80-12 対潮楼から見た仙酔島(広島県福山市)
江戸時代に朝鮮通信使の迎賓館となったという建物から、鞆の浦の対岸にある仙酔島(次回取り上げる予定です)などの島々を望む風景です。この地は日本で最初に国立公園に指定された、数少ない地区の内の一つなのだそうです。仙酔島とは「仙人が酔ってしまうほど美しい」という意味らしく、また、この部屋には「日東第一形勝」(朝鮮より東で最も美しい景勝地)という文字が額縁に掲げられています。
・・・と随分大袈裟にも思える肩書きがたくさんついていますが、瀬戸内海の多島美は遠近に折り重なる島々の稜線の姿が空に浮かぶ雲のようにも見えていいですね。
ちなみに、この建物内では、窓枠を絵の額縁に見立てて風景を眺めるよう推奨されているので、それに従って写真を撮ってみました。
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