠を絵の額縁に見立てて風景を眺めるよう推奨されているので、それに従って写真を撮ってみました。

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2013.08.19

80-11 鞆の浦の路地(広島県福山市)

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前回(80-10)の記事と同じ通りの違う場所で撮ったショットですが、こちらの方がごちゃごちゃとした生活感が垣間見えて、より鞆の浦らしい魅力が出ているな、と思い、こちらの画像も投稿してみました。このショットは、水を撒かれた昔ながらの物と思われる石畳、時の流れを感じさせるような色褪せた黒い板塀や木製の電柱といった下町っぽさがいいですね。鞆の浦はヨーロッパの小さな古い街に似て、車社会の到来など思いもつかなかったかのように、人がすれ違うのがやっと、というような狭い路地が多いです。

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2013.08.18

80-10 鞆の浦の路地と常夜燈(広島県福山市)

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鞆の浦(とものうら)は、福山の中心市街地から約30分バスに揺られて到着する瀬戸内海沿岸の、かつては「潮待ちの港」として知られた古い小さな港町で、最近では宮崎駿監督映画「崖の上のポニョ」の着想を得られた街としても有名です。

この街、観光目当てにわざわざ訪れるにはちょっと物足りないというか・・・とても小さくて、ちょっと雑然としています。鞆の浦のシンボルである「常夜燈」を遠くに望む路地を撮ったこのショットは、割とニッポンの古い街らしい落ち着きを感じるような整然とした街並みに見えるかと思うのですが、鞆の浦の魅力的な風景はこの通りを中心とするほんの狭い範囲に限られます。また、「常夜燈」ですが、周りの背景があまりにもごちゃごちゃとしていて、どのアングルから撮ってもあまりきれいに画面におさまらないのです。鞆の浦にとって歴史的に最も重要な街の「軸」と思われるこの通りから常夜燈を見ようとすると、ちょうど邪魔な位置に電柱が立っていますし・・・ちょっと景観資源の扱い方が雑な点が、観光地としてはユルいなぁ、と思ってしまいます。

少し鞆の浦について悪く書き過ぎてしまいましたが、次回の記事でちゃんとフォローする予定です(笑)。

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2013.08.17

80-9 JR福山駅南口(広島県)

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今度は、岡山から西へ向かい、県境を越えてすぐの広島県福山市にやって来ました。

福山市は約46万人と県庁所在地並みの人口を擁し、世界有数規模の製鉄所を展開するJFEスチールをはじめとした多くの大企業が立地する西日本有数の大都市で、JR福山駅には山陽新幹線の最速達列車「のぞみ」も停車します。

そんな福山市の玄関口となる南口の駅前は、建ち並ぶビル群が近代的で清新な都会っぽい風景です。駅前広場はつい最近の平成24年3月に整備されたばかりで、2層構造の地下部分には一般車専用の送迎・駐車スペースまで備えているのですが、福山は「バラ」で有名な街らしく、駅前広場にもアーチの付いたちょっとしたローズ・ガーデンが整備されて、駅に降り立つ人々に地域性をアピールしています。

ところで、線路を挟んで反対側の北口に出てみると、駅前にいきなり天守閣が現れて、度肝を抜かれます。この駅は福山城の真ん前、というよりは城の中という立地に造られているらしく、この南口には石垣の遺構も一部保存されています。

・・・等々、情報満載の駅前広場の風景です。

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2013.08.15

80-8 吹屋の街外れ(岡山県高梁市)

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吹屋の集落のはずれの風景です。行き交う人もいない細い山道、野草に囲まれた、住む人の気配も感じられない民家、茅葺きの古い建物、右から左に書かれた昔ながらのホーロー看板(「中将湯」という、100年以上も前から現在に至るまで販売されている婦人病の薬らしいです)・・・当サイトのタイトルにある”URBAN”な要素が一つもない、絶望的なまでに田舎っぽいこの風景に妙に心惹かれて、わざわざ取り上げてみました。

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2013.08.14

80-7 旧吹屋小学校(岡山県高梁市)

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平成24年に廃校となるまでは国内最古の現役木造校舎として知られていたこの小学校校舎は、縦・横のラインがフリーハンドで描かれたように微妙に歪んでいて、そんな手づくり感が魅力的な建物です。

この小さな校舎から階段を下りた場所にある校庭は、学校の「前庭」としてはちょうどよい感じの広さで、昔の学校の校庭はこのくらいのスケールで良かったんだろうな、と思う一方で、現代の体育の授業や運動会を実施する上で100mの直線トラックが確保できないというのはどうなんだろう? ・・・などと余計な心配をしてしまったのですが、よくよく見ると校舎の横(画像より左側)にかなり広々とした運動場が用意されているのに気づいて、ちょっと安心したような、がっかりしたような・・・(笑)。

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2013.08.13

80-6 吹屋の店先(岡山県高梁市)

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それほど観光俗化されていないこの街の、数少ない土産物屋の内の一つの店先のショットです。色とりどりの傘というのは灰色の雨雲の下のコンクリートジャングルの中では一際華やかに映える存在ですが、ここでは古く赤い街並みに調和するような色の傘が選ばれてディスプレイされているように思えます。

ちなみにこの傘、濡れると唐草模様が浮かび上がってくるのが「売り」のようで、水をかけるための柄杓と青いプラスティックのバケツが一緒に置いてあったのですが、写真を撮る上では邪魔だなぁ、と思ったので、一時的に目につかない場所に(勝手に・・・)移動させていただきました(苦笑)。

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2013.08.12

80-5 吹屋郵便局(岡山県高梁市)

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郵便局のマークを示す小さな看板が出ていなければその入口を見逃してしまいそうになるほど、昔ながらの街並みにひっそりと溶け込んだ郵便局です。ファサードが真っ赤に染まっているのは、郵便局だからではなく、そういう街だからです。ちなみにこの局舎は平成5年に、街並みに調和するようそれ以前にあった古い民家にできるだけ近い形に復元して建てられたものなのだそうです。

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2013.08.11

80-4 吹屋の街並み(岡山県高梁市)

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吹屋は、前回(80-3)取り上げた高梁市の中心市街地から小さなバスに1時間程揺られて到着する過疎の山里です。歴史的街並みの残る6.4haの範囲が重要伝統的建造物群保存地区に指定され、国内唯一のベンガラ(赤色顔料)の産地であるこの小さな集落の街並みの漆喰壁は真っ赤に染まっています。

美しい街並みという景観資源には恵まれているのですが、交通が不便で、観光地としてはそれほどメジャーでないためか、平日には観光客の姿は少なく、周辺の名所を巡回するボンネットバスが運休し、飲食店も休業してしまいます。住民の気配すらほとんど感じないひっそりとした静かな空気の中で、昔ながらの軒の低い格子窓の建物が朽ち果てている姿が、何ともわびさびがあって魅力的です。

今回からしばらく、吹屋について取り上げさせていただきます。

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2013.08.10

80-3 頼久寺(岡山県高梁市)

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当サイト初登場の高梁(たかはし)市は、岡山市から北西へ約20km程の位置にあります。日本で最も高い場所にある山城である「備中松山城」や、城下町の古い街並みなどの観光資源には恵まれている…らしいのですが、私が訪れた時は、ほとんど観光客の姿など見当たりませんでした(というか、地元民の姿も…)。観光客目当ての商売もほとんど目につかず、どうやらこの街の中心市街地はわざわざ観光に来るほどの所ではなさそうです。

そんな街の中ではやや高台に位置するこの頼久寺(らいきゅうじ)は、境内に上がると見晴らしがよくて開放感があり、またここは国指定名勝の庭園が有名らしいのですが、今回取り上げるのは寺の入口にある石段です。この石段には全体的に草がむしており、ちゃんと手入れされているのかされていないのか微妙な感じなのですが、そんな草の生え具合のおかげで、本来堅い素材でできているはずの階段に柔らかな絨毯が敷かれたようになって、見た目的にも優しい感じになっているのが印象的だったので、今回載せてみました。

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