J-06 (東京都心)

2016.04.11

89-1 東京駅丸の内北口(千代田区)

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ある都市について語る時、その中心から始めるというのは、とても自然なことのように思います。では、東京の中心はどこかと問われれば、その正解は決して一つではないとは思いますが、地理的な重心に位置し、何より首都圏(および日本全国)の鉄道交通の一大拠点となっている「東京駅」は、間違いなくその一つと言えるでしょう。そういえば、10年前、このサイトを開設して最初に取り上げたのは「京都駅」でした。

東京駅については以前当サイトで、10年以上前の外観を取り上げていますが、その後1914年の開業当初の姿に戻す復元工事が行われ、2012年に再開業を果たしています。今回ご紹介する画像は、事業の目玉といえる丸の内北口のドームのもので、当サイトとしては珍しく、建築物内部の、それも天井のアップの画像です。

一見、ヨーロッパの大聖堂のドームを思わせるような、全体的に白とクリーム色という淡い配色でまとめられた空間には上部から自然光が取り入れ、明るさに満ちています。そこに、日本的な茶色い枠組みがアクセントを加えています。八角形の天井のそれぞれの角には躍動感のある大鷲が飾り付けられるとともに、十二支の内八支の動物の彫刻も配置された、西洋的な美の中に東洋的な要素が入り混じった芸術作品で、皇居の正面に相対する首都の玄関口にふさわしい壮麗さです。これを見た時には、「昔の人は立派な物を造ったもんだ…」、という感想を抱きましたが、同時に現代においてそれをちゃんと復元させたのもまた凄いことだと思いました。

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2008.11.18

64-1 東京駅(東京都千代田区)

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言わずと知れた、日本を代表する駅の駅舎で、2003年春に、リニューアル・オープン直後の丸ビル(丸の内ビルディング)の上から撮ったものです。

画面の駅舎は、東京大空襲で破損した先代に代わり、規模を一回り縮小して1947年に修復されたものなのですが、200811月現在、3年後の完成を目指して「本来の姿に近い形態に復原する」増築工事を行っているらしいです。

・・・ですが、この駅舎じゃダメなんですかね? 赤レンガと白い石のボーダーの外壁と三角屋根の建物は、前庭のような駅前広場の風景と相俟って十分歴史と風格を感じさせるものだと思うのですが。何よりこの姿にはもう見慣れて愛着もあります。だいたい戦後60年経った21世紀の現在、以前の駅舎の姿を覚えていて、それに戻したいと本気で考えている人がどれ程いるのだろうかと考えると、あまり意味が無いような感じもします。

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2008.07.24

56-6 汐留駅(東京都港区)

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東京都営地下鉄大江戸線の駅と、再開発地区「汐留シオサイト」をつなぐ、地下空間の画像です。全体的に淡い色使いが目立ち、天井から照らすダウンライト群、細かい泡が昇っていくグラスに注いだばかりのビールのような(色的にハーフ&ハーフ?)円柱のデザイン、きめ細かなタイルによって描かれた渦のような床の模様等、明るさと清潔感に溢れた空間となっています。完成後まもなく訪れた時に撮った画像なので、なおさらそう感じられます。

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2008.06.19

54-2 浜離宮恩賜庭園の橋(東京都港区)

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「潮入の池」にかかる、折れ曲がった平面形状を持つ木の橋です。
このアングルから撮ると、遠くに聳える未来のメガロポリス(汐留シオサイトの高層ビル群)から、生い茂る森を抜けて、水面を渡ってくるという、時空を越えた架け橋のように見えるのが面白いです。


※関連バックナンバー 34-3「浜離宮恩賜庭園と汐留シオサイト」

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2008.05.30

52-8 青松寺(東京都港区)

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青松寺は、東京都心の再開発プロジェクト「愛宕グリーンヒルズ」の区域内にあります。現代的に秩序立てられた空間の中に、昔ながらの寺院が取り込まれているのはユニークで、それはそれで記事として取り上げる価値があるとは思うのですが、今回はその境内で見つけたショットです。
寺全体としては日本的な雰囲気なのですが、この小さな噴水のデザインだけは、妙にアジアの西や南の方のテイストが感じられて面白いなと思い、カメラにおさめてしまいました。象なんて、基本的に日本にはいないですからね。まあ、仏教じたい、もともとそちらの方面から伝来したものではあるのですが。エキゾティックな可愛らしさのある噴水ですよね。

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2008.05.14

51-7 泉ガーデン(東京都港区)

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東京・六本木の傾斜地における再開発プロジェクトで、「アーバン・コリドール」と呼ばれる画像の空間は、地形の高低差を活かしたダイナミックな空間に立体的な庭園が造られ、高木や低木・ツタ植物等の植え込みがランダムに連続している姿は、再生された斜面緑地のような趣です。この空間に面した店舗のオーニングや、巨大なサイン類は緑の補色にあたる赤で統一され、鮮やかなコントラストが都会的な雰囲気を感じさせます。

※関連バックナンバー 20-8「六本木一丁目駅」

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2008.01.23

44-2 赤坂見附交差点(東京都)

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赤坂見附は、地形的にはちょうど谷底のような場所に位置しており、実に5路線の地下鉄が交わる皇居西側随一の交通の要所で、周辺にはホテルニューオータニ、グランドプリンスホテル赤坂(画面左側の高層の建物・旧赤坂プリンスホテル)等の高級ホテルも集まっています。

地上の道路の状況がどうなっているか、画面に従って説明していくと、横方向に走っているのが、都心部の環状道路である外堀通りで、それを奥から手前へとオーヴァー・クロスして走っているのが国道246号(青山通り)、そしてさらにその上を通る高架道路が首都高速4号新宿線です。

このように、いくつもの道路が上空を思い思いに(というつもりはないのでしょうが・・・)駆け抜けている姿は、都会のダイナミズムを感じさせ、かっこいいな、と思います。

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2008.01.22

44-1 内堀通り(東京都千代田区)

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皇居の周りを一周する、東京の環状道路の中でも最も内側を通る路線で、画像は皇居外苑の中を通り、ちょうど東京駅を左側正面にのぞむ辺りのものです。こんもりとした都会の森の奥に、東京タワーを中心とした都心の高層ビル群を従えて走る(主語は道路)姿は、何ともアーバンな感じですね。

この道路は、片側4車線、両側8車線を有しています。東京の中心の中心を通るわけですから、それなりの交通量があるということでしょうが、それ以上にこの幅員の広さは、皇居の表玄関前を通る道としてのシンボル性が求められた結果なのでしょう。一国の首都の顔たらんとする権威主義的な感じが、何とも気持ちがいいです。

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2008.01.11

43-3 コレド日本橋アネックス広場(東京都中央区)

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「コレド日本橋」は、336年の歴史を誇り、惜しまれつつ1999年に閉店した百貨店、東急日本橋店跡地の再開発ビルです。「すべての道は日本橋に通ず」とか言う人もいるらしいですが(笑)、東京の、いや、日本の古くからの交通の中心として、一帯はデパートやオフィスが建ち並ぶ商業・業務地区となっています。

この広場は、大通りから一本中に入った裏手に位置しています。爽やかな樹々がちょっとした森の中のような雰囲気を醸し出し、フラワー・ポットには色鮮やかな花が植えられ、ポップでモダンなテーブルやチェアが置かれ、足元にはウッド・デッキが敷き詰められています。思わず入ってみたくなるような華やかな空間が設けられ、さながら都心のオアシスといった感じです。残念ながらこの画像は休日の午前中に撮ったものなので人っ子一人として映っていませんが、場所柄平日の昼間にはきっと、周辺で働く人たちがランチを広げたり、買物客が一休みしたりしてくつろいでいて、一層華やいだ風景が見られることでしょう。

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2007.12.22

42-5 汐留シオサイト(東京都港区)

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前回(42-4)の臨海副都心から「ゆりかもめ」に乗り、東京湾に架かるレインボー・ブリッジを渡って東京の旧来からの都心方面に向かうと、日テレが本社を構えるここ汐留シオサイトに辿り着きます。「ゆりかもめ」は2大民放キー局を結ぶ大動脈、ということになります。

画像の場所は、「日テレプラザ」と呼ばれる場所で、テレビ局前の広場らしく、大画面のテレビが地上高くに設置されています。こういった映像系のしかけも、「未来っぽさ」を演出する一つの重要な要素と言えるでしょう。あとは、この風景に関して言えば、透過性の高い大屋根、周囲の風景を反射して映し出す正面奥のビルの翡翠色のガラス窓、空中を走る「ゆりかもめ」やペデストリアン・デッキ、サンクン・ガーデンという立体的な土地利用などがキーとなるのでしょうかね。

※関連バックナンバー 34-3「浜離宮恩賜庭園と汐留シオサイト」

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