5-5 ぎのわんトロピカルビーチ(沖縄県宜野湾市)
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あまたある日本国内の城の中で、私がダントツでいちばん好きな城、と言えるかもしれません。理由は・・・モノクロじゃないから(笑)。カラーなので、見ていて楽しい気分になる城です。これだけの建造物を復元させるには、本土以上のエネルギーが必要だったんじゃないかと思いますが、よくぞここまでやってくれた、という感じです。こういう税金の使い方は大歓迎です。
ご覧の通り、広場の舗装が赤とグレーの縞模様になっています。なんでこんな派手なデザインを後から付け加えたんだろう、と思っていたのですが、もともとあったものを復元したのだそうです。それもちゃんと意味があって、儀式を行う際に整列するための目安になっていたのだそうです。なるほど!と感心してしまいました。
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アメリカンビレッジは、沖縄本島西海岸沿いの北谷町にある、商業施設やアミューズメント施設が集積した、若者等に人気のスポットです。まあ、私の印象では、「アメリカンビレッジ」と一つの名前で呼ばれている割には、単に一箇所に店が集まっているというだけで、特に空間的に一体性・連続性があるように思えず、個性的な整備がなされた地区でもないので、景観的には面白くないな、という感じだったのですが・・・。
それはともかく、「アメリカン」という名前だけあって(もともと米国の影響を大きく受けている沖縄という土地柄ですが)、この画像からは、華やかな店のネオンサインや植えられた背の高いパームツリー等に、アメリカ西海岸っぽい雰囲気が感じられます(ここも沖縄の「西海岸」ですが)。まるで夕暮れ時のカリフォルニアを描いたポップ・アートに出てきそうな風景だと思いませんか?
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首里城公園(※)に隣接するこのキャンパスの建物群は、城の景観との調和を考慮して、オレンジ色の瓦の勾配屋根で統一されています。バルコニーの壁には、「花レンガ」と呼ばれる、沖縄特有の穴の開いたブロックが用いられるなど地域性が表現されています。南国の爽やかな色をした空や木々の中に、細かく分節化された屋根並みが連なる、明るく親しみやすい景観となっています。
(画像はクリックすると拡大します)
ただ、最も手前の建物の壁に赤い字で「食堂」と大書されているのは、ちょっとセンスがない感じがして、いただけないですね。もっと別の表現方法はなかったのでしょうか。あるいは、わざわざ壁に大きく書く必要も、果たしてあるのかな?と思うのですが・・・。
※関連バックナンバー
2006年9月 11-7「首里城公園」
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万国津梁館(ばんこくしんりょうかん)は、2000年の九州・沖縄サミットが開催されたコンベンション施設で、東シナ海に突き出た部瀬名岬の先端という、絶景に恵まれたロケーションにあります。サミットのために造られたこの施設ですが、コンベンション・ホールとしてのその後の運営はうまくいっていないようで、最近苦肉の策として結婚式場としての利用を始めました。まあ、これだけの景観に恵まれ、幸せいっぱいな新婚カップルが似合いそうな空間の演出にも金をかけているので、むしろそんな使い途の方が合っているのかもしれませんね。
私がシャッターを押している場所は万国津梁館の敷地内ですが、ここは沖縄有数の高級リゾート・ホテルである「ザ・ブセナテラス」に隣接していて、眼下に見える赤瓦の建物群はホテルが運営するコテージとなっています。2つの施設の間は自由に行き来ができます。この数棟のコテージ群はサミットに合わせて新設されたということで、コンベンションに集まった賓客の宿泊施設として利用されているのでしょう。おそらく森元首相やクリントン前大統領も宿泊されたものと推測されます。
そんなセレブな香り漂うこの場所ですが、万国津梁館はなんと無料で見学できます! せっかく我々の税金で造られた(?)施設ですので、沖縄に行かれた際は、是非この眺めとゴージャスな雰囲気を堪能してみてください!
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日本では、モノレールは結構全国各地で走っているので、それほど珍しい乗り物ではないのかもしれませんが、世界的に見れば逆に、これだけモノレールがある国はそうはないらしいです。
それはさておき、このゆいレール(沖縄都市モノレール)は、2003年に開業した、沖縄戦後初の軌道系交通機関で、そんなもの珍しさも手伝ってか、開業当初からの利用状況は比較的順調に推移しているようです。私が乗ったのは開業間もない頃でしたが、駅にはモノレールの乗り方についてわざわざ懇切丁寧に説明したパンフレットが置かれていて、鉄道が極度に発達した首都圏育ちの私にとってはちょっと微笑ましく感じられました。
ゆいレールは那覇市街の道路上を複雑に折れ曲がりながら進み、またルートには地形の起伏に合わせた大きなアップダウンがあるので、画像のように、山の上に聳える赤瓦の首里城をバックに走る姿は、まるで長い身をくねらせながら天空を泳ぐ龍のようにも見えます。
※関連バックナンバー
2006年9月 11-7「首里城公園」(J-8 九州・沖縄)
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1974年の市町村合併によって生まれた「沖縄市」という人工的な名称より、いまだに「コザ」という旧市名の方が通りが良いようなのですが、ここは沖縄本島中部に位置する米軍嘉手納基地を有する街で、那覇に次いで県内第二の人口規模を誇る都市です。中央パークアベニューは、街の中心部にある商店街の一つです。
その風景は、眩いばかりに白い街並みと、半球状のドームを連ねたようなアーケードのデザインが印象的です。亜熱帯の地らしく、植栽も豊富です。また、大して幅の広い通りでもないのに、わざわざ駐車スペースが、それも道路に対して並行ではなく斜めに停めるように設けてあって、基地の街だけにやはり車社会である米国の影響を大きく受けているのかなぁ、なんて思いました。
街路空間としてはとても面白く感じられたのですが、沿道はシャッターが閉まった空き店舗がとても多く、全体的に閑散としていました。商店街としてもう少し活気があればソフトとハードのバランスがとれてすごくいいのにな、と残念に思いました。
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地上のバス・ロータリーとペデストリアン・デッキがいくつものエレベータやエスカレータで結ばれた、立体的なバリアフリーの駅前広場の、そのさらに上の高い所をモノレールが走り、JRの駅ビルの中に吸い込まれていくところが、何とも言えず未来チックな風景です。
余談ですが、この北九州高速鉄道のモノレールがJR小倉駅に乗り入れたのは、開業から13年も経過した1998年のことで、それまではJRの駅から400mほども離れた位置が起点とされていました。その間を利用客は歩かざるをえなかったわけですが、これは客足が遠のくことを懸念した地元商店街の反対があったためらしいです。小倉では結局、時間をかけながらもシームレスな乗り継ぎが実現したからよかったようなものの、このような理由で乗り換えが不便となっているケースはあちこちで見られるようです。目先の利益に捉われるあまりに街の衰退を招き、結局は自分たちの首を絞めるということに気付かないのかな・・・などと思ってしまいますが。
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前回(45-4)の「ホートン・プラザ」同様、ジョン・ジャーディ氏の設計による施設で、彼の日本における第1号の作品です。
このショッピング・モールの最大の特徴は、その名のとおり大胆にも施設内部に運河(キャナル)を配し、水辺の遊歩道のような空間を設けたことでしょう。当初は近くを流れる川の水を引き込むという案もあったらしいのですが、日本では法的に認められなかったのだそうです。
建物の外壁には様々な色が用いられ、ボーダー状に塗り分けられていますが、どれもこれまでの日本人の色彩感覚にはなかったような派手な色づかいで、開業時には人々に新鮮な驚きを持って迎えられたことでしょう。また、内部空間の形態には曲線が巧みに用いられ、立体的な迷路に迷い込んだような楽しさが演出されています。日本各地の商業施設開発においてジャーディ氏が盛んに起用されるようになったのは、この「キャナルシティ博多」の色彩と形態の楽しさに魅せられたためと思われますが、その後のどの施設を見ても、「やっぱりここがいちばんいいかな」と思ってしまうのは、気のせいなのでしょうか。
ちなみに、画像はクリスマス商戦期間中に撮ったもので、キャナル空間には、クリスタル(?)でつくられたクリスマス・ツリー等のディスプレイが、建物の隙間から差し込む光や水面に反射する光をさらに反射して、シャンデリアのようにキラキラと輝いていました。ショッピング・モールがいちばん魅力的に見えるのは、この季節なのかもしれませんね。
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北九州市・小倉の中心市街地を流れる川で、市の都市再生政策「北九州市ルネッサンス構想」の「紫川マイタウン・マイリバー整備事業」によって、かつての公害の街のイメージを払拭すべく、橋の架け替えや、親水空間の整備、周辺の再開発等が推進されました。画像手前側には紫江’s(しこうず)と呼ばれるレストラン街と水環境館が造られ、ボードウォークが整備されています。対岸は緑豊かな小倉城庭園と一体的な空間として形成された親水護岸です。水面近くまで降りていくとこのような開放感溢れる川沿いの風景が広がっています。
ところで、対岸に聳える、真っ黒いミラーガラスに覆われた四角い高層ビルは、北九州市役所です。私はこの手の味もそっけもない外観の建築は基本的に好きではないのですが、このように川沿いの樹木の中というロケーションに建っていると、宝石のように黒光りするオブジェのように見えて、その冷たい質感が妙に魅力的に感じられます。
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ネクサス・ワールドの概要については、バックナンバーを見ていただくとして・・・(※)
カラフルに縁取られた壁面がうねうねと波打つ画面左側の棟、およそ集合住宅としては効率が悪そうで、内部の間取りもちょっと想像がつき難い、上部に「天使の輪」を頂いたような画面中央の細長い棟(「塔」?)、クラッシュ・アーモンドがぎっしり詰まったチョコレートの断面のような、石造りの壁面を持った右側の棟、・・・画面に写っているそれぞれ異なったテイストの建物は、信じ難いことにどうやらすべて同一の建築家によるデザインのようです。どれもムダというか、遊び心に溢れていますね。
※関連バックナンバー
2008年8月 58-4「ネクサス・ワールドの駐車場」
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今回は、港の風景です。
この港のある伊江島は、沖縄本島北部の本部半島からわずか10km程の距離に位置しています。本島の本部港からは1日4~8往復のフェリーの便があり30分で着くので、気軽に足を運べる離島です。
この画像は、港に近づいて行くフェリーから撮ったものです。この港のターミナル施設はオレンジ色の屋根瓦をいただいたリゾート・ホテルのような華やかな外観です。まだ比較的新しいこのターミナルの建物、停泊している眩しいくらい真っ白なフェリー、波が全く立たず穏やかで透き通ったブルーの海面、爽やかな青空と白い雲・・・光の加減のせいか、なぜかすべてが造り物のように見えてしまうくらい明るい雰囲気の、南の島の港の風景です。
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