83-24 シティ・オブ・ドリームス(マカオ)
「シティ・オブ・ドリームスは」カジノ、ホテル、劇場等のエンターテインメント施設からなる巨大なコンプレックスです。当サイトでは、公共性の低い施設の屋内空間はなるべく取り上げないようにしているのですが、この「ブルバード」と呼ばれるショッピング・モールの不規則に波打つ天井や壁、煌びやかな照明とゴージャスなカーペットが魅力的だったのでご紹介してみました。
マカオは他と比べると妙に質屋、両替商、そして宝飾店、時計店が多い街です。それはおそらくカジノが主産業となっていることと大きく関係していて、つまり質屋や両替商はギャンブルの軍資金を稼ぐために、逆に宝飾店、時計店はギャンブルで勝ったお金を使うための捌け口として機能しているのでしょう。だから、このように高級そうなショッピング・モールがいくつも有っても成り立つというわけです。
この「シティ・オブ・ドリームス」についてもう一つ特筆すべきなのは、マカオの空港、各フェリー・ターミナル、中国との国境、そしてマカオ半島中心部等、各方面とを結ぶ無料シャトル・バスのための専用ターミナルを備えており、しかもそれらは宿泊客でない一般の人間でも気軽に利用できるということです。それだけのコストをかけてでもカジノへの集客を図りたいということでしょう。そしてそれに見合った収益もちゃんと得られているのでしょう。
香港を11回、マカオを24回の長きに渡ってご紹介してきた当シリーズも今回で終了です。全部読んでくださった方、おつかれさまでした(記事を投稿してきた自分にも言ってあげたいです…)。そして、ありがとうございました。またいつかお会いできる日を楽しみにしております。それでは。
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