O-1 シンガポール

2007.09.21

36-6 セントーサ島のケーブル・カー(シンガポール)

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今回取り上げたいのは、ウォーターフロントの景観でも、手前でたむろしている少年たちでもありません。何だかスケール感が狂わされてしまいますが、画像の奥の方で電飾のように小さく見えている「ケーブル・カー」が今回の主役です(画像はクリックすると拡大します)。シンガポールのウォーターフロントにある地下鉄の終着駅と島全体がテーマパークのように開発されたセントーサ島を結んでいます。

ちなみにこの乗り物は日本では「ロープウェイ」と呼ばれることが多いと思います。この2つは見た目は全く異なるのですが、同じく山を登り主に観光用に設置されるという、目的は共通する乗り物なので、ちょっと間違いやすいですね・・・。

それはともかく、この乗り物で特筆すべき事項は通過する位置の高さで、水面から最も高い所では91mもあるそうです。というわけでかなりのスリルがあり、画面に見える太い支柱の上部に近付いていくと「ぶつかるんじゃないか」という恐怖が、そして同じく支柱の上を離れる時はあまりの高低差の激しさに「このままフリーフォールのように突き落とされたらどうしよう」という恐怖が味わえます。

廻っているゴンドラの中には、私は乗らなかったのですが、天井や足元も含めて全面ガラス張りのものもあるそうです(別料金)。米国でも、特にラスヴェガス等で顕著ですが、シンガポールのように歴史の浅い観光都市では、観光の目玉を作ろう、作ろうとするあまり、何かと刺激の強いものを導入したがる傾向があるように感じられます。

さりげなく、アジア進出を果たしましたので(笑)、記事の最後にご報告しておきます。

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2007.10.26

38-6 リャン・シア・ストリート(シンガポール)

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レストラン街であるこのリャン・シア・ストリートは、シンガポールの中で取り立てて重要な商店街、というわけではないのですが、この風景を構成している沿道の建物群の建築様式が、シンガポールの典型的なものなので、取り上げてみました。

これらは「ショップ・ハウス」と呼ばれ、おもに中国の南部に見られる建築様式で、その名のとおり1階の玄関付近が店舗で、奥と2階より上が住居となっています。シンガポールでは中国伝統の建築にはない西洋式の窓、レリーフや円柱、マレー風の軒下飾りなどを取り入れ、独自の折衷様式を確立させました。ファサードはヨーロッパのカラフルなタイルで飾られることもあります。一戸単独で建てられることは少なく、数戸が連なってひとつの通りを形成することが多いようです。

シンガポールではどこへ行っても、このような低層で彩り鮮やかなパステル・カラーの街並みを見ることができます。このかわいらしい色彩感覚は南国らしくて、とても魅力的に感じられました。背後の高層ビル群が無彩色のメタリックな感じなので、ショップ・ハウス(風?)のカラフルさがより引き立っていますね。

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2007.11.27

40-8 最高裁判所とシティ・ホール(シンガポール)

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シンガポールの「中心の中心」がどこなのかは、なかなかはっきりと言いにくい面もあるのですが、どうやらシンガポール川が海に注ぐ場所あたりと考えるのが自然なようです。シンガポールのシンボルであるマーライオンがあるのも、近代シンガポールの創始者であるラッフルズ卿が上陸したのもこの辺で、「シティ・ホール」と呼ばれる画像のエリアも至近です。

今回の主役は、奥の高層ビル群ではなく、ギリシャ神殿風の列柱を持つ手前の重厚な建物群で、画面左側が最高裁判所で、右側がシティ・ホールです。2つの建物はクリケットやラグビーが行われる「パダン」という芝生のグラウンドの外周に面しています。どこへ行っても人でいっぱいのシンガポールにあって、一帯はかなり閑静で、緑が爽やかな、落ち着ける、まさに「ガーデン・シティ」の中心にふさわしいエリアです。

マレー、中国、インド・・・シンガポールは様々な文化の要素を感じることのできる多民族国家ですが、このシティ・ホール周辺はシンガポールで、いやアジアで最もアジアらしからぬ、ヨーロッパの面影を色濃く残す都市空間と言えるのかもしれません。

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2007.12.14

41-7 ヴィヴォ・シティ(シンガポール)

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セントーサ島を望むシンガポールのウォーターフロントに今年オープンしたばかりの大型商業施設です。以前の記事(※)の画像はここから撮影したものです。日本人建築家伊東豊雄氏による曲線を多く用いたデザインは、上層階に向かってセット・バックしていく様子が棚田のようです。屋上にはウォーター・ガーデンと呼ばれる浅いプールが広がっていて、子どもたちが水遊びを楽しめるようになっています。

このアングルから見える範囲では、屋上設備を囲っている白いネット状のカバーに、何か生物的なおどろおどろしさを感じます。まったく関係ないですが、背後に見える港のクレーン群がキリンの群れのように見えるのもユーモラスですね。

※関連バックナンバー
 2007年9月 36-6「セントーサ島のケーブル・カー」

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2008.03.30

48-8 シンガポール川(シンガポール)

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シンガポールに川の街というイメージはあまりないかもしれませんが、街の中心を流れるシンガポール川の存在感は割と大きく感じられました。対岸は「ボート・キー」と呼ばれるレストラン街で、瓦の色(オレンジ)と角度が揃った低層の建物群のなだらかなスカイラインが山並みのように見えて魅力的です。川岸に並ぶ色とりどりのテントの下はレストランのテラス席となっていて、涼しい川風に吹かれ、美しい夜景を見ながら食事が楽しめます。

ここの夜景は遠くから見ると、オフィス街の摩天楼を背景として、足元の蛇行する川沿いには様々な色の明かりが宝石のように輝いています。私がシンガポールに行ってみたい、と思うようになったのは、実はカレンダーの写真に載っていたここの夜景に魅せられたのがきっかけでした。

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2008.04.04

49-2 スカイ・タワー(シンガポール)

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スカイ・タワーは、シンガポール南部の、ビーチや様々なアミューズメント施設が立地するリゾート・アイランド、セントーサ島にある高さ110mの展望タワーで、円盤状のキャビンが回転しながら上昇・下降する仕組みになっています。日本で言うと、横浜八景島シーパラダイス(※)にも同様の展望施設があります。(考えてみれば、人工海浜、水族館、遊園地等があり、島全体がリゾートとして開発されている点が、セントーサ島と八景島はよく似ています。)

セントーサ島の南側には、やや傾斜の急な人工ビーチがラグーンを掘り込むように造られていて(画像手前側)、ラグーンの沖には、パーム・ツリーの植わった人工島が、まるで防波堤のように設けられ、ラグーンに蓋をかけています。ビーチで海水浴を楽しむ人たちにとっては、人工島が目隠しとなって外海が見えず、あまり開放的な雰囲気ではありません。

では、この人工島はなぜ造られたのか? ・・・その答は画像からわかるとおり、シンガポール海峡を行き交う無数の船舶の群れと、対岸の島の工業地帯の煙突群が丸見えとなり、リゾート・ムードが台無しだからという訳でしょう。・・・シンガポールの繁栄は、この海峡が太平洋とインド洋を結ぶ重要な海上交通ルートになっているからこそのものなんですけどね。

セントーサ島の植栽計画をはじめとするランドスケープは、一見すごく美しいのですが、何だかテーマ・パークのような、不自然で人工的な感じも漂います。前述の人工島のような「外部の世界を見せない」という発想も、もしかしたらディズニーランド等、テーマ・パークの空間づくりからヒントを得ているのかもしれませんね。

※関連バックナンバー
 2007年5月 28-3「横浜八景島シーパラダイス」(J-3.2 神奈川)
 2007年9月 36-6「セントーサ島のケーブル・カー」

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2008.05.20

52-1 マーライオン・パーク(シンガポール)

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「世界三大がっかり」の一つらしいのですが、私は期待しないで見に行ったせいか、それほどがっかりはしませんでした。2002年に現在の場所に移転してきたらしいです。以前はどのような場所に建っていたのか、私は知りませんが、今の場所は外海に近く、見晴らしのいいウォーター・フロントにあるので、彼(彼女?)もさぞ喜んでいるのではないでしょうか。
がっかりしようが、何だろうが、シンガポールに来たからには、是非ここを訪れるべきでしょう。シンガポールのシンボルですから、とりあえずこれを拝んでおかないと来た気がしないのではないかと思います。そして、そんな場所に来たら、像をバックに記念写真を撮って「アリバイ工作」に励むのが「お約束」でしょう。そんな需要を満たすために、わざわざ記念撮影用の桟橋を整備したところが、いかにもサーヴィス精神旺盛なシンガポールらしいやり方だな、と思います。

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2008.06.08

53-4 シロソ・ビーチのサイン(シンガポール)

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シンガポールのリゾート地にあるビーチの名前を示す、ロサンゼルスにおける"HOLLYWOOD"サインのようなランドマークであり、パブリック・アートでもあり、記念撮影スポットとしても適しています。
それぞれの文字は虹のように塗り分けられ(6色ですが)、互いにじゃれ合っているようにも見え、ビーチ・リゾートの明るく楽しい雰囲気づくりに一役買っています。

※関連バックナンバー
 2008年4月 49-2「スカイ・タワー」

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2008.06.25

54-5 カヴェナ橋(シンガポール)

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まず、川の対岸に建つ、重厚感のある白亜の壮麗な建物ですが、これはシンガポールでも指折りの超高級ホテル「フラートン」で、かつては中央郵便局として利用されていたものだそうです。
そして、歩行者専用の橋であるこの橋は、シンガポールで最も古い橋らしいです。構造体の装飾が繊細かつ華麗な感じで、付近のゴージャスな香り漂う風景によく調和しています。


※関連バックナンバー
 2008年3月 48-8「シンガポール川」

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2008.08.06

57-4 クラーク・キー(シンガポール)

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シンガポール川(※)沿いの倉庫街を再開発して造られたナイト・スポットで、水面にせり出すようにテラス席の設けられたレストランやライヴ・ハウス、逆バンジーがあったりして、遅くまで大勢の人で賑わっています。夜のアーケードは照明が美しく、画像のとおり多くのワゴンが出ていたり、噴水等の楽しいしかけも設けられています。透明な屋根の膜や通風孔等がちょっと生き物っぽい形をしているのがユーモラスです。

前回(57-3)のラスヴェガスに引き続いて今回ここを取り上げてみたのは、華やかかつ、全体として万人受けするような健全な空間の造り方に、ストリップ地区のテーマ・ホテル群やアミューズメント施設とちょっと同じにおいを感じたからです。夜の歓楽街としてはお行儀が良過ぎて、ちょっと刺激が足りないような感じもしますが。

※関連バックナンバー
2003
年3月 48-8「シンガポール川」

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2008.10.14

61-7 シロソ・ビーチ(シンガポール)

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島じゅうにパーム・ツリーが美しく植栽された、シンガポールのアーバン・リゾートです。画像の場所はピクニック等ができる休憩スポットになっているのでしょうか。ベンチやごみ箱などに交じり、画面左側におもちゃのような色と形のバスがオブジェのように置かれていて、それが画面を楽しげなものにしているショットです。

※関連バックナンバー
 2008年6月 53-4「シロソ・ビーチのサイン」
 
2008年4月 49-2「スカイ・タワー」

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2008.12.28

66-8 オーチャード・ロードのバス停(シンガポール)

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東京で言えば銀座のような、シンガポール随一のショッピング・ストリートがオーチャード・ロードです。いや、植物園の中のような緑豊かな環境は、銀座と言うよりは表参道に近いでしょうか。そんな熱帯の木々を背景に、バス停の上屋をいっぱいに使って色鮮やかなショッピング・バッグを賑やかに並べた、南国らしく、とても華やかで楽しいディスプレイのある風景です。「マレーシアで買い物すれば、何でもお得!」といったコピーが書かれているので、どうやら隣国・マレーシアによる観光キャンペーンの広告のようですね。

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2009.01.04

67-2 川に飛び込む子供達(シンガポール)

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以前に取り上げたカヴェナ橋(※)の近くで見ることができます。

構造的にはいちばん下の子供は、よく見るとその上の子供のほんのわずかな爪先にぶら下がっている状態なのですが、ほんとうに宙に浮いていて、今にも川に落ちていきそうな、そんなリアルな臨場感のある、だまし絵のようなアートです。目にすると思わず微笑んでしまいます。

※関連バックナンバー
2008
年6月 54-5「カヴェナ橋」
2008
年3月 48-8「シンガポール川」(O-1 シンガポール)

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2009.02.04

69-2 オーチャード・ロードのセブンイレブン(シンガポール)

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日本でもお馴染みのセブンイレブンの看板・・・と思いきや、その下にあるのは、客が中に入ることもできないくらい小さな、駅の売店ほどの規模の店舗でした。この近くには似たようなスタイルの、マクドナルドのスタンドもありました。

ところで、ここオーチャード・ロード付近には、50m歩くごとに1軒あるんじゃないかと思うくらいセブンイレブンがやたらと高密度に立地しています。そして、その1つ1つがとにかく狭い! 日本の平均的な店舗の1/8くらいの大きさでしょうか? コンビニエンス・ストアというものの概念が覆されそうな、ちょっとしたカルチャー・ショックを受けます。

※関連バックナンバー
2008
12月 66-8「オーチャード・ロードのバス停」

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2009.02.12

69-6 チャイナ・タウンの屋台(シンガポール)

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伝統的に夫婦共稼ぎが多く、朝・昼・晩の三食を家庭ではなく外で取る人々が多かったシンガポールでは、かつて街じゅうに食べ物の屋台が見られたそうですが、政府は衛生上の理由からそれらを追放し、今そのほとんどは「ホーカーズ」と呼ばれる屋内のフード・コートに姿を変えています。

ですが、屋台文化が大きな観光資源となっていたことに気づいた政府は、ここチャイナ・タウン等一部の地区においては規制を緩和し、このような屋台街を容認するよう方針を転換しています。

それにしても、通りがまるっきりオープン・エアの食堂に化けてしまっているというのは壮観ですね。沿道のショップ・ハウス(※)風の建物群のファサードや、ネオン・サイン等の雰囲気も魅力的です。

※関連バックナンバー
2007
10月 38-6「リャン・シア・ストリート」(O-1 シンガポール)

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2009.03.02

71-1 スコッツ・ロード(シンガポール)

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シンガポールで最も華やかなショッピング・エリアは、地下鉄「オーチャード・ロード」駅周辺です。その駅の上あたりでオーチャード・ロード(※)と交わるもう1本の大通りがこの「スコッツ・ロード」で、沿道にはショッピング・センターや高級ホテルが建ち並んでいます。東京で言うところの渋谷駅のハチ公口と同じくらい広告効果が高い場所だからなのでしょうか、バス停の上屋に氷山(?)を象った7up(清涼飲料)の広告がディスプレイされているなど、華やいだ雰囲気に溢れています(※是非バックナンバーもご覧ください)。

このショッピング・エリアのメイン・ストリートの風景が、いかにも熱帯に位置する「ガーデン・シティ」と呼ばれるシンガポールらしいと思うのは、街路全体が、背が高く緑量の多い並木に覆われていることで、まるで熱帯植物園の中に造った繁華街、といった感覚が味わえます。

※関連バックナンバー
2009
年2月 69-2「オーチャード・ロードのセブンイレブン」
2008
12月 66-8「オーチャード・ロードのバス停」

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